ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2014/09/05〜06) @
9月最初のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。今回は9月7日(日)に開催された第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のため、一日前倒しして取材を実施しました。なお、第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会の模様は、9月20日ごろ掲載を予定しております。
9月5日(金)は、早朝は曇り空でしたが次第に雨が強くなり、午後からは周期的には激しい土砂降り。それでも雨が強くなると濃霧が抜けて視界が開け、また、雨が収まると再び濃霧に視界が遮られる状況を繰り返します。明日は大会コースでの試走が禁止されているため、県道乗鞍岳線でのトレーニングが出来るのも今日までですが、この天候のため、三本滝ゲートを通過したヒルクライマーは4名のみ...登っていったヒルクライマーは全身びしょ濡れ状態となっていました。
9月6日(土)は、昨日とは一転して綺麗な青空が広がります。今日は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会受付が行われるため、会場となる観光センター前駐車場は車両乗り入れ禁止となり、シャトルバスは車道沿いの路線バスからの発着でした。また、観光センター周辺にある他の駐車場も規制されたことから、お越しになった方々はすずらん橋駐車場へ誘導され、併設するすずらん橋バス停からシャトルバスを利用されたようです。久しぶりの青空で、さわやかな空気と秋空が広がり、明日のレースも今日のような日に開催されたらと思うほどよい天気でした。
そして、9月7日(日)は、昨晩から降り始めた雨の続く生憎の朝を迎えます。今日は大会当日のため、乗鞍高原から先の県道乗鞍岳線は通行止。岐阜県側の乗鞍スカイラインは大会に関連する規制はありませんが、上部濃霧強風のため自転車通行止の措置が取られました。この天候状況のため、大会本部でもレース開催について検討の結果、ゴールを大雪渓に引き下げ、スタートを30分遅らせての開催となりました。30分遅らせて開始されたレースは、数十メートル先すら見えない濃霧の中で始まりましたが、位ヶ原山荘より先は見事な青空となり、ゴールの大雪渓は見事は快晴とさわやかな空気に包まれました。この展開に多くの選手も「こんなに綺麗な青空になるとは思わなかった。出場してよかった!」と口をそろえておっしゃっていました。冒頭にも申し上げましたが、第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会特集は9月20日ごろ掲載予定です。
【9月5日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 − 久しぶりの快晴 |
早朝6時の観光センター前駐車場。見事な快晴の朝を迎えます。ここ最近の週末は天候に恵まれなく、週末に限って遡れば1ヶ月振りのことです。
今日から全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 − 観光センターは大会会場に |
ノリクラの年間スケジュールの中で最大のイベントとなる「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が今日と明日開催されます。観光センター前駐車場は大会会場として使用されるため、昨日から準備が始められました。
大会開催のため乗り入れ規制が実施 | シャトルバスも道路沿い停留所での発着 |
そのため、観光センター前駐車場は、車両の乗り入れが規制され、場内のシャトルバス専用停留所が利用できないため、今日は車道沿いの路線バスの停留所での発着となります。
また、第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に関連して、大会コースの通行止めも実施されます。この件については、当WebSiteでもすでにお知らせしておりますが、こちらで同じ内容を再掲いたします。
【お知らせ−第29回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】 |
観光センター周辺も駐車規制 | タクシーも路肩で待機 |
また、観光センター前駐車場だけでなく、周辺の駐車場も規制され、観光センター周辺では一般車両の駐車がほとんどできない状態。そのため、タクシーの運転手さんも、「しばらくはここでスタンバイしますが、この後は、すずらん橋駐車場に行きます。」とのこと...
2km先のすずらん橋駐車場へ誘導される |
こちらが観光センター前駐車場から約2km先にあるすずらん橋駐車場。一部規制テープが張られていますが駐車可能です。観光センターにやってきた観光客の多くは、こちらへ誘導されていたようで、今日のシャトルバスの乗降はすずらん橋バス停からが大半となりました。
【観光センターから大雪渓へT(乗鞍高原周辺、沿道の風景)】
鈴蘭バス停のカエデ − きれいな色付き |
それでは大雪渓に向かう沿道の様子をご覧ください。こちらは鈴蘭バス停のカエデの紅葉。乗鞍高原の中でも最も早く色付くカエデです。ご覧のように最も色付いたところはほぼピークに近い状態です。
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先週の鈴蘭バス停のカエデ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) @ |
今週の鈴蘭バス停のカエデ 赤い部分が広がる |
先週と比べると微妙な差ではありますが、赤い部分が少しずつ広がっています。また昨年よりも赤味が綺麗に出ています。
鈴蘭バス停周辺 |
カエデ以外にもすぐ近くには秋の訪れを感じさせるものがたくさんあります。23番の看板の足元に目を向けてみます。
マツムシソウ |
こちらはマツムシソウ。この花が咲き始めると夏も終りに近づきます。
ノコンギク | イヌタデ |
そのとなりにはノコンギクが咲き始めました。秋を代表する野菊です。その隣にはイヌタデ。こちらは秋の花というわけではありませんが、咲いている時期が長いので、花が少なくなる秋に入っても結構見つけることが出来ます。
スモモの実 |
さらにはスモモの実がたわわにみのっています。乗鞍高原はいたるところにスモモの木がありますので、あちこちでこのような光景を見つけることが出来るはずです。
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先週の乗鞍高原 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) @ |
今週の乗鞍高原 この1週間で明らかに色合いの変化が感じられる |
さて、鈴蘭バス停のカエデは特異的に早い色付きを見せていますが、周辺の木々を見ても、この1週間で明らかに色合いの変化が感じられるものが多くなっています。乗鞍高原の本格的な紅葉は10月中旬からですが、すでに準備が着々と進んでいます。
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