ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2003/08/03) D

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(Update:2003/08/08)

 

【雪渓上部】

雪渓上部

雪渓上端から

全体の大きさそのものにあまり変化はありませんが、雪渓上部を左右に分ける尾根がだいぶはっきりしてきました。右の画像は雪渓上端から大雪渓全体を見たものですが、先ほどもお伝えしたとおり、雪渓上部から下部へ通じる箇所の雪が途切れてしまい、滑り降りることができません。昨年は既に上部と下部は分離していて、今年は2週間程度雪融けが遅いと思います。

 

強い日差しで雪渓表面はやわらかめ

7月中は天候が不順で雪の表面も硬いところがありましたが、日中は強い日差しで、雪渓の表面は比較的柔らかくなってきています。従って、設計上部もこれまではタケノコのような突起がいたるところにありましたが、だいぶ表面も丸くなり、ほぼ通常の雪渓の状態に戻ってきたようです。このていどですと、数人で滑ればすぐにフラットな状態にすることができます。

 

バーン状態が良くなってきたためかもしれませんが、雪渓上部ではたくさんのポールが立ち始めています(6レーンほど)。このポールの数は昨年とあまり変わらない感じです。ただ、ポールは立っているものの、滑走している人数が少なく、ご覧のように一生懸命練習されている方もいらっしゃるのですが、場所取りをしているだけのポールも中にはあるようで、あまり感心できません。

 

雪渓上部の中央付近ではフリーで滑っている方々が大勢見えました。同じバーンを何人かですべることでフラットなバーンに仕上げているようです。ただ、このようにフラットにしたバーンに後からポールを設置される方がいらっしゃいます。ノリクラでもある程度のマナーというものがありますので、フリーで滑っていらっしゃるスキーヤー・ボーダーのところにはエア台、ポールなど設置せず、また、これからバーンが小さくなってくることが予測されますが、エア台のようにポールレッスンの方も共用して滑走されるようお願いいたします。
フリー滑走とポール滑走の方々がそれぞれバーンを分け合って滑走できるよう心がけたいものです。

 

【肩の小屋周辺】

肩の小屋周辺もこの時期としては良くがんばったほうだと思います。ご覧のように所々岩が頭を出していますが、何とか滑走可能です。しかし、雪渓そのものの厚みがだいぶ少なくなってきましたので、左の画像のように広さはありますが、来週はもっと岩の頭が露出してくることと思います。滑走距離はリフトの土台のところまでで100メートルをきっていると思います。

やっと梅雨があけ、本格的な夏が始まります。しかし、「暑いなぁ〜」と感じるのもお盆くらいまで。それ以降は秋の雰囲気を感じさせるような高い空やひんやりとしたそよ風が漂い始めます。入道雲がもくもくとわきあがる短い夏を思う存分満喫したいものです。

梅雨あけが遅く、暑い気候に慣れていない方もいらっしゃると思います。しかし、ノリクラの夏は暑さよりも日差しと日焼け、そして、喉の渇きに注意が必要です。あまり気温が高くないから大丈夫と思っていても、水分が奪われることでかなり疲労が蓄積するものです。真夏のノリクラを突然襲う午後のどじゃぶりと同じくらい注意が必要でしょう。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2002/08/03

昨年はもう既に雪渓上部の左右をわける尾根がだいぶ下部までのびて来ている様子がわかります。(今回はまだ続きます

 

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