ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2005/08/07) D
【雪渓上部 U】
雪渓上部左側 |
雪渓上部左側は今週もたくさんのモーグルの方がお越しになっています。先週と比べて下端部分や左方面は大きな変化はありませんが、右側上部に少し変化があります。先週も申し上げましたが、雪渓上部左側は他のエリア比べ急斜面ですから、雪渓での滑走に慣れていないスキーヤー・ボーダーはここでの滑走は危険を伴います。おそらくお盆くらいまでは隣の雪渓上部右側などが滑走できると思いますので、そちらでの滑走をお勧めします。雪渓上部左側は2003年よりも2週間ほど早く、2004年より3週間ほど遅い雪解けです。
右寄りの上部は雪解けが進む | したがって、コブラインの上部まで岩場が |
先週と同じくコブライン1本とエア台1つの構成です。先週と比べて、右寄りの上部で雪解けが進んでおり、右の画像のように、コブラインの上部のすぐ近くまで岩場が進んでいます。来週あたりは上部の7ターンにはだいぶ岩が出てくるかもしれません。
コブラインは25ターン |
上部部分が滑走できなくなっても、。管理人が下方向へラインを伸ばしていますので、コブラインはまだまだ長さは十分あります。ターン数は25ターンです。
コブレッスン |
今日はいつもと様子が違います。コブでの滑りを細かくチェックしてもらっています。
1本1本が真剣そのもの...周りのモーグラーの方々もその滑りを凝視します。
今回はほんとに細かくチェックをしてもらっているようで、コブの管理人も頭をひねりぱなしのようですね。
エア台 |
こちらはエア台、先ほどの申し上げたように、右寄り上部の雪解けが進んだため、先週よりも20〜30メートル下に作られています。
今日も青空にむかって何度も練習を繰り返します。
7月から雪解けのスピードがやや早くなっている感じがありますが、それでもお盆にかけて問題なく滑走できます。お盆を過ぎるとノリクラは一気に秋の空気を感じさせるようになってきます。ノリクラの夏はほんとに短く、高山植物なども同じく、この時期を過ぎるとあっという間にピークを過ぎて、お花畑などは何もなくなってしまうほど寂しいものがあります。
また、これから紅葉を楽しむ時期でもあります。例年、大雪渓エリアを皮切りに9月上旬〜中旬あたりから始まりだします。そして、10月中旬〜下旬にかけて、乗鞍高原へと順番に紅葉前線が下っていきます。昨年のように当たり年になるとそれは見事なものがありますので、スキーが終わっても、紅葉見物でぜひノリクラにお越しください。
せっかくスキーでノリクラにお越しになっているのですから、いろいろなノリクラの一面も知るとなお楽しいでしょう。
【昨年の今ごろは?】
この週から、滑走できるバーンは雪渓上部左側だけになりました。
今回も最後に畳平周辺の様子をお伝えします。続きはこちらから。
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