ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2021/09/04) @
ノリクラ雪渓カレンダーは、2021シーズンは新型コロナの影響により、一時休止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> |
⇔ | ||
2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
今回の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。まだ目立った変化はありません。
ノリクラの紅葉は森林限界を超えた大雪渓から位ヶ原(標高2700〜2500m)がお勧めエリアですが、見頃の期間が長くても1週間程度と非常に短く、ピークを過ぎると一気に枯れてしまう点に注意が必要です。
9月下旬から10月上旬に見頃の時期を迎え、年によって1週間程度のズレがあります。また、紅葉には冷え込みが必要ですが、9月下旬〜10月上旬の森林限界では、霜が降りるほどの強い冷え込みがあり、そうなると枯れてしまいます。紅葉が進む前であれば、霜害には多少の耐性があるものの、紅葉直前や紅葉が進んだ段階では一気に枯れ落ちてしまいます。そのため、年によっては良い状態の紅葉に巡り合えないのがこのエリアの特徴です。
概ね、秋分の日あたりから9月下旬あたりが狙い目ですが、ピークを過ぎると一気に終了するため、ピークよりも前にお越しになったほうが安全でしょう。
⇔ | ||
2020年の大雪渓付近 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
今回の大雪渓付近 |
それでも部分的に黄色く変化が始まっている場所もあります。ただ、現時点で「紅葉が早く始まる」とか「状態の良い紅葉になる」といったことは推測できません。特に大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドは、紅葉が始まる時期になって、葉が縮れることが近年は多く、その状態になってしまうかどうかは、現時点のウラジロナナカマドを見ても判別できません。
この場所に関しては、現段階では昨年より若干色づきが早い模様です。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリアもまだ紅葉は始まっていません。
2020年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
昨年とくらべてもほぼ同じ状態で、同じ傾向といえます。
⇔ | ||
2020年の富士見沢 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
富士見沢 |
富士見沢でもほとんど変化がありません。左下に若干色づき始めたウラジロナナカマドがあります。
こちらが左下の部分を拡大したもの。茶色く縮れ始めています。富士見沢・鶴ヶ沢のウラジロナナカマドは、きれいに色づく年と茶色く枯れてしまう年があり、近年は枯れてしまうことが多い傾向です。この状態を見る限り、今年も同じ傾向が感じられますが、現段階ではまだどちらともわかりません。
2020年の位ヶ原お花畑 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。こちらも昨年とほぼ同じです。
位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 |
ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマドかなりはっきりと色づきが始まっています。
2015年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2016/09/10〜11) D |
2017年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2017/09/09) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2018/09/08) B |
2019年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2019/09/07) C |
2020年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
過去6年間と比較すると、それほど早い傾向ではありませんが、遅いわけでもありません。
位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 ★ノリクラの紅葉はこちらのナナカマドから始まります★ |
先ほどの画像の手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。不思議なことに、周辺のウラジロナナカマドがまだ青々としている中、毎年必ず9月上旬には色づき始めます。
2015年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2016/09/10〜11) D |
2017年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2017/09/09) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2018/09/08) B |
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2019/09/07) C |
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
こちらのウラジロナナカマドは、位ヶ原エリアの紅葉が進むと枯れてしまいます。おそらく、次週末にはピークを過ぎた状態となり、1週間も持ちません。
これから9月下旬から10月上旬にかけて、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉が見頃・ピークを迎えますが、ピークが数日、見頃は1週間程度しかありませんので、当WebSiteで状態をチェックして 最適な時期にお越し下さい。
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
こちらは標高2230メートルの冷泉。左上の部分で色づきが始まっています。
2015年の冷泉 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) F |
2016年の冷泉 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2016/09/10〜11) E |
2017の冷泉 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2017/09/09) C |
2018年の冷泉 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2018/09/08) B |
過去5年間と比べると、やや早い様子であることがわかります。
冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。一部で色づきが見られます。
2020年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @ |
今年の色づき部分は、昨年より若干多いように感じられますが、今後の紅葉状態を推測できるレベルではありません。
色付きが始まるまでもうしばらくかかかる |
おそらく色付きがまでもうしばらくかかると思われます。
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
↑Top || <<Back 1 - Next (Vol.2)>> |