ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.2(2017/05/20) @
![]() |
このところ良い天気が続き、本格的な稜線スキーのシーズンに突入いたしました。ただ、これだけ穏やかな天候状況は、そんなに長続きしないもの。6月に入れば当日の天気は良くても、週間天気予報では不安定な天気マークが並ぶようになり、6月中旬以降になると、実際の天候も雨が多くなってきます。
つまり、ゴールデンウィークが開けてから、5月末までが本当に良いタイミングで、山スキーデビューにはこの時期が、本当にオススメといってよいでしょう。7月の夏スキーシーズンよりも、この時期にノリクラデビューすることをぜひともお勧めしたいものです。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【5月20日(土)、観光センター前駐車場】
![]() |
![]() |
観光センター前駐車場 |
早朝6時30分の観光センター前駐車場。ご覧のとおり雲一つない快晴です。気温8℃、日差しの温感が十分にあって、ひんやりとした感覚はなく、清々しい朝です。
![]() |
⇔ | ![]() |
先週の高天ヶ原・剣ヶ峰 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2017/05/14〜15) @ |
今回の高天ヶ原・剣ヶ峰 |
先週とそれほど大きな差はありませんが、少しずつ尾根筋の岩場・ハイマツの面積が広くなっています。今後は一気に雪解けが目立つ時期に入ってきます。
![]() |
![]() |
ゆっくりとした朝の時間を楽しむ | 春山バスが1時間遅くなったのでゆっくりできます |
暑くもなく・寒くもないほど良い気候...朝のゆっくりとした時間を楽しむ方々がくつろいでいます。「春山バス始発便が昨年より1時間遅くなったのでゆっくりできます!」と、のんびりムード満点!(笑)。
昨年までは、ゴールデンウィーク明けから始発便が7時30分でしたが、今年は1時間遅い8時30分に変更されました。そのため、朝の慌ただしさがなくなり、のんびりとした時間となっています。その反面、山頂方面に到達できる時間も遅くなるため、どうしても早く出発したい方は、三本滝レストハウス前駐車場から早朝から歩いて登る必要があります。
![]() |
⇒ | ![]() |
先週の自然保護センターの桜 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2017/05/14〜15) @ |
今回の自然保護センターの桜 例年よりかなり遅い開花 |
さて、先週まだ咲いていなかった自然保護センターの桜。この数日後で満開を迎え、今週は満開からやや散始めの状態となっています。この桜の満開が5月第3週目にずれ込むことは、これまでなく、例年よりもかなり遅い状況となりました。
![]() |
⇒ | ![]() |
先週のスモモ ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2017/05/14〜15) @ |
今回のすもも 例年並みかやや遅い |
スモモの開花の開花は例年並みかやや遅い程度で、今週末に開催されるスモモ祭りに合わせることができた模様です。
![]() |
スモモと桜が同時に咲くことは珍しい |
スモモと桜の開花時期は若干のずれがあって、どちらも満開という状況が見られるのも限られていると思われます。
![]() |
![]() |
新緑が美しい季節へ |
乗鞍高原は全体的に緑が目立つようになり、新緑が美しい季節となってきました。
![]() |
⇒ | ![]() |
今回の休暇村〜三本滝間(カラマツ) | 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、昨年10月下旬) 2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D |
その新緑前線は木の種類・標高によっても大きく異なっていて、シラカバに続いてカラマツもボーっと淡く緑になってきました。そして、グリーンシーズン終盤の10月末には見事なゴールデンオレンジの紅葉でクライマックスを迎えます。ですから、乗鞍のグリーンシーズンは、カラマツから始まってカラマツで終わるといってもよいでしょう。
【三本滝レストハウス前駐車場、乗鞍岳春山バスに乗車】
![]() |
![]() |
三本滝レストハウス前駐車場 | かもしかゲレンデの積雪はなくなりました |
観光センターから7km先の三本滝レストハウス前駐車場。7時の段階で正面のアスファルト部分で30台ほどのマイカーがお越しになり、先週と比べるとやや少ない状況です。そして、かもしかゲレンデの積雪はほぼなくなりました。
![]() |
![]() |
出発の準備 |
こちらにお越しの方々は、もちろん乗鞍岳春山バスで山頂方面を目指す方々が大半。出発の準備光景が繰り広げられます。
![]() |
![]() |
乗車券の販売 | バス停に並ぶ |
これまでは場内を歩いて手売りしていた乗車券のチケット。今年はご覧のようなテーブルを用意して販売しています。すでにツアーコースの下山滑走は困難状況になっていますが、乗車券を販売された8割程度の方が片道券だった模様です。
![]() |
春山バス始発便到着 |
そして、定刻前に春山バス始発便が到着。乗鞍岳春山バスは観光センターが始発ですが、週末等人数が多い場合は、三本滝に空車のバスが直接配車されます。
![]() |
![]() |
三本滝からは2台 | 観光センターから3台 |
今回は三本滝2台+観光センター3台の合計5台で、211名の乗客を乗せて位ヶ原山荘に向けて出発します。これまでは三本滝の方が多い状況でしたが、ツアーコースの下山滑走が困難になったことが影響して、観光センターから乗車の方が多くなってきた模様です。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|