ノリクラ 雪渓カレンダー
番外編(2003/06/07) A
【全景】
こちらは雷鳥荘付近から見た立山連峰です。この画像は7枚の画像を合成したパノラマ写真です。実際には左から右まで180度以上の視野が必要で、まさに山並が周辺一帯を取り囲んでいるといった雰囲気です。現地では画像以上にそのスケールを感じることができるはずです。
昨年もご紹介いたしましたが、右から浄土山(じょうどさん 2831m)、そして、すこし下がったところが一の越(いちのこし)、ここから向こう側にダムで有名な黒部湖があるはずです。そして、その左の台形が立山の本峰で、右から雄山(おやま 3003m)、大汝山(おおなんじやま 3015m)、富士の折立(ふじのおりたて2999m)です。さらに左のなだらかな真砂岳(まさごだけ 2861m)、そして、別山(べっさん 2880m)、剱御前(つるぎごぜん 2777m)と続いていきます。
このスケールですので、1〜2日で回ることはとてもできません。昨年同様、画像左側の雷鳥沢から剱御前舎まで登り、その剱御前舎の反対側の剱沢を滑り降りた三田平付近までの様子をお伝えします。
【雷鳥沢〜剱御前舎】
雷鳥沢から剱御前舎までは登りで1時間30分〜2時間です。この付近は登り始めて30分。稜線は見えてはいるのですが、またまた先は長いです。
雄山、一の越、浄土山 |
雪渓を踏み上がる足を止め、すこし振り返ると雄山や浄土山などの雄大な山々が目に飛び込んできます。
登り初めから比べると勾配は徐々に急になり、上部に向かうと一歩一歩がかなりきつくなります。先ほどの地点からさらに1時間程度上ると、稜線に剱御前舎の建物が見え始めます。この時期になると稜線直下から滑り降りることはできません。雪の量は昨年と同じくらいだと思います。ここから稜線まではもうすぐです。ただし、稜線の手前はひざがつくほどの急斜面で、かなり注意が必要です。
稜線から |
こちらはその稜線から眼下を見下ろしたところ。出発地点の雷鳥沢から2km程度なんですが、はるかかなたに見えます。雷鳥沢の向こうに地獄谷、室堂平も望むことができます。
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