ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
番外編<真冬のノリクラサミット>
(2013/12/21〜22) A
【ツアーコース入口、ここからが本番】
あらっ!もうはじめちゃったの?? |
早速、ツアーコースを登るための準備に取り掛かるところですが、その前に「水分補給」されている様子...とにかくザックの荷物を一つでも減らしたいという気持ちは理解できますが、ちょっと早すぎるような気がしますね...(笑)
もっとも、昨年のノリクラサミットは出発前からレストハウスで「始めてしまった事情」がありました。(→2013ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版 番外編(2012/12/22〜23) @ 【集合時間になってもメンバーが来ない...】)
一年たってもその余韻が脳裏から呼び起こされるよう模様。この先、位ヶ原山荘までザックの荷物が徐々に減らなければ良いんですが...(心配)
シールの装着 | ビーコンチェック |
さて、そんな冗談はさておいて、シールを装着したり、ビーコンの動作チェックを行うなどの準備を始めます。ビーコンはスイッチの入れ忘れが多いと思います。機種によっては装着すると自動的にスイッチが入るものもありますが、装着と同時にスイッチを投入する癖をつけるようにしたいものです。
アイゼンの準備も忘れずに |
話が少し前後しますが、こちらは出発前の駐車場での準備風景。アイゼンのフィッティング調整です。どんなに柔らかな新雪が降り積もっていても、森林限界以上の場所では、アイゼンが必要なアイスバーンが広がっていることを想定しなければなりません。
森林限界以下でも、雨の降った翌日などは、かなり広範囲でアイスバーンになっていることも珍しくありません。
それでは全員の準備が整ったことを確認して出発します。
いよいよ出発 − この先は管理区域外、すべては各自でコントロール |
ここからはスキー場の管理区域外。バックカントリーの世界です。装備や行動の責任はすべて各自でコントロールしなければなりません。
【入口急斜面、グルーミングされたきれいなバーン】
ツアーコース入口急斜面へ |
かもしかペアリフト終点から始まる標高2000メートルのツアーコース入口から、県道乗鞍岳線11号カーブのある標高2500メートルのツアーコース位ヶ原急斜面出口までの道のりは約1.9km。
大した距離ではなさそうに感じますが、同じ距離を車道で向かうとその何倍もの距離を行かなければなりません。実際に県道乗鞍岳線で三本滝ゲートからツアーコース位ヶ原急斜面出口までは、9.5kmにも及んでいます。
ツアーコース 概要地図 【拡大(Click)】 |
こちらはツアーコースの概要地図です。必要に応じて参照してください。
新雪40〜60センチ | 雪不足の12月上旬とは別世界 |
とにかく、ここ1週間はずーっと雪が降り続いていましたので、「ブッシュ」やら「藪漕ぎ」と騒いでいた12月上旬までの状況とは、別世界に様変わりしています。
昨年のツアーコース入口急斜面 2013ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版 番外編(2012/12/22〜23) A ↓ |
先週のツアーコース入口急斜面 (2013/12/14) ↓ |
今週のツアーコース入口急斜面 ほぼ昨年並みの積雪状態 |
左上は昨年同時期の入口急斜面、右上は先週の入口急斜面、下段は今回の入口急斜面の様子です。先週の段階ですでに昨年に近い状態になりましたが、今週はさらにブッシュが隠れて、ほぼ昨年と同じ積雪状態となりました。
お昼近くになっても柔らかな新雪 |
すでにお昼近くになっていますが、新雪は柔らかな状態を保っています。また、先行者が作ってくれたトレース跡は膝付近まで深いもので、朝一番で登っていった方はラッセルに苦労されたことと思います。
入口急斜面は登行も下山滑走も問題ないコンディションになってきた |
今後さらに積雪量が増加しますが、入口急斜面を含めてツアーコースの全区間において、登行・下山滑走には問題のないコンディションにようやく仕上がったといってよいでしょう。
■ Next>> Page3 【ツアーコースをさらに進みます】 ■
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|