ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
Vol.2(2019/04/13) @
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今回も休暇村からの全山登攀での山行で、シーズンを通しても、全く乗り物に頼らずに登るのは、ウインターシーズン序盤の12月上旬とこの時期の2回だけです。それ以外は、リフトだったり、春山バス・シャトルバスを利用することができるため、ノリクラは比較的容易に入山ができる山です。そのため、本格的な登山を目指す方にはあまり人気がないものの、厳冬期を除けば一年を通して安定して入山できるため、定期的にお越しになる方も少なくありません。
そのため、観光客だったり、山スキーヤーだったり、様々な方がお越しになりますが、、今回のような全山登攀を強いられるような時期にお越しの方は、静かなノリクラを求めてお越しになっているものと思われます。そこにはノリクラ本来の様子が得られるかもしれませんね。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【4月13日(土)、観光センター前駐車場】
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観光センター前駐車場 |
早朝7時の観光センター前駐車場。
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雲一つない快晴の朝 − 山肌は降雪で再び真っ白に |
雲一つない快晴の朝を迎えます。気温はマイナス1℃。数日前にまとまった降雪があり、黄砂で少し汚れてしまった雪面が再び真っ白な山肌戻りました。
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2018年の高天ヶ原(左)と剣ヶ峰(右) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) @ |
今回の高天ヶ原(左)と剣ヶ峰(右) 山頂方面の積雪は昨年より若干少ない |
そのため、山頂方面の積雪は先週よりも若干増えました。しかし、昨年と比較するとまだ少ない模様です。(ツアーコースや位ヶ原など、標高の低いエリアはは昨年よりも多い状態です)
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数日前の降雪で積雪数センチ |
数日前の降雪は乗鞍高原周辺でも残っていて、観光センター前駐車場でも数センチの積雪となっています。例年なら林の中の積雪もかなり少ない時期ですが、今年はまだべったりと雪が残っています。
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先週の観光センター前 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) @ |
今回の観光センター前 雪が増えている |
観光センターのテラスはご覧のように先週よりも積雪が増えています。4月中旬となれば少しずつ春めいてくる様子が感じ取れるようになってきますが、今年はまだまだ冬が続いています。
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完全に厳冬期の光景 |
真っ青な空と真っ白の山肌。完全に厳冬期の光景です。
【今日は休暇村からスタート(全山徒歩)】
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休暇村 |
こちらは観光センターから約2km先の休暇村。
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休暇村ゲート − 冬季閉鎖中 | 休暇村ゲートは4月17日(水)11時オープン ★オープン後は三本滝ゲートまで通行可能に★ |
冬季、クルマの通行ができるのは休暇村までです。。こちらは休暇村のすぐ先にある休暇村ゲート。この先、三本滝レストハウス前を通過して、三本滝ゲートから8km先の位ヶ原山荘まで除雪が進められ、ゴールデンウィークには乗鞍岳春山バスの運行が始まります。
【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場〜三本滝ゲート (標高1600〜1800m) |
三本滝ゲート〜ツアーコース入口 (標高1800〜2000m) |
ツアーコース入口〜位ヶ原 (標高2000〜2500m) |
位ヶ原方面〜大雪渓 (標高2500〜2600m) |
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●3月31日(日)まで (Mt乗鞍営業期間) |
リフト乗車 | リフト乗車 | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月1日(月)〜17日(水)11時 (休暇村ゲート開門前) |
徒歩(休暇村G、スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月17日(水)11時〜26日(金) (休暇村ゲート開門後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月27日(土)予定〜5月下旬 (春山バス運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) | 徒歩(スノーシュー等) | |
●5月下旬〜6月30日(土) (大雪渓延長運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休 | ||
【岐阜県】5月15日(水)〜 | 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m) |
こちらが、今後のツアーコース・山頂方面へのアクセス方法です。4月から5月にかけては、週単位でアクセス方法が変わりますので、よく調べておく必要があります。なお、今シーズンの変更点は、リフト営業が例年より1週間早い所です。
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休暇村駐車場 − 7時には満車 |
先週と同様、ツアーコース方面へのアクセスは、休暇村から全山徒歩となります。こちらの休暇村駐車場は7時には満車。明日は天気が崩れるという予報が出ているため、本日お越しの方が多くなったものと思われます。
来週には三本滝ゲートまでマイカーで通行できるようになります。そのため、今日のように天気が良ければ、三本滝レストハウス前駐車場も混雑が予想されます。
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先週の休暇村ゲレンデ ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) @ |
今回の休暇村ゲレンデ 積雪量は先週と変わらず |
ツアーコース方面はこちらの休暇村ゲレンデからスタートとなります。この付近でも数日前の降雪がしっかり残っていて、この時期はもう融雪期に入っているにも関わらず、積雪量は先週と全く変わりません。
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出発の準備 |
シールやスノーシューを装着して出発の準備に入ります。新雪が積もっているといっても、一旦溶けかかったものが再び冷えて硬くなった状態ですが、この強い日差しにバーンは徐々に緩んで来ました。
それでも、山頂方面に向かう方はアイゼンは必須です。山頂方面はゴールデンウィーク頃まではアイスバーンと思っておいたほうがよいでしょう。
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日焼け止めは必須 | 今日は行けるところまで行く予定です |
厳冬期並みの済んだ青空からは太陽光線がダイレクトに降り注ぎます。天候は冬に逆戻りのような状態が続くものの、太陽の光はこの時期らしい力強さになってますから、お肌には真冬以上のダメージがあります。出発前の日焼け止めクリームは欠かせません。
「今日はどこまで行こうかしら〜」
ツアーコース・山頂方面への入山・下山は同じルートを往復しますので、時間や天候を見ながら途中で引き返すことが可能です。また、同じルートなので、間違える確率も低いはず..しかし、4月下旬からの乗鞍岳春山バス運行が始まると、登りの手段(バス)と帰りのルート(ツアーコース)が異なるため、帰りのルートがわからないという方が結構いらっしゃいます。
ツアーコースの位置は、ノリクラガイドマップ冬スキー版<対象時期:12月末〜4月末> や春山バスで配布する春山入山計画書に付随する地図をご覧ください。
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それではツアーコース目指して出発です。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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