ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.8(2002/07/13) A
【雪渓下部 U】
いつもの石碑のある岩です。大雪渓全体の中で一番変化が大きいところです。この付近一帯全く雪がなくなっています。2メートル近く積雪がへっていると思います。
その石碑付近はご覧のようなにかなり滑走エリアが小さくなっています。画像右側(下からみて左側)は雪渓上部へ続いていますが、完全に通路状態になっています。昨年はすでに上部と下部は完全に分離していましたので、まだまだ、良いほうと言えるでしょう。ちなみに上部から滑り降りる箇所はここ以外に肩の小屋方面にもありますが、こちらもまだ大丈夫です。
雪渓下部の撮影をしている最中、雨が降り出してきます。霧もひどくなり、撮影そのものができなくなってしまいましたので、今回は雪渓上部の撮影はできませんでした。かなり強い雨であわてて荷物などにシートをかけて雨をしのごうとしています。
雪渓上部を左右に分ける峰の部分が先週よりはっきりと現れてきていますが、大きく変化はないようです。
【高山植物】
ウラジロナナカマド |
いたるところでウラジロナナカマドの白い花を目にすることができます。こちらのウラジロナナカマドは昨年も撮影しましたが、1週間遅れの開花です。
ミネズオウ |
イワツメグサのように小さな花です。しかも、地を這うように植生しているので、あまり目立たないかもしれません。図鑑などでは右の画像のようにクローズアップされた花が掲載されていることが多く、原寸大をイメージすることができません(花一輪の直径は1センチに満たないほどです)。結構、面白い花の形をしてるのですが、実際の花や葉は左の画像のようにホントに小さなもので、かなり近づいて見ない限り、肉眼でしっかりと花の中の形を見ることはなかなかできません。
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