ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2002/09/08) A

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(Update:2002/09/13)

 

【高山植物】

コバイケイソウ

大雪渓エリアの緑を少し黄色く色づかせているのは、このコバイケイソウ。もともと夏場もそんなに濃い緑ではありませんが、ハイマツの深い緑の中、明るい黄色へ変化しだしたコバイケイソウがかなり目立ちます。右の画像には少しモミジカラマツも映っていますが、こちらはきれいに紅葉せず、枯れはじめています。

 

ヨツバシオガマ

そして、ホントは夏場にも紹介する予定でしたが、この時期のヨツバシオガマは全身紫色で、あまり大きくないもののよく目立ちます。コバイケイソウやヨツバシオガマの紅葉ですが、昨年は1週間早い時期にご紹介していますので、今年はやや紅葉が遅れているのかも知れません。

 

コケモモ

こちらのコケモモは先週まではまだ、青い部分が残っていたのですが、今週にはいって順調に赤くなってきています。

 

ウラジロナナカマド

しかし、先週もお伝えしたとおり、どー言うわけかこちらのウラジロナナカマドの実はちょっとばかり遅れています。遅れているのはホントにこの一区画だけなんですが...葉のほうの紅葉はこの一区画以外でもまだまだです。昨年の今頃は全体的にはまだ紅葉が始まっているとはいえませんでしたが、それでもところどころ、真っ赤なウラジロナナカマドがちらほらと見ることができたものです。

 

【雷鳥】

皆さんご存知の雷鳥。エリアは大雪渓ではなく、剣ヶ峰に向かう登山道(肩の小屋〜朝日岳)です。脚のあたりの白い毛がずいぶん伸びて厚くなっているのがわかります。もうそろそろ冬支度に入っているのでしょうか。

 

このときは幼鳥が4〜5羽ほど見かけましたが、親鳥とほとんど同じ大きさまで成長しています。雷鳥はヒトを恐れませんが、決して雷鳥の親子を追いかけるようなことはしないで下さい。追いかけられて群れからはぐれた幼鳥が群れに帰られなくなってしまう恐れがあります。

 

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