ノリクラ 雪渓カレンダー

番外編 (2002/06/02) A

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(Update:2002/06/05)

 

【全景】

こちらは雷鳥荘付近から眺めた立山の様子です(8枚合成パノラマ)。いちばん右の頂(いただき)が浄土山(じょうどさん 2831m)、そして少し下がったところが一ノ越。その左の台形になっている部分が立山本峰で、右から雄山(おやま 3003m)、大汝山(おおなんじやま 3015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて 2999m)です。雄山と大汝山の間のすり鉢状の部分が、かの有名な山崎カールです。

富士ノ折立の左のなだらかな山が真砂岳(まさごだけ 2861m)。そして別山(べっさん 2880m)、剱御前(つるぎごぜん 2777m)と続いていきます。浄土山・雄山・別山の3つが「立山三山」と呼ばれています。

立山連峰を周回するには室堂を出発して画像いちばん右の浄土山から左方向へ縦走し、雷鳥沢から撮影地点の雷鳥荘を経由し再び室堂へ戻ってくるという登山ルートもあるようですが、とても1日ではムリです。お伝えするのは雷鳥沢及び剱沢の三田平付近までのごく狭い範囲のみで、現在地の雷鳥荘から一旦雷鳥平へ降り、剱御前小舎(別山乗越)を目指して雷鳥沢に登り、反対側の剱沢を少しだけ滑り、再び登り返すというコースです。(半日、もしくはのんびり1日コース)

 

【Tバーリフト】

雷鳥荘から雷鳥平にかけての斜面にはTバーが架けてあります。この時期ここをめがけてやって来るモーグラーも多く、左の画像の手前のバーンは一面コブばかりです。Tバーの反対側(つまり画像で言う所の奥)はポールが貼ってあり、雷鳥荘で合宿する学生のキャンプのようです。

 

先ほどのコブ斜面を滑り降り、キャンプ場のある雷鳥平を経由し、雷鳥沢を登ります。画像ではあまりにもたくさん沢があり分かりにくいですが、中央から少し左寄りの縦に黒くなった尾根状の所がありますね。その左の沢が雷鳥沢です。中間地点から左の尾根に向かってルートを変え、そのまま尾根つたいに進み、一番左側の頂(剱御前)の右隣のくぼんだところ(別山乗越)まで登ります。約2時間のコースです。

 

登り始めて約1時間。沢から左側の尾根がに上がったところ、全行程のちょうど中間地点です。。正面の縦筋が4〜5本みえるのがTバーのかかっているところです。その右奥の少し黒っぽく見えるのが地獄谷。左の高い山は浄土山です。

 

ノリクラ同様、やはり立山もこの時期はスキーヤーが多いようです。板の裏にシールを付けてジグザグと登っていきます。

 

登り始めて約1時間30分。高度を増すにつれて斜度もきつくなってきます。先ほどまで間近に見えていた雷鳥平も遥か遠くになり、その向こうには室堂平がホントにまっ平らに見えます。室堂平の奥は国見岳です。

 

剱御前小舎がだんだん近づいてきます。雪の多い年なら、この時期でも剱御前小舎のすぐ近くから滑り出す事ができますが、この付近の雪の量は昨年とさほど変わりないように思います。

 

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