ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2002/10/12) B

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(Update:2002/10/22)

 

【ウラジロナナカマド】

ご覧のとおり、紅葉はすっかり終わっています。

 

先週はたわわに実っていた赤い実もだいぶ落ちてしまいました。

 

あまりにも姿が変わってしまったため、毎週訪れているにもかかわらず、いつも出演している枝を見つけることができません。赤い実どころか先週は赤い茎まで落ちています。でも枝の先端にはつぼみらしきものが先週より幾分しっかりしているように感じます。

 

【高山植物】

ミヤマアキノキリンソウ

だんだん、紹介できる植物が少なくなってきました。大半の高山植物が枯れてしまった中、ミヤマアキノキリンソウの「たんぽぽ」はよく目立つ存在となっています。

 

ミヤマキンバイ チングルマ

先週までは目の覚めるような色合いを見せてくれていたミヤマキンバイやチングルマももうご覧の状態で、紅葉は終わり始めています。

 

コイワカガミ

そして、ミヤマキンバイやチングルマなどの葉が落ちた後の地面をよく見ると地を這うように光沢のある葉が太陽の光をキラキラと反射させています。ハイマツやキバナシャクナゲなどと同様に常緑であるこのコイワカガミの葉は、この秋の時期だけでなく、他の高山植物の姿が少ない初夏の雪融けの中からもご覧の光沢のある葉を見ることができ、来年も真っ先に再開できることが楽しみな高山植物です。

このコイワカガミもシオガマやモミジカラマツなどと同様、葉の様子から命名されている植物の一つです。(イワカガミ→岩鏡)

 

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