ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2018/10/13) �C

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近（標高２２２０〜２０００ｍ付近）】

★終了しました（例年の見頃：９月下旬〜１０月上旬）★

ノリクラの紅葉は９月中下旬から始まりますが、それに先立ち、９月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めております。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

大雪渓入口 − 紅葉は終了	位ヶ原お花畑 − 紅葉は終了

冷泉小屋よりも上部の大雪渓・位ヶ原は、先週の段階で紅葉は終了しております。

冷泉小屋〜魔利支天中間地点（２８号カーブ）

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり、荒田橋（あれたばし）を少し下ったあたりの２８号カーブ付近。先週の段階でほぼ落葉してしまいました。

２９号カーブ上の直線区間

更に下って２９号カーブ上の直線区間。先週は全体的に黄色が進んで見頃となりました。今週は一部でまだ紅葉が残っているものの、かなり落葉が進んでいます。

【紅葉情報−摩利支天〜三本滝（標高２０００〜１８００ｍ付近）】
★ほぼ終了（例年の見頃：９月下旬〜１０月上旬）★

標高２０００メートルの摩利支天からかもしかゲレンデあたりは先週見頃を迎えましたが、今週はほぼ終了状態です。

三本滝上	かもしかゲレンデ周辺

ただ、かもしかゲレンデ周辺はまだ見頃が続いていると言ってよいでしょう。

かもしかゲレンデ − 落葉は少なくまずまず

落葉も少なくまずまずの状態です。

かもしかゲレンデから休暇村方面

かもしかゲレンデから一望した画像でもお分かりのように、休暇村方面の色付きがはっきりとしてきました。

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地（標高１５００ｍ付近）】
★見頃（例年の見頃：９月２０日前後〜９月下旬）★

　先週あたりから見頃なった乗鞍高原。更に色づきがはっきりとして来ました。

今回の観光センター前駐車場

２０１５年の観光センター前駐車場 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2015/10/17〜18) �E	２０１６年の観光センター前駐車場 ２０１６ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2016/10/15〜16) �D	２０１７年の観光センター前駐車場 ２０１７ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2017/10/14) �C

観光センター周辺の様子を比較すると、例年と同じ程度ですが、昨年よりもやや遅い様子がうかがえます。

ピークまであと一歩

周辺の様子を確認すると、ピークの色付きまであと一歩という状態のものが散見されます。

	⇔
昨年の鈴蘭橋 ２０１７ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2017/10/14) �C		今回の鈴蘭橋

	⇔
昨年の善五郎の滝遊歩道 ２０１７ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2017/10/14) �C		今回の善五郎の滝遊歩道

鈴蘭橋はほぼ昨年並みですが、善五郎の滝遊歩道は昨年よりもやや遅れていることがわかります。

一の瀬園地	一の瀬大カエデ

一の瀬の大カエデは。

	⇒
先週の一の瀬大カエデ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2018/10/06) �@		今回一の瀬大カエデ ほぼ全面にわたって発色

先週と比べて全体的に赤い箇所が広がってきました。

	⇔		⇔
２０１５年の一の瀬大カエデ ２０１５ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24(2015/10/17〜18) �E		２０１６年の一の瀬大カエデ ２０１６ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2016/10/15〜16) �@		２０１７年の一の瀬大カエデ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2017/10/07) �@

昨年と比べて色付きが早いことがわかります。２０１５年のようにすでに全身真っ赤というシーズンもありますので、一概に今年が早いとは言えませんが、早めに推移していると考えられます。おそらく、あと１週間程度で２０１５年の状態に近くなると推測されます。

＜編集後記＞

「初霜・初氷・初雪・初冠雪．．．」

今年は記録的な猛暑だった影響が秋になっても続き、初霜・初氷は観測されたものの、まだ初雪・初冠雪は観測されていません。

過去１０年間で最も遅い初雪は２０１０年に観測された１０月２７日でした。この年の１０月の朝の気温は一桁台が続き例年並みでしたが、晴天が続き、雪にならなかった模様ですので、今年はちょっと様子が異なります。

今年は天候が悪い日が多いものの気温が高く、雪ではなく雨の日が多い状況が続いています。ただ、晴れた日は山頂付近に白く霜が降りていて、この週末を境に気温が低くなっていく予報ですので、初雪が近いうちにみられる可能性が高いと思われます。