ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.2(2002/05/25) B
【山頂 剣ヶ峰】
蚕玉岳から剣ヶ峰へ向かう稜線です(稜線の向こうは山頂 剣ヶ峰です)。もちろんここからも滑り降りることができます。むしろこちらからの方が一直線に滑り降りられますので、沢筋特有の縦溝が雪上にできていなければ楽しく滑ることができるでしょう。積雪そのものは昨年とさほど変わりないと思います。さらに山頂付近に少しだけ顔を覗かせている雪渓は山頂直下の滑りだしのエリアです。
山頂直下の雪渓付近です。山頂小屋は雪に閉ざされ、雪上に顔を覗かせているのは石を敷き詰めた屋根だけです。遠方には穂高のやまなみを拝むことができます。
山頂小屋の画像からもう少し右側に寄ったところが山頂直下の滑りだしのところです。かなり急斜面で幅も狭いため、あまりお勧めではありません。
【展望】
天気が良ければ穂高連峰や南アルプス、そして白山などを見とおすことができます。
そして、いちばん近くに見えるのは御嶽山です。ちょうどこちらから御岳を眺めたとき、最北端の継子岳を見ていることになります。良く見ると御岳チャオのゲレンデがご覧になれるかと思います。御岳からみたノリクラも良く知られる「鞍」の形には見えず、こちらから見た御岳と同様、1つの山にしか見えません。
今回は山頂からの様子をお伝えしました。もちろん大雪渓よりさらに滑りこみ、位ヶ原は降りている方も多く見えます。天気が良ければぜひ山頂まで足を伸ばしてみてください。きっと今までと違った風景に出会えるはずです。
ただし、先週に引き続き、今回も26日の午後から降雪がありました。どーやら今回はまとまった降雪だったようですので、荒天時の備えは万全にされる必要があるでしょう。
【昨年の今ごろは?】
先週と同じ映像ですが、今回ののうがちょうど一年前となります。圧倒的に昨年の方が雪の量が多いですね。今回は内容が多くなりすぎてしまいますので、割愛しましたが、宮様杯乗鞍フィーゲルスキー大会も昨年同様行われました。
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