ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2004/10/10) A

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(Update:2004/10/14)

 

【高山植物】

チングルマ(紅葉)

大雪渓エリアではご紹介する高山植物がだんだん少なくなってきました。この時期で一番目立つのはチングルマの紅葉と...

 

ミヤマアキノキリンソウ(実)

そして、ミヤマアキノキリンソウのタンポポの房(ふさ)のような実です。秋枯れのちょっとさびしいような雰囲気です。

 

そんなさびしげな雰囲気になった大雪渓エリアでもコケの仲間は変わらず残っています。

 

チズゴケ

多分、大雪渓に一度でもお越しになった方なら誰でも目にしているチズゴケ。岩肌を黄緑色に覆っていますのでコケの仲間のなかでも認識しやすい部類ではないかと思います。「チズゴケ」と名前に苔(こけ)という文字が入っていますが、実際には苔ではなく、菌類(きのこの類)と藻類が一緒になった地衣類(ちいるい)と呼ばれるものです。

この画像をよく見るとお分かりかと思いますが、緑色の部分を縁取るように黒い部分があります。これは黒い菌類の上に緑の藻類が乗っている状態で、この黒い部分が標高をあらわす等高線のような模様を描いていることから「地図苔」と呼ばれるようになったようです。

 

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