ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2002/06/09) C
【山頂付近】
山頂小屋周辺も大きな変化はありません。撮影しながら山頂まで上がってきていますので、すでにお昼近くになっています。それでも、雲ひとつない快晴で、手を伸ばすと穂高に届くほど近くに見えるのです。
山頂直下の滑りだしのところです。前回とほとんど変化がありません。
【山頂から】
いつもはもう少し遅い時期から開くのですが、今年は神社周辺の雪融けが早く、6月8日から山頂の神社が開いています。
権現ヶ池です。中央付近の雪融けがはじまっています。雪融け部分(水溜り部分)や周辺の雪の量は昨年並み。画像でははっきり写っていませんが遠方に丹生川の集落が見えます。これほどはっきり見られるのはあまりないでしょう。
こちらは御嶽山。先ほどの穂高と同様、いつもはもう少し遠くに見えますが、「こんなに近かったのか!」と思わせるほどです。おそらくこちらも降雪の影響からでしょうか、雪肌が冬山のような白さです。
1週間あいだをあけていましたので、大きく変化しているかと思いましたが、意外に雪融けが進んでいないようで、昨年と逆転してしまったような感じです。しかし、梅雨に入り、豪雨やそれに伴う鉄砲水の影響でどのようになるかまだまだ予測がつきません。今回は冷たい空気に覆われ、梅雨入り直前のほんの一瞬の快晴にめぐり合うことができました。
「雲ひとつない青空」というのはよく出会うことができますが、遠方までガスがなくすっきりと見渡せるのは、5月末から10月末のノリクラを訪れることのできる期間のなかで、冬から春への移行が終わる5月中〜下旬から梅雨入り前の6月上旬の短い期間の中でさらに条件が整った時しかないように思います。
【昨年の今ごろは?】
今年の映像とほとんど変わりませんね。
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