ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2013/09/21〜22) E
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★色付きが始まりました(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> ■
ノリクラの紅葉の概要 − 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
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昨年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D ↓ |
先週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2013/09/14〜15) E ↓ |
今週の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 昨年よりやや早い、例年と同じかやや遅い |
こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。先週と比べて色付きがはっきりとしてきました。先週の段階では昨年よりやや遅い状況でしたが、今週は昨年よりもやや早い状況。それでも、例年と比べると同じくらいかやや遅い状況です。
大雪渓全景 | 雪渓上部左側より |
大雪渓エリア全体を見ると、色付いている部分は一部に限定されていて、例年よりやや遅い状況です。
昨年の大雪渓全景 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D |
昨年の雪渓上部左側 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D |
2009年の大雪渓全景 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E |
2009年の雪渓上部左側 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E |
=今週は昨年よりやや早く、例年よりもやや遅い= |
上段は昨年同時期のもの、下段は近年まれに見る紅葉を見せてくれた2009年同時期のもの。昨年は例年よりも遅く、2009年は例年よりもやや早い推移でした。このことからも、今週は昨年よりもやや早いものの、例年よりも遅いことがわかります。
昨年の大雪渓付近 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D ↓ |
昨年の大雪渓付近 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D ↓ |
今週の大雪渓付近 17日(火)の初霜の影響が散見 |
9月17日(火)に畳平鶴ヶ池で初氷・初霜が観測され、大雪渓一帯にも霜が降りたものと思います。大雪渓・位ヶ原など上部エリアの紅葉にとって霜は大敵、ウラジロナナカマドの葉に霜が降りるとほぼ完全にしおれ、次第に枯れて行きます。
残念ながら、大雪渓周辺のウラジロナナカマドに霜枯れの影響が一部で見られ、今後の紅葉の推移が気がかりな点です。
霜の影響のなかった箇所は綺麗に発色 |
17日(火)の初霜が降りた段階である程度色付いていたウラジロナナカマドは、霜の影響で大半が枯れてしまいました。また、霜の影響を受けなかったものはご覧のようにきれいな色合いを発色させる様子が見られます。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)
T】
★色付きが始まりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
位ヶ原 − 宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。この付近は大雪渓と同様のウラジロナナカマドの赤に加えて、ダケカンバの黄色があって、この二つが紅葉の主役となります。
ダケカンバ −色付き始める |
ダケカンバが黄色く色付き始めました。
昨年の位ヶ原 宝徳霊神バス停付近 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D |
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2009年の位ヶ原 宝徳霊神バス停付近 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E |
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=今週の状況は昨年よりもやや遅いものの、ほぼ例年並み= |
上段は昨年のもの、下段は紅葉の当たり年となった2009年同時期のもの。2009年は例年よりやや早い状態でしたから、昨年よりもやや遅いものの、ほぼ例年並みみの状況です。
こちらは富士見沢の様子。
昨年の富士見沢 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2012/09/22〜23) D |
2009年の富士見沢 2009ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) E |
昨年、及び、2009年の両者よりも紅葉が遅いことがわかります。
富士見沢のウラジロナナカマド − 霜枯れが若干見られる |
富士見沢でも、初霜の影響があったようで、初霜が降りた段階で紅葉が進み始めていたものは、ほとんどが葉を落としています。初霜の段階で青葉だったウラジロナナカマドがまだまだ残っていますので、今後はそれらのウラジロナナカマドの変化を見て行きたいと思います。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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