ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2017/09/23) A
【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】
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三本滝ゲート − この先マイカー規制 | かもしかゲレンデ − 濃霧 |
観光センターから7km先の三本滝ゲート。この先マイカー規制でバス・タクシー・自転車のみの通行となります。三本滝ゲートを過ぎたかもしかゲレンデあたりが一番霧が濃い状態でした。乗鞍高原で濃霧が立ち込めていたり、雲が低く垂れこめている場合は、かもしかゲレンデあたりが雲の頭になっているケースが結構あり、それより上だと位ヶ原山荘付近のケースが多いようです。
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摩利支天付近 | 29号カーブ先の直線 |
さらに登って摩利支天付近。この辺りは霧は抜けているものの、上部エリアは濃霧が掛かっている模様。紅葉の色付きが今週に入って始まっています。
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紅葉の回廊区間(29号カーブ先直線〜荒田沢橋の間) |
紅葉情報については4ページ目からお伝えしますが、摩利支天のバス停の二段上にある29号カーブの先から始まる直線区間を抜けると紅葉の回廊エリアが始まります。エリアのスケール感は、大雪渓・位ヶ原に軍配が上がることは間違いありませんが、色合い的には中腹エリアのこの辺りのほうが格段に良いと思います。
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初めてノリクラに来ました − 運よく紅葉に巡り合う |
さて、こちらのお二人は初めてノリクラにお越しになったとのこと。紅葉シーズンとか全く下調べせずにお越しになったものの、運よく紅葉に巡り合うことができました。普段はトライアスロンをやっていらっしゃるとのことで、「こんな長い上り坂は普段経験しませんよ〜。みんな早いなぁ〜」と、おっしゃっていました。でも、これだけ紅葉が進めば、ゆっくり走ることのほうにメリットがあると思いますよ。
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そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘。
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この辺りから霧が抜け始める |
この辺りから、濃霧が抜け始めてきました。実際は抜けたりかかったりの繰り返し状態です。左の画像は屋根板・富士見沢方面の様子。明らかに先週と比べて色合いの変化が感じられる状態になって来ました。まだ緑の部分のほうが多い状態であるものの、見頃はもう間もなくといってよい状態です。
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位ヶ原11号カーブ |
そして、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は、位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブあたりから始まるといってよいでしょう。
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紅葉が始まり、良いタイミングで来られてラッキー |
こちらも、あと数日から1週間で見頃となりますが、先ほどのお二人も、これだけ色づいたものがあれば、来た甲斐があるというもの...また、来年もぜひお越しください。その際は、当WebSiteの紅葉情報をチェックして、紅葉の見頃時期を見極めてお越しくだされば幸いです。
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秋のヒルクライムは走り5割・紅葉散策5割の割合で... |
この時期のヒルクライムは、走り5割・紅葉散策5割といった楽しみ方が良いでしょう。もちろんカメラやスマホは絶対に忘れてはいけないアイテムです(笑)。でも、もっと忘れてはいけないのは防寒着。この日の正午の大雪渓の気温は10℃でした。この状態での下山は日が差していてもかなりの寒さを感じます。また、登りではまだかなりの汗をかく時期ですので、濡れた状態での下山は気温以上に寒くなります。
防寒着は上半身だけでなく脚部分も必要です。また、手袋もフルフィンガータイプで、気温・天候によっては厚手のものが必要となります。
【雪渓下部・雪渓中段・雪渓上部 T】
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雪渓下部入口 | 雪渓中段 |
それではここからは雪渓の積雪状況をお伝えします。4週間前まで残っていた雪渓下部の積雪はご覧のとおり完全に雪解けが終了しました。また、雪渓中段も2週間前に積雪はなくなりました。
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石碑の岩 |
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チングルマ − 全身が赤く染まる |
石碑の岩のチングルマ、綿毛が完全になくなり、葉は全体が赤くなってきました。でももっと鮮やかな真紅になるはずです。
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雪渓上部右側 − 積雪は確認できない |
そして、雪渓上部右側。先週の段階で上半分の積雪はなくなりました。
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先週の雪渓上部右側(下半分) ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2017/09/16) B |
今週の雪渓上部右側(下半分) |
こちらは雪渓上部右側の下半分。先週はまだ積雪が残っていましたがもうありません。
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先週の雪渓上部右側(下半分) ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2017/09/16) B |
今週の雪渓上部右側(下半分)積雪はなくなりました |
近づいてみても、完全に積雪がないことがわかります。これで雪渓上部右側は完全に雪解けが終わりました。
【雪渓上部右側の積雪消滅時期】 2016年(→2016ノリクラ 雪渓カレンダーVol.13(2016/08/06〜07) B) |
過去の状況から、今年の雪渓上部右側はほぼ例年並みの時期に雪解けが完了したことがわかります。
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