ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2002/08/03) B

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(Update:2002/08/09)

 

【雪渓上部】

実際に雪渓に立ってみるとあまり変化を感じないのですが、それでも、先週から比べると一回り雪渓が小さくなっています。

 

雪渓上部、右側

先週は、雪渓上部の雪融けのスピードが早くなっているとお伝えしましたが、懸念していた土砂の流出もなく、今週は思ったより変化が少ないようです。右の画像のように上端部分はかなり岩が出てきていますが、滑走に支障が生じているところはまったくありません。幅も先週よりは若干狭く名手いますが、それでも3〜4レーンは取れます。

 

雪渓上部の右側はポールがたくさんたっていますが、もちろんフリーで滑っている方もいらっしゃいます。ここは雪渓上部右側の一番左端。この部分のみフリーのエリアがあります。若干波打っていますが、まずまずといったところでしょうか?雪渓上部右側の中で唯一フリーのエリアですので、この部分だけはポールを張らないようにお願いしたいものです。

来週よりお盆休みが始まります。中には今度の土曜日あたりから連休の方も多いでしょう。ノリクラがさらににぎわう時期に入ります。でも、今年はにぎわうというより、「ひしめく」といったほうが正解なのかもしれません。

このお盆の時期に雪渓デビューを果たしてみたいと考えられている方もいらっしゃることともいます。ゲレンデの雪とことなり、雪質や表面の凹凸など均一ではありませんので、最初は滑りにくいと感じると思います。また、日差しがあれば思ったより暑いですので、日焼け止め・飲料水・帽子など暑さ対策は必須です。長袖も暑さ対策と怪我の防止のために必要となります。

体調不良や滑落などで怪我をしても救急車が到着するまで通常2時間はかかります。もちろん救急車が県道乗鞍岳線の大渋滞にはまることを考えると、それ以上はかかりますので、少しでも「危ない!」と感じた場合は無理をしないことです。あきらめることも勇気の一つです。

標高2600〜2700mですので空気が薄く、最初のうちは少し登っただけで息が上がります。遠方からお越しの方は体調を整え、無理せずに滑走をお楽しみください。なれないうちは思ったより体力や水分を消耗しますので最初のうちはマジメに滑走するなんて思わず、景色や高山植物を楽しみながらのんびりとすごしてください。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2001/08/05

昨年はこの1〜2週間ほど間でかなり雪融けが進んでいたようです。今年もここ1〜2週間で雪渓上部の雪融けスピードが少し速くなってきましたが、昨年から比べるとまだまだです。

(→今回は、まだまだ続きます。)

 

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