ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2014/08/09〜11) C
【雪渓上部】
雪渓上部全景 |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。
昨年の雪渓上部右側 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2013/08/10〜11) D ↓ |
先週の雪渓上部右側 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2014/08/02〜03) C ↓ |
今週の雪渓上部右側 |
雪渓上部は中央部分で上部から尾根が延びてきて、バーンは左右に分離してくるようになります。こちらの画像は雪渓上部右側で中斜面が続くため、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。濃霧のため、雪渓の右端しか確認できません。
昨年同時期の2週間後の雪渓上部右側 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2013/08/24〜25) D |
こちらは昨年同時期の2週間後の画像ですが、雪渓の右端部分がほぼ同じ位置にあります。このことから、今週は昨年より2週間早い雪解けということがわかります。先週は昨年とほぼ同じ状況でしたから、今週は雪解けスピードが速まっているようです。
昨年の鉄塔土台 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2013/08/10〜11) D ↓ |
先週の鉄塔土台 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2014/08/02〜03) C ↓ |
今週の鉄塔土台 |
雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。雪渓の右端は鉄塔土台からかなり離れてしまい、この1週間でかなり雪解けが進んでいることがわかります。
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昨年同時期の1週間後の鉄塔土台 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2013/08/14〜17) D |
こちらは昨年同時期の1週間後の画像。雪渓の位置がほぼ同じで、昨年より1週間早い雪解けということがわかります。
全身びしょ濡れ... | 「早く温泉に入りたい!」 |
さて、鉄塔土台でブーツを脱いで下山の準備を始めるのは、夏休みを利用してスキー合宿にやってきたグループ。履き替えるスニーカーも雨に濡れてしまいすでにぐちゃぐちゃ...「早く温泉に入りたい!」と、おっしゃる中にも苦痛そうな表情はなく、こんなコンディションでも楽しそうな雰囲気でした。
午前中で中止 |
連日のトレーニングの場合スキー板などを置いたまま下山される方もいらっしゃいますが、一晩風雨にさらされると、エッジは真っ赤にさびてしまいます。また、翌日が通行止めで道具を取りに来ることすら出来ない状況も考えられますので、出来る限り、毎日もって帰ったほうがよいと考えられます。
雪渓上部右側上端 |
そして、雪渓上部右側の上端部分。視界は10〜20メートルほどしかなく、雪解け状況すらはっきりわからないほどです。
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先週の雪渓上部右側上端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2014/08/02〜03) C |
先週の上端と同じ位置の今週の状況 |
先週の画像のちょうど雪渓上端部分と今週の場所を把握します。同じような岩場ばかりですからわかりにくいところです。
今週の上端は先週よりも10メートル下方に | 雪渓入口まで497メートル |
そして、今週の上端位置が左の画像。先週の上端部分の岩場(右上の画像)からここまではちょうど10メートルの距離があります。そのため、雪渓上端から雪渓入口までの距離は先週の距離から10メートル引いて497メートルと算出されます。
ただ、雪渓上部から雪渓下部への滑り込みができなくなりましたので、総滑走距離という意味合いでは雪渓上部下端までの距離を測定しなければなりません。
モーグルチーム |
さて、今日はモーグルのジュニアを中心にお越しになっています。
登るための階段を作る | ビンディング装着も一苦労 |
まだ、雪渓を登るのにも不安があるジュニアもいて、コーチの方々は雪渓にステップを掘る様子も見られ、脚力の弱いジュニアはビンディングを装着するのも一苦労...それでも人の手を借りることなく、色々工夫しながらスキー板を装着していました。
バーンそのものはそれほど硬くなく、すぐにコブができる |
雪渓には比較的大きな氷柱が発生していますが、バーンそのものはスコップでも容易に掘ることができ、さほどの硬さはない様子。そして、何人か滑り込めば、すぐにコブの形が形成されます。
板にうまく乗って... |
スコップで掘ることができ、硬さはないと申し上げましたが、下手をすればスキー板だけスコンと走ってしまう状況です。それでも、どのジュニアもうまくスキー板に乗って対応する様子はさすがです。
スタートした瞬間すぐに滑走体制へ |
スタートした瞬間からスキーの上にまっすぐ乗り、すぐに滑走体制にもって行くことは、なかなか出来そうで出来ないのではと思います。
【悪天候の肩の小屋は】
肩の小屋 |
午後の肩の小屋。いつもなら小屋の前の広場は登山客で賑わっていますが、今日はご覧の状況ですから、訪れる方は皆無...
訪れる人は皆無 | スタッフはお盆を控えて最後の休息日に |
そして、屋内の食堂も登山客の姿はありません。集まっているのは肩の小屋のスタッフ。こんな風に団欒できるのも今日のような日だけ。お盆などハイシーズンになると、昼休みもバラバラですから、直前に控えたお盆休みに向けて、最後の休息日といったところです。
大雪渓から肩の小屋への登山道 − 数々の高山植物が |
さて、大雪渓から肩の小屋へ向かう登山道は、数々の高山植物が見頃を迎えています。
キバナシャクナゲ | アオノツガザクラ |
左はキバナシャクナゲ。花の見頃は通常6月から7月とされていますが、ご覧のように8月に入っても咲いている様子があちこちで見られ、実際は雪解け時期に左右されます。したがって、キバナシャクナゲは、大雪渓エリア内を色々探せば1ヶ月以上にわたってどこかで咲いています。そして、右はアオノツガザクラ。雪解けに左右されますが、キバナシャクナゲほどではなく、雪解けが早い場所でも、早めに咲くような様子はあまり見られません。
今日もストーブが炊かれる − ここには真夏はありません |
この日は外気温は8℃で、肩の小屋ではストーブに火が入れられていました。ここには真夏は全くなく、お盆を過ぎればすぐに秋がやってきます。
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