ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.8(2021/10/19〜24) A

 

 

Top-page > Index > Page:    1  2  3   

(Update:2021/10/27)

 

【大雪渓で新雪初滑り】
(注:このコーナーの内容は冬山登山・バックカントリー経験者向けの内容で一般観光客向けではありません)

石碑の岩周辺 雪渓上部全景

それでは、ここからは大雪渓の積雪状況をお伝えします。

 

深いところで積雪50センチ

深い所では50センチほどあり、10月末の初雪でここまでの積雪になるのは珍しいこと...

 

先週の大雪渓(雪渓上部左側)
2021/10/16
今回の大雪渓
先週までの雪渓がどこになるのかわからない

今年の大雪渓は比較的積雪が残っていたほうで、左の画像は先週の状況(雪渓上部左側)。今回の初雪で、先週までの雪渓がどこにあるのかわからない状況となっています。この雪渓は溶けずに年越しすることになりますが、昨年は完全に消滅してしましたので、2年越しの雪渓ということになります。なお、その前の完全消滅は2016年秋でした。

 

降雪から1週間近く経過しても柔らかい状態が保たれている

おそらく、19日の降雪時は位ヶ原周辺まで真っ白になっていたものと思われますが、1週間近く経過しても比較的柔らかい状態で積雪が残っていた様子から、初雪後も比較的気温の低い状態が維持されていたと考えられます。

 

この新雪を狙って来たバックカントリースキーヤー

道路が通行止めとなり、山頂方面への入山はムリだと一般の方なら考えますが、この新雪をチャンスととらえるのがバックカントリースキーヤー。スキーにシールを装着して登ってきました。

 

雪渓上部左側エリア

目指すは先週まで雪渓が残っていた雪渓上部左側エリア。

 

先週の雪渓上部左側 今回の雪渓上部左側

先週までの雪渓の上に30センチほどの新雪が積もり、雪渓の一部が見え隠れしている状況。下が雪渓であるということは、ターンで岩や石を踏む心配は少ないので、滑走には適した箇所となります。

 

滑走開始!

安心して滑走できる一方、シールで登る分には問題ありませんが、下に隠れている古い雪渓は完全凍結していて、ツボ足で登る場合はアイゼンがないと登れません。

 

ファーストトラックを頂きます

今シーズン最初の新雪初滑り...ファーストトラックを頂きます。

 

ややパックされてますが、厳冬期並みのパウダー感が残る

降雪から1週間近く経過しているため、表面はややパックされていますが、厳冬期並みのパウダー感が残っています。

 

パウダーでの浮遊感を味わう

この辺りは下地が砂礫が広がっていて、「岩の地雷」は比較的少ないほうで、安心して滑走することができます。滑走距離は50〜70メートルほどですが、パウダーでの浮遊感が1ターンでも味わうことができれば、それでもう十分です。

 

誰より早くパウダースキーを堪能

誰よりも早く乗鞍での新雪初スキーを堪能...来たるスキーシーズンの開幕として相応しいミッションを達成することができました。

 

■ Next>>  Page3【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】 ■


 


 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  Next>>