ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2002/07/13) @

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(Update:2002/07/17)

 

【大雪渓】

先週に引き続き今週も天候に悩まされた1日です。梅雨前線と台風による影響があったのでしょうか? 前回から今回にかけての1週間のあいだは天候が不順で、降雨によるう雪融けが驚くほど進行しています。今まで、昨年よりも積雪量が多いと思われていましたが、ここにきて昨年並みに近づいてきてしまいました。

撮影当日(13日)は現地からの速報でお伝えしたとおり、朝一番は天気がよかったものの次第に悪化し、撮影どころか外に出ていることすらできないほどの悪天候となってしまいました。特にひどかったのは撮影当日の晩で、県道乗鞍岳線は石というか岩に近いものがゴロゴロと路上を埋め尽くしてしまったほどです。特に大雪渓〜県境はひどいようで、復旧のめどが立っていないようです。

そんなわけで、雪渓エリアは13日の午前中のほんの短い時間しか撮影できませんでしたので、先週以上にお伝えできる情報が少なく申し訳ありません。ちなみに上の画像は13日早朝のものです。

 

【雪渓下部 T】

先週から比べるとかなり少なくなりました。驚くほどです。

 

一番の変化は画像のとおり、雪渓の下端部分です。先週から比べると10メートルほどは後退してしまったように思います。今までの中で融けるスピードが一番速い1週間だと思います。それでも昨年よりは少しだけ多いようです。

ご覧のように県道沿いはだいぶ雪融けが進んでいますが、この付近の高山植物はこれからのようです。

 

7月は大雪渓にとってハイシーズン真っ最中な時期であるため、今週も多くのボーダー・スキーヤーの車が大雪渓駐車場を埋め尽くしています。

 

雪渓下部、左側 雪渓下部、右側

7月に入り、雪渓間際までクルマの乗り入れができるようになるとポールレッスンを行うスキーキャンプがあちこちに赤や青のポールをセットして練習をします。ポールをされている方は周知のことですが、ポールをセットすると同じラインをみんながトレースしその部分だけ雪が掘れてきます。そのような状態になるとフラットなところにポールをセット換えをして練習を続けるわけですが、1日のレッスンが終了した後は皆さんでデラがけするなどして、掘れたラインをうめてフラットな状態に戻していただくと幸いです。そのままの状態で放置すると徐々にウエーブ状になり、滑走ししずらいものとなってしまうからです。後から来た人も楽しく滑走できるよう是非、お願いいたします。

フラットなバーンを楽しむボーダー・スキーヤーとは対照的に雪渓の右側部分ではいつものようにコブラインやエアを楽しむ人がたくさん訪れています。

フラットな部分で練習したい人、コブを練習したい人などさまざまな人がいらっしゃいますので、お互いの立場を尊重しながら楽しく滑走してくださいますようお願いいたします。

 

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