ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(Vol.23 2020/10/10) @
ノリクラ雪渓カレンダーは、2020シーズンは新型コロナの影響により、3月下旬より開始したプレリリース版を4月中旬より一時中止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。(トップページに毎週土曜日掲載の速報は、緊急事態宣言解除された6月中旬より、再開しております)
大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉はほぼ終わりを見せ、中腹の摩利支天付近が見頃のピークとなり、ようやく乗鞍高原へと紅葉全線が進んで来ました。例年より1週間ほど遅い推移を見せています。
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★終了(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めております。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> |
大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 完全に落葉 |
大雪渓エリアの今年の紅葉は終わりました |
大雪渓付近のウラジロナナカマドは、先週の段階で大半が枯れてしまい、今週に入ってほぼ全て落葉し、今年の紅葉が終わりました。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★終了(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。先週は綺麗な黄色に発色し、あと数日でピークとなる状況でした。そして、週の半ばあたりにピークとなり、その直後から落葉がはじまり、今週はご覧の状態です。
ただ、落葉が始まっても発色そのものは良好で、撮影に工夫を凝らせば趣のある画像を取ることができます。
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ダケカンバがほぼピークを迎えた10月6日(火) 10月6日(火)速報 |
こちらは10月6日(火)の速報でお伝えしたダケカンバの画像。ちょうどこの辺りがピークを迎えました。その後、一昨日あたりからの風雨で一気に落葉が進みました。紅葉を迎えた葉が落葉しやすいのは、木にとって不要な葉ですから仕方ないことです。
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先週の富士見沢 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(Vol.22 2020/10/03) @ |
今回の富士見沢 屋根板・大黒尾根のダケカンバの落葉が進む |
こちらは富士見沢の様子。手前のウラジロナナカマドが全滅していることは、これまでにお伝えしている通りですが、右奥の大黒尾根のダケカンバは今週に入って落葉が進んでいます。
位ヶ原周辺も同様に落葉が進み、今シーズンは終了いたしました。
【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】
★ほぼ終了(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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先週の位ヶ原山荘付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A |
今回の位ヶ原山荘付近 落葉が進みほぼ終了 |
標高2350メートルの位ヶ原山荘付近は、ダケカンバとウラジロナナカマドの二種類の構成となりますが、ダケカンバの比率の方が多くなり、黄色から褐色のダケカンバの屏風にウラジロナナカマドの赤が点在する構成となります。
先週は色づきが進み、ほぼピークの状態に達しましたが、今週は落葉が進み、ほぼ終了の状態です。
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先週の位ヶ原山荘付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A |
先週の位ヶ原山荘付近 標高が低い部分はまだ残っている |
位ヶ原山荘周辺は上部の富士見沢周辺と比べてやや標高が低いため、幾分残っています。例年、ダケカンバは紅葉が進むと黄色から褐色へと変化して行きますが、今年は落葉が進んでも発色そのものは綺麗な状態を保っています。そのため、撮影に工夫を凝らせば、趣のある画像を取ることも可能です。紅葉を残しながらグロテスクな枝ぶりも見せてくれるのは、枯れ行くほんの数日しかありませんので、写し込むことができたら、季節感を切り取ることができるでしょう。
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