ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2013/09/21〜22) B
【雪渓下部 T】
それではここから雪渓下部の様子をお伝えします。
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先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B |
今週の大雪渓入口 まだ積雪があります |
昨年は2週間前の段階で積雪がなくなっております。今週はご覧のとおり、積雪はまだ確認できます。
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先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B |
今週の大雪渓入口 昨年より3週間遅い雪解け |
こちらは雪渓下端部分から車道方面を見たところ。雪渓下端から車道までの距離は78メートルで、先週からの変化はあまりありません。昨年より3週間遅い雪解けです。
スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド | 実がようやく赤くなる |
スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマドは、ようやく赤くなり始めました。昨年より1週間遅い状況です。
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昨年のウラジロナナカマド 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) B |
今週のウラジロナナカマド 昨年より色付きがやや遅い |
左は昨年のウラジロナナカマド、右は今週のものです。実が赤くなるのも遅ければ、紅葉も遅い状況が見られます。
雪渓下部 − 長さ8メートル×横幅12メートル、先週の3分の1 |
雪渓下部の大きさは長さ8メートル×横幅12メートル。長さ・横幅共に先週の約3分の1程度となっています。全体の大きさから見ると、昨年より週間以上遅い雪解けです。
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先週の上端部分 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B |
今週の上端部分 |
ただ、上端の位置はそれほど大きく変化していない様子が見られ、全体的な積雪は上端のほうが厚みがあるようです。
次週末には積雪がほぼなくなると予測 |
今後の天候・気候にも左右されますが、おそらく、次週末には積雪がほぼなくなることと思います。
【雪渓下部 U】
石碑の岩 |
モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。周辺の雪解けは完全に終り、変化の乏しい状況となってきました。
チングルマ − 綿毛が飛び散る |
いつもお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週まで1ヶ月にわたって綿毛状態が続きましたが、今週は完全に飛び散ってなくなりました。
チングルマの紅葉が始まる |
それと同時に、葉が少しずつ赤くなっている様子も現れてきました。ウラジロナナカマドやダケカンバといった代表的な紅葉は間違いなくすばらしいものですが、チングルマやミヤマキンバイといった高山植物の紅葉もなかなか見事な色合いを見せてくれます。
畳平のお花畑では、これらを「草紅葉」といって、秋色をかもし出しています。
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昨年の石碑の岩の下部 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B |
今週の石碑の岩の下部 色付きが若干早い |
石碑の岩の下部から見られる大雪渓周辺・位ヶ原。昨年と比べると、若干、紅葉が早いように見られます。ただ、ほとんど僅差といったところで、大雪渓エリア全体としては、昨年よりもやや遅い状況かと思います。
雪渓上部下端 |
石碑の岩の東側にあるスキーヤー専用道を進むと、雪渓上部の下端に達します。
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先週の雪渓上部下端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B |
今週の雪渓上部下端 先週より7メートル上昇 |
下端の位置は先週より7メートルしか上昇していません。これまで10メートル以上の上昇が続いていましたので、この1週間は雪解けが少ない状況が見られます。
昨年同時期より4週間遅い雪渓上部下端 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C ↓ |
先週の雪渓上部下端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B ↓ |
今週の雪渓上部下端 |
左上は昨年同時期より1ヶ月早い時期のもの、右上は先週の様子。各画像の画角が若干異なっておりますので、積雪の大きさが異なっていますが、全体的にかなり縦長になり、昨年よりも1ヶ月近く雪解けが遅い様子が見られます。
昨年同時期より4週間遅い雪渓上部下端 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C ↓ |
先週の雪渓上部下端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) B ↓ |
今週の雪渓上部下端 − 昨年より3〜4週間遅い雪解け |
右に写る大岩付近の積雪を見ると、先週からの雪解けは高さ50〜70センチで、昨年と比べると3週間から1ヶ月ほど遅い雪解け状況です。おそらく、大雪渓エリア全体の中でもっとも雪解けの遅い箇所と言えます。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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