ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2013/10/19〜20) A
【観光センターから大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜大雪渓)】
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三本滝ゲート − この先マイカー規制 |
観光センターから7km先にある三本滝ゲート。ここからマイカー規制が始まります。
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今日は乗鞍スカイライン通行止 − 大型車は要注意! |
今年はそれほど寒い日が多くありませんが、毎日、朝7時から夕方6時までゲート管理の仕事が続きます。
画像に写るセンターライン上に「乗鞍スカイライン通行止」という看板がありますが、今回のように長野県側の県道乗鞍岳線が通行可能で、岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行止めの場合は、ご覧の看板が設置されます。
タクシーや自転車の場合はこの標識はそれほど大きな意味を持ちませんが、マイクロバス以上の大型車両の場合はこの標識には注意が必要です。
乗鞍スカイラインが通行止めの場合は、畳平に進入することができず、乗鞍スカイラインと交差する数百メートル手前の県境ゲートが閉鎖されます。県境ゲート付近は大型車両同士のすれ違いが困難なほどの狭い場所で、この場所で長さ10メートル以上の大型バスが転回することが物理的に困難です。(道幅が10メートル未満ですから転回は絶対にできません)
この場合は、三本滝ゲートから約11km先の大雪渓駐車場で必ず転回してください。
もし、そのまま県境まで進んだ場合は、県境から大雪渓駐車場までの約1.5kmをバックで後ずさりするハメになります...
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かもしかゲレンデ − ウインターシーズン前の除草作業 |
さて、かもしかゲレンデを良く見ると草木が綺麗に刈り取られている様子があります。ウインターシーズンを迎える前に除草作業が行われました。
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かもしかゲレンデ(上段) |
こちらはその上の段のかもしかゲレンデ。よく見るとこちらは草刈がされていません。この先は急斜面で岩場が多いため、先ほどのような機械を使用することができず、草刈機を使った手作業で行われます。
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乗鞍高原に雲海が垂れ込める |
今日は見事な雲海。乗鞍高原に小雨を降らせていた雲はこの雲海でした。通常、雲海が見られるのはもう少し高いところまで登らなければなりませんが、今日は低く垂れ込めた雲のおかげで、標高1900メートル付近からでもご覧のような綺麗な雲海を眺めることができました。
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さらに上部ではダイナミックな雲海のうねり |
さらに登ると、紅葉はすでに終わっていて、見るべきものがほとんどない状況になります。しかし、右のように近隣の山々に流れるように浮かぶ雲海はまるで生き物のような趣さえ感じさせてくれます。
かもしかゲレンデから見られた山あいに溜まりこむ雲海も風情があってよいものの、ご覧のような高所の雲海はダイナミックさが一味違います。
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そして、こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。
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山頂付近は積雪 |
周辺の山々には周期的に雲がかかって、その雲が一様な流れ方ではなく、時には急激に下降する様子もあって、天候の安定しない様子が見られます。雲行きが全く定まらない中、ぱっと雲が抜ける瞬間もあり、雲間から見る摩利支天岳方面はうっすらと雪化粧が見られます。おそらく、今朝の降雪によるものだと考えられます。
まだ、この時期は降雪があっても根雪になる確率は低く、雪の次には雨という場合もあって、数日で積雪は消滅してしまいます。
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ツアーコース入口、11号カーブ |
位ヶ原山荘から約1.5km先のツアーコース入口の11号カーブは、摩利支天岳と剣ヶ峰が並んで見られるビューポイントです。すでに紅葉は終わっていますが、紅葉のビューポイントとしてもよく知られた場所です。
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ハイマツの臨床には積雪が残る |
路面はすでに乾き始めていて、今朝の降雪の影響は全くありません。しかし、周囲には岩陰やハイマツの林床にはしっかりと積雪が残っている様子が見られるようになって来ました。
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今日も秋のヒルクライム! |
気温は3℃まで低下して、かなりの寒さを感じるようになって来ました。朝一番でヒルクライムに出発されたこちらの方。いつもは大きなカメラを携えてのヒルクライムですが、紅葉はすっかり終わってしまいましたので、今日はコンパクトカメラにされたとか...
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今シーズンのノリクラ通いも今日が最後! |
今シーズンも足しげくノリクラに通いました。今日で今シーズンは終了とのこと...おそらく、来年はシーズン初めの5月・6月の乗鞍スカイラインでお会いすることでしょう。来年も今年となんら変わりなく再会できることを楽しみにしております。
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あらゆるものが凍りつく − 季節は冬へ |
大雪渓付近までやってくると色々なものが凍り付いています。季節はもう冬に突入しています。
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シャトルバス運休でもタクシーは利用可能 − 「いいですねぇ〜誰もいない雰囲気を楽しむことができて...」 |
乗鞍スカイラインが通行止めのため、シャトルバスが運休となっていることから、大雪渓付近までやってくるにはタクシーを利用するしか方法はありません。しかし、逆に考えれば、誰もいないノリクラを独り占めできるというわけです。
タクシーの運転手さんも「いいですねぇ〜誰もいない雰囲気を楽しむことができて...」残雪の残る初冬の光景をしきりにカメラに収めるお客さんも大満足の様子でした。
【雪渓下部】
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それではここから雪渓下部の様子をお伝えします。
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先週の雪渓下部 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2013/10/12〜13) B |
今週の雪渓下部 |
雪渓下部はすでに積雪がなくなっていますので、先週と今週を比べてもなんら変わりはありません。16日から17日の新雪が所々に残っています。
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スキーヤー専用道 − 新雪がかなり残る |
こちらは大雪渓入口から雪渓上部に向かうためのスキーヤー専用道。ご覧のようにかなり新雪が残っています。おそらく降ったばかりの頃はほぼ真っ白な状態だったと考えられます。
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石碑の岩 |
モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。周辺の雪解けは完全に終り、変化の乏しい状況となってきました。
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チングルマ − まだ紅葉の雰囲気が残っている |
いつもお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週は真紅の見事な紅葉を見せてくれました。今週もその色合いが幾分残っています。昨年は完全に枯れ姿になってしまいましたので、少し進捗が遅くなっています。
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クロマメノキ − 真紅の色合い |
しかし、よく見てみると周りには紅葉している高山植物があちらこちらで見つけることができます。こちらはクロマメノキ。綺麗な色合いの状態です。さらに観察すると「クロマメ...」なのに、ピンクの実ができています。毎年、黒い実ができる個体ですが、今年はどういうわけかピンク(白い)実がかなり見られます。しっかり成熟できなかったのかもしれません。
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大雪渓は上部に向かうにしたがって新雪が多くなる |
大雪渓入口付近ではそれほど多くなかった積雪も、上部に向かうにしたがって岩の隙間にかなり残っている様子が見られるようになって来ました。この付近が完全に根雪になるのは、あと1ヶ月程度は必要かと考えられます。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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