ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) @
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9月も半ばとなってきましたが、先週から9月とは思えない暑さが続いています。そのため、本来なら山頂付近の大雪渓・位ヶ原周辺では紅葉の雰囲気が感じられるようになってくるはずですが今年は遅れています。ただ、これまでにも9月前半は遅れ気味でも、9月後半に冷え込む日が多くなり、例年通りの紅葉を見せた年もあります。
今回は敬老の日を含む三連休。天候も良く多くの方がお越しになりました。来週も三連休があり、しばらくはにぎわった週末が続きそうです。
【9月14日(土)、観光センター前駐車場】
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観光センター駐車場 |
朝6時の観光センター駐車場。
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雲一つない晴天 | 気温10℃、ようやくこの時期らしい気温まで下がってきた |
ご覧のとおり雲一つない快晴の朝を迎えます。気温は10℃。台風15号が通過した先週から高めの気温が続いていましたが、ようやくこの時期らしい気温まで下がってきました。
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シャトルバス始発便を待つ列 − ほとんどが防寒着を | 薄手の運転手さん、ちょっと寒そう |
こちらはシャトルバス始発便。バスを待つ乗客の方はほとんどが防寒着を着ています。おそらく日中はそれなりの気温になると思いますが、山頂方面は10℃台の気温で推移しますので、登山に出かける方は必須アイテムです。それに引き換え、薄手の運転手さんはちょっと寒そうですね。
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シャトルバス始発便は2台運行 |
今日の始発便は2台運行でした。今日から三連休が始まり混雑が見込まれますが、三連休初日は出足が遅く、朝はそれほどの混雑はありません。皆さん初日はゆっくりされていて、連休中日にピークが来る傾向が最近は続いています。
実際、観光センター前駐車場の満車状況も、本日は9時30分頃満車になりましたが、連休中日の翌日は6時に満車になりました。なお、観光センター前駐車場が満車の場合は、2km先にある鈴蘭橋駐車場をご利用ください。鈴蘭橋駐車場にもシャトルバスの停留所があります。
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これじゃ〜寒いですか? | 防寒着(上下)とフルフィンガーのグローブは必須 |
「初めてノリクラに来たんですが、これじゃ〜寒いですか?」と軽装のヒルクライマー。この時期、晴れていれば上りは問題ないものの下りの防寒着は必須で、上だけでなく下(パンツ)も必要です。また、グローブも下山時にはフルフィンガーでないと手が悴んでしまいます。
今日はこれから乗鞍スカイラインを平湯温泉まで降りる登り返す予定とのこと。乗鞍スカイラインを登り返す場合、平湯温泉ではなく乗鞍スカイラインが始まる平湯峠で折り返す方も結構いらっしゃると思いますが、平湯峠には売店などはなく、食料飲料水を補給することができませんので、、折り返して乗鞍スカイラインを登ってくる場合は十分注意してください。
【大雪渓までの沿道の風景 T】
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それではここからは大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。
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2018年の鈴蘭バス停のカエデ 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) @ |
今回の鈴蘭バス停のカエデ 明らかに色づきが遅い |
ノリクラで一番早く紅葉を始めるのは、鈴蘭バス停のカエデ。先週からこちらのカエデの様子をお伝えしておりますが、明らかに色づきが遅い様子が見られます。上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は4ページ目でお伝えしますが、上部の色づきも遅い傾向を示しています。
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ミズナラ |
乗鞍高原一帯はミズナラが多く分布しています。10月中旬頃には乗鞍高原の紅葉も始まってミズナラも黄色くいろづきます。すでに一部で黄色くなり始めていますが、これから徐々に黄色い部分が増えて行きます。
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今年はどんぐりがたわわに実っている |
そして、よく見るとどんぐりがたわわに実っている様子がわかります。おそらく、近年では一番の実り方ではないでしょうか?どんぐりはツキノワグマの食糧として重要で、しっかり食べて冬眠に入ります。また、夏場はハクサンボウフウなどの高山植物を求めて森林限界まで登りますが、どんぐりができるようになると山里に降りてきます。夏場の畳平周辺良く見かけたツキノワグマも秋になると山里に降りていくことでしょう。
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今回の鈴蘭橋 | 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬) 2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D |
ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。
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今回の休暇村〜三本滝間 | 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬) 2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D |
乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。
また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)、ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。
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