ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2013/09/07〜08) D
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> ■
ノリクラの紅葉の概要 − 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
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昨年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) F |
今週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。部分的にウラジロナナカマドの緑の色合いが薄くなってきている様子があります。昨年よりも色合いの変化が若干少ない(遅い)状況ですが、その差はわずかです。
ウラジロナナカマド(大雪渓入口) 現時点では葉の状態はよい |
大雪渓一帯の紅葉はウラジロナナカマドが中心です。葉の状態が萎れかけたりすると、紅葉は期待できませんが、現時点では葉の状態は良好です。
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昨年の大雪渓付近 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) F |
今週の大雪渓付近 昨年よりも色付きの進み具合が遅い |
この箇所では明らかに今年のほうが進み具合が遅いことがわかります。
見頃は例年9月中下旬 − 今後は霜枯れが心配 |
見頃まであと2週間ほど掛かるかと思います。それまでの間に霜枯れや葉の縮れなどの現象がないことを祈るしかありません。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
位ヶ原 − 宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリアも、大雪渓と同じような状況でほとんど進んでいません。
ウラジロナナカマド(富士見沢) − 若干色付き始めたものがある |
それでも中には若干色付き始めたものが見られるようになっています。
頭上を掠めるように飛び回る鳥 |
秋になると大雪渓エリアの上空を俊敏に飛び回る鳥が、頭上を掠めて行く様子をご覧になった経験はありませんか?
ホシガラス − ハイマツのマツボックリを懸命に集める |
ハトよりも一回り小さいくらいの鳥はホシガラス(星鴉)。胸あたりの模様が星をちりばめたように見えるところからこのように命名されています。この時期は、ハイマツの実(マツボックリ)を集めることに夢中です。よく観察していると、口にマツボックリをくわえている様子を見つけることができるはずです。
また、こちらのホシガラスはくちばしの下辺りの頬袋が大きく膨らんでいますから、マツボックリから取り出した実を溜め込んでいるのかもしれませんね。この実を雪の積もらない岩陰などに蓄え、冬場の貴重な食料にしています。
標高2500メートル前後の位ヶ原の車道沿いの様子をお伝えします。
ダケカンバ(位ヶ原) − 部分的な色付き |
この付近の紅葉はウラジロナナカマドとダケカンバの2種類だけです。こちらはダケカンバ、部分的に色付きが見られるようになって来ました。ただ、一部で枯れているものもあって、少し気がかりです。
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昨年のウラジロナナカマド(位ヶ原) 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) F |
今週のウラジロナナカマド(位ヶ原) 昨年よりも若干遅い 葉の状態は良好 |
こちらのウラジロナナカマドは昨年と比べると、少し進捗が遅いように見られますが、葉の状態は昨年よりも良好です。
位ヶ原お花畑 − 変化はありません |
先ほどの場所から少し下って7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。手前のウラジロナナカマドには、色合いの変化はまだありません。
ダケカンバ(位ヶ原お花畑) − 一部変化 |
奥にあるダケカンバは、ご覧のように若干変化があります。こちらに関しては昨年よりもやや早い状態です。
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昨年のツアーコース入口(11号カーブ) 2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2012/09/08〜09) F |
今週のツアーコース入口(11号カーブ) 昨年よりも明らかに遅い |
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昨年のツアーコース入口(11号カーブ) 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) F |
今週のツアーコース入口(11号カーブ) 昨年よりも明らかに遅い |
さらに下って、ツアーコース入口付近の11号カーブ。こちらは昨年よりも明らかに遅い状態が見られます。
見頃が遅くなるとは断定できない |
昨年の同時期の進捗状況は、例年よりもやや遅い状態でした。また、11号カーブ付近でほぼピークの色合いを見せた年もありました。現時点では紅葉の始まりが例年より遅い状態ですが、今後の気温等の推移で大きく変化するため、見頃の時期が遅れるとは断定できません。(→ Next)
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