ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2002/06/23) A
【雪渓上部】
ご覧の通り、稜線・山頂からの滑走は山頂直下、山頂〜蚕玉岳稜線、朝日岳直下、いずれも、途中で雪がなくなっていますので、滑走はできません。
肩ノ小屋周辺はすっかり雪がなくなっています。ちょうど訪れたとき、肩ノ小屋では営業の準備をしているようで、あわただしくカタカタと物音がしています。窓にはご覧のような張り紙があります。夏山シーズンも、もうあと一歩です。
左の画像は雪渓上部の中央付近。ガスが少しかかっている頂が朝日岳です。この付近は昨年と比べると右の画像の肩ノ小屋周辺も含め、まだまだ積雪量があります。
しかし、雪渓表面は今までの柔らかいフラットなものから、ご覧のとおりスプーンカットになってきています。昨年も同じような時期から画像のようなスプーンカットが現れています。このスプーンカットが現れ始めると、雪渓表面も固くなり、黒っぽく凍りついたエリアが所々、出現するようになってきます。雪渓を普通の登山靴で歩く場合はしっかりとスプーンカットの縁でグリップさせるように歩く必要があります。もっとも畳平から肩ノ小屋を経て山頂へ向かうコースでは雪渓は朝日岳直下のごく短い部分だけですが...(でもそこは急斜面ですので要注意)
因みに大雪渓からの登山道はまだまだ、ご覧のように雪の下です。
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