ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.2(2021/09/11) @
ノリクラ雪渓カレンダーは、2021シーズンは新型コロナの影響により、一時休止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。
現段階では昨年よりも進み方は早く、例年よりも遅い傾向です。そのため、見頃は9月下旬から10月上旬で、土日の週末で考えたとき、どちらかというと10月上旬に近い週末の方がピークに近いのではないかと思われます。過去5年間の見頃の時期をこちらに掲載しておりますのでご確認下さい。
先日9月7日(火)に初霜・初氷を迎えました。例年だとまだ霜の降りる時期ではなく、今年は過去10年間で最も早い記録となっています。乗鞍の紅葉の見頃は9月下旬〜10月上旬で、紅葉直前に降霜があると霜枯れしてしまいます。過去にも霜枯れでピーク直前の紅葉が全滅状態となったケースがありました。
今回の9月7日の降霜は紅葉が始まる前ですので、ダメージは比較的少ないと考えらますが、霜枯れは紅葉が始まらないとわからないため、現段階ではどの程度のダメージがあるか不明です。
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
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大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> |
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大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。若干ですが色合いの変化が見られるようになってきました。
【過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】 |
毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。 【2020年】 ■2020年10月3日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.5紅葉情報) 【2019年】 ■2019年10月4日(金) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22紅葉情報) 【2018年】 ■2018年9月22日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20紅葉情報) 【2017年】 ■2017年9月30日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 ) 【2016年】 ■2016年9月24日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報)
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2015年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) D |
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2017年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
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2019年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
過去6年間と比べ、昨年よりは早いものの、例年よりやや遅い傾向です。
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先週の大雪渓付近 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.1(2021/09/04) @ |
今回の大雪渓付近 |
こちらは大雪渓エリアの中でも早めに紅葉が進む箇所で、先週から色づき始め、今週はかなり色合いが進んでいます。ただ、一部で枯れている部分も見られます。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリアもまだ紅葉は始まっていません。
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2020年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 2020ノリクラ 雪渓カレンダーVol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
こちらは昨年の様子。今年もほぼ同じ状態です。
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2020年の富士見沢 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
今回の富士見沢 |
富士見沢もは若干ですが色合いの変化が見られるようになってきました。
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今回の位ヶ原お花畑 |
7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。先週よりもさらに色合いの変化がわかるようになってきました。
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2020年の位ヶ原お花畑 |
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2019年の位ヶ原お花畑 |
こちらは、昨年・一昨年の7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。昨年よりも進み方が早く、一昨年とほぼ同様の傾向です。
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今回のツアーコース入口(11号カーブ) |
ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマド。先週よりも色合いが進んでいますが、一部ですでに枯れ始めています。
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2015年のツアーコース入口(11号カーブ) 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年のツアーコース入口(11号カーブ) 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) D |
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2017年のツアーコース入口(11号カーブ) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
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2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
過去6年と比べて、手前のウラジロナナカマドはピークに近い状態まで発色しているものの、遠方のウラジロナナカマドはほとんど発色していないことがわかります。
特に2016年や2018年と比べるとその違いは顕著で、この年の見頃は9月24日・9月22日と早かったことを考えると、今年は昨年(2020年)や一昨年(2019年)とほぼ同じ推移を見せていることから、見頃は10月上旬ごろか、もしくは今後冷え込みが進んで推移が早くなれば、9月下旬が見頃と考えられます。
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今回の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 |
手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。ほぼピークの発色まで進み、一部で枯れ始めています。
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2015年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2016ノリクラ雪渓カレンダー Vol.18(2016/09/10〜11) D |
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2017年のツアーコース入口(11号カーブ) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
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2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
こちらのウラジロナナカマドは、もともと黄色系の発色ですが、近年の大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドは赤くならない傾向です。
これから9月下旬から10月上旬にかけて、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉が見頃・ピークを迎えますが、ピークが数日、見頃は1週間程度しかありませんので、当WebSiteで状態をチェックして 最適な時期にお越し下さい。
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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冷泉 |
こちらは標高2230メートルの冷泉。先週と比べると発色が全体に行き渡ってきました。ただ、紅葉が始まったといえるレベルではありません。
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2015年の冷泉 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) F |
2016年の冷泉 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) F |
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2017年の冷泉 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) D |
2018年の冷泉 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
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2019年の冷泉 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の冷泉 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
ただ、例年と比べると、今年は進み具合が早い年に分類されると思われます。
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冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。一部で発色の変化を感じられますが、先週とほとんど変わりなく、紅葉が始まったといえるレベルではありません。
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2020年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
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2019年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
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2018年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
昨年も遅かった年ですが、今年は昨年よりもさらに遅い状態です。
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部分的には紅葉が見られる |
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29号カーブ上 直線区間 |
これまでにも「部分的な色づきが進む」と申し上げておりますが、ちょうど左上のような感じととらえてください。その中で色づきがはっきりしているところが、右上の状態となります。
近年は、上部の大雪渓・位ヶ原と、中腹の冷泉〜摩利支天上あたりまで、見頃がほぼ同時に訪れる傾向が続いています。そのため、今後の進み具合が昨年と同等、もしくは遅めの箇所では、見頃は10月上旬。昨年より早めの箇所は、見頃が9月下旬となると思われます。
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