ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2017/10/14) @
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初霜・初氷・初雪と季節が少しずつ進んで行きます。そして、先週まで夏に逆戻りしたような暑い日が続いたかと思うと、週末から秋雨前線の南下に伴って冷たい空気に入れ替わり、雨が降り続く状況へと急激に変化を見せています。今年は9月はもちろんのこと、10月に入っても気温の高い日が多く、秋らしい日が少なかったものの、ここにきて冷たい秋雨の時期に入りました。例年であれば10月中旬で秋雨前線の長雨に見舞われることはほとんどなく、やはり気候が少しおかしいのかもしれませんね。今シーズンは残すところあと3週間。上部エリアの紅葉も三連休も終了し、あとは静かにグリーンシーズンが終わるのを待つばかりとなってきました。
静かにフェードアウトして行くノリクラの様子を最後までしっかりと見届けたいと思います。
【10月14日(土)、観光センター前駐車場】
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観光センター前 |
朝7時の観光センター前駐車場。昨晩までの雨は夜明け前には収まり、雲間から少し青空がのぞく朝を迎えます。気温は11℃、この時期としては高めの気温で寒さはありません。
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周囲の紅葉に目線が奪われる |
シャトルバス始発便に乗車する方々も、観光センター周辺の様子に目線が奪われています。
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乗鞍高原に紅葉前線がやって来た |
10月中旬にさしかかり、山麓の乗鞍高原にも紅葉前線がやって来た模様です。ピークまでもう少し時間がかかりそうですが、それでも暖かな色彩に包まれて、上部エリアの紅葉とは違ったやさしい色合いがリラックスさせてくれます。
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シャトルバス |
今日はこれから天候が回復して行くとの予報もあり、シャトルバスは晴天時のAダイヤ。大きなザックを持った登山者がシャトルバスを待ちます。
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乗鞍高原の紅葉が終わると今シーズンも終わりだね〜 |
「乗鞍高原の紅葉が終わると、もうシーズンも終わりだね...」と、長年ノリクラでタクシーをやってらっしゃるベテラン運転手。よく考えたら、この運転手さんとお会いするのも今回を含めてあと3回しかありません。タクシーという流動性の激しい業界で、しかも利用客の少ないノリクラで継続することはなかなか大変なこと。グループでお越しの方はぜひともご利用なさってください。
今のご時世、「無料」とか「格安」が当たり前の世の中になっておりますが、そこに経費が掛かっていないわけではありません。シャトルバス同様にタクシーも交通手段の一つとして必要です。単に走ればよいというものではなく、ノリクラをガイドしながらクルマを走らせる運転手さんは少ないんです。そして、一度なくしてしまうと復活させるのは何倍もの労力がかかります。
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まだまだヒルクライム可能です(防寒対策を) |
この一週間で一気に秋色に様変わりした乗鞍高原。こういう時のヒルクライムは、暖色の乗鞍高原から荒涼とした上部エリアに向かう訳なので、気分的にちょっと辛いものがありますが、何か一年の終わりをかみしめるようなヒルクライムを味わうことができますよ〜。
【一の瀬大カエデ】
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一の瀬園地 |
それでは、大雪渓に向かう前に一の瀬園地の様子をお伝えします。
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乗鞍高原は遊歩道からサイクリングロードまでどこもオススメ紅葉スポット |
一の瀬周辺は乗鞍高原より一足早く紅葉が進んでおり、ちょうど見頃〜ピークの状態になってきました。乗鞍高原で紅葉散策というと善五郎の滝や三本滝への遊歩道などが良く知られたところですが、一の瀬周辺は遊歩道からサイクリングロードまで、いろいろな道があり、雰囲気を楽しむにはオススメのエリアです。
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一の瀬大カエデ |
そして、こちらが一の瀬園地の一番奥にある一の瀬大カエデ。駐車場には車が絶え間なくお越しになっています。
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2015年の一の瀬大カエデ 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2015/10/17〜18) E |
2016年の一の瀬大カエデ 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2016/10/15〜16) @ |
今回の一の瀬大カエデ 色づきがはっきりしてきた 真紅まであと1週間ほど |
一の瀬大カエデは今週に入って色づきがはっきりとしてきました。現時点ではややくすんだオレンジ系の色合いですが、これが真紅の鮮やかな状態に至るまで約1週間ほどかかります。しかし、年によってはピーク直前に風雨で落葉してしまったこともありますから、十分注視が必要です。
なお、一の瀬大カエデへの行き方は、2016ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2016/09/24〜25) @ 【一の瀬大カエデへの行き方】 でご紹介しております。合わせてご覧ください。
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まだ緑が残っている − 全部真紅なると見事な輝きに |
このように近づいてみてみると、全体的にオレンジ色であることはわかりますが、緑の部分もまだ残っていることもわかります。全部が真紅にならないと、見事な輝きは得られません。もう少し時間が必要です。
【大雪渓までの沿道の風景 T(乗鞍高原〜三本滝)】
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大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。こちらは観光センターのすぐ先ににある鈴蘭バス停のカエデ。
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2014年の鈴蘭バス停のカエデ 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2014/10/18〜19) @ |
2015年の鈴蘭バス停のカエデ 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2015/10/17〜18) E |
2016年の鈴蘭バス停のカエデ 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2016/10/15〜16) @ |
今回の鈴蘭バス停のカエデ 近年ではボリューム感があって よい状態 |
ほぼ完全な真紅の状態となりました。ここ最近の中では最もボリューム感が保たれている状態といえるでしょう。観光センターからすぐのところにありますのでぜひご覧下さい。
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善五郎の滝への遊歩道 |
乗鞍高原で手軽に散策できるのは善五郎の滝への遊歩道。周辺のミズナラが色づき始めました。
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善五郎の滝への遊歩道 − まだ緑の部分が多い |
遊歩道内のミズナラも同じように色づいてはいるものの、まだ緑の部分が多い状態。
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今回の善五郎の滝遊歩道 |
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昨年の善五郎の滝遊歩道 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2015/10/17〜18) E |
2016年の善五郎の滝遊歩道 2016ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2016/10/15〜16) @ |
ご覧のように2016年より色づきが早いものの、2015年など例年よりも色づきが遅い状態で、しかも、今年は落葉がやや目立っている点がちょっと気がかりです。
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今回の鈴蘭橋 | 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬) 2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D |
ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。
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今回の休暇村〜三本滝間 | 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬) 2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D |
乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。
また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)、ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。
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