ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2004/10/10) E
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近
U】
★この付近はピークを少し過ぎた感じ★
一番上の石畳付近 | ブナの紅葉 |
冷泉小屋を少し下ると石畳があります。こちらは三箇所ある石畳の一番上。鮮やかな黄色のブナの紅葉が目に飛び込んできます。先ほどのムリカリもそうですが、少しずつ標高が下がっていく様子を感じ取ることができます。大木とまではいきませんが、それなりの大きさで黄色く色づいている面積も大きいので、必ず目にとまります。
幻の滝 |
この石畳を降りて対岸の山肌を見るとごらんのような滝が見えることがあります。この滝、バスの車掌さんは「幻の滝」と呼んでいましたので、そのように呼称いたしますが、正式にはどんな名がついているかわかりません。「幻」といっても決して滝そのものが消えたりするわけではなく、雨の降った時だけ、その水脈を見ることができ、それ以外は完全に枯れてしまうことからそのように呼ばれたのだと思います。
遠景のダケカンバ |
近景の紅葉がピークを過ぎつつあるのと同様に、遠景の山肌もだいぶ落葉し、ダケカンバの力強い枝ぶりを観察することができます。これもまた趣のある風景です。
荒田沢橋手前 |
石垣付近 |
先週もお伝えしましたが、三箇所ある石畳を降りてしばらくすると沢があり、橋が架かっています。先週はこれを「クロイ沢」、「荒田橋」とご紹介しましたが、「荒田沢(あれたざわ)」、「荒田沢橋(あれたざわばし)」でした。訂正いたします。なお、クロイ沢はこれよりも下流の沢です。
この付近も色合い的には先週とほとんど変わりありませんが、かなりまばらになってきています。今年はどうもこのような傾向があり、例年ですと紅葉がピークを迎えると落葉する前に枯れて茶色に変色し、その後、落葉するケースが多いように思います。
荒田沢橋を渡ってすぐのところから登山道が始まります。こちらの様子は後ほどご紹介します。
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