ノリクラ 雪渓カレンダー
番外編(2003/06/07) B
【剱御前舎〜剱沢】
雷鳥沢から稜線に到着し、稜線づたいに2〜3分歩くと、剱御前舎に到着です。どーやら今年は改修工事を行っているようです。しかし、山小屋としての営業は通常通りやっているようです。この画像の右側が登ってきた雷鳥沢方面、右側がこれから滑り降りる剱沢方面、別山はこの建物の後方に位置しています。
剱沢 |
剱御前舎からすこし剱沢を滑り降りたところです。例年この時期の剱沢は比較的滑り安いのですが、今年は雨のせいか、縦溝がかなりひどく、、やや滑りにくい状態です。
剱岳 |
そして、同じ場所を180度振り返り、谷側には雄大な剱岳が目に飛び込んできます。剱を間近でしっかりと見つめることができれば、これまで苦労して登ってきた甲斐があったというものです。剱沢はまだまだ続いております。今回は同じルートを引き返しますので、登りの体力を考えながらどこまで滑るか計算しながら楽しまなければなりません。
今回はノリクラを離れ、立山の様子をお伝えしました。立山のスケールの大きさはノリクラ以上のものがあります。どちらが良いということではなく、それぞれのよさがあると思います。しかし、山のことに興味を持たなければ、せっかく訪れても楽しみが半分になってしまう可能性があります。少しの興味からいろいろなことがわかり、楽しさが広がることに気がついてほしいと思ったりもします。
さて、梅雨入りの季節となってきます。そんな状況でも早咲きの高山植物は着々と新しい芽を出し始めています。そんなちょっとしたことに気づくことが、スケールの大きな山を見ることだけが山の楽しみでないと思わせてくれたりするものです。
【昨年の今ごろは?】
date:2002/06/02 |
昨年は残念ながら、剱を拝むことができませんでした。雪の量は今年のほうがやや多いようです。
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