ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2003/08/16) C
【雪渓上部 U】
フリーのエリア |
モーグルエリアの左側はフリー滑走のエリアです。どちらかというとこのフリーのエリアが真ん中にあって、その右脇にモーグルのエリアがあるといった感じです。
このフリーのエリアは結構滑走距離があります。おそらく100m以上はあるかと思います。先ほどのモーグルエリアの上端はちょうど岩が岬のように出っ張っている箇所です。
雪渓上部左側上端 |
こちらは上端部分です。上端部分を覗き込むと右の画像のように岩と雪渓の間がぱっくりと空いています。深いところは高さにして5メートル位はあります。転落しないよう注意が必要です。
天気が良く多くの人が滑走されていますので、雪面もやわらめでスプーンカットはありません。しかし、遠くから見るとフラットに見えても結構うねっています。今回滑走されている方々はかなりレベルが高く、遠くから見ていると簡単に滑っているように見えますが、斜度もかなりあり、上級者向きのバーンといえます。
雪渓下部で滑っていた方々は平らな駐車場に降りてお昼を取るケースも多かったのですが、雪渓上部ではそのようなことはできません。みなさん雪渓の下端で輪になって和気藹々(わきあいあい)とお昼を楽しんでいます。
今年は例年と比較してもかなり雪融けの遅い年といえるでしょう。スキーヤー・ボーダーにとっては恵みの年と言えるかも知れません。少しでも長く滑走できたらうれしいものです。
お盆が過ぎると短い夏も終わりに近づき、秋の気配を見せ始めます。まだ、そんな雰囲気を感じさせるところは少ないのですが、青空に筆で書いたような上層の雲、高山植物の移り変わりなどを眺めていると日差し・吹き抜ける風などではまだまだ夏そのものですが、秋が近づいてきている様子が感じ取れます。
夏場の練習場であった室内スキー場のザウスも8月下旬より解体工事に着手するようです。夏場の練習場所として乗鞍大雪渓がまた一つ貴重なものとなっていくのかも知れません。
【昨年の今ごろは?】
昨年もこの時期になると、空が高く感じるようになってきている様子がよくわかります。
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