ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.7(2004/06/27) D

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(Update:2004/07/01)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。先ほどの右側とは様相が異なります。

 

たくさんの人が訪れています。

こちらのバーンにはたくさんのスキーヤーやボーダーが訪れています。

 

スプーンカットも少なく滑りやすい

多くの人が滑走しているということはそれだけバーンも こなれているということ。大雪渓全体の中で一番滑走しやすいバーンだといえます。雪渓下部に通じる石碑の岩付近に近づくと斜度はゆるくなり雪もまだありますので、転倒してもまだ安心していられますが、かなり急斜面ですので注意が必要なことには変わりありません。

画像中央に写っている岩は先週もお伝えしている雪渓上部を左右に分ける尾根の一部です。かなり大きくなってきました。

 

尾根の一部 上の尾根との距離は50メートルほど

尾根の一部は高さは2メートル近く長さは30メートル近くはあるでしょうか?また、上部の尾根とは50メートルほどに近づき、くっついてしまうのも時間の問題といえます。この尾根付近の雪融け具合は昨年より1ヶ月ほども早い雪融けとなっています。

 

【肩の小屋周辺】

先週の時点でだいぶ雪がなくなり、肩の小屋周辺ではほぼ滑走不能な状態でした。それでも先週の時点ではごらんの箇所にはまだ雪がありましたが、今週は完全に雪融けが完了しています。

 

営業開始

先週もお伝えしましたが、肩の小屋は26日より今シーズンの営業を開始しました。山小屋ですがちゃんとお風呂もあり松本平の夜景を見ながら長い夜を過ごすこともできます。また、山頂からご来光を拝みたい方や夜明け前のきれいな朝焼けをご覧になりたい方やはご来光バスではなく、肩の小屋に宿泊されることをオススメします。

きれいな朝焼けを見るためには、日の出の30分前には大雪渓付近に到着したいものですが、日の出時間が比較的早い7〜8月はその時刻にご来光バスは間に合いません。

この1週間で雪渓の変化の様子はかなりなものがありました。しかし、雪の状態を昨年とよく比較すると雪融けのスピードが急激に増したということではなく、積雪が残り少なっていた箇所で完全に雪がなくなり、その変化が際立ったということだった感じがします。それでも中には雪融けのスピードが速まっている箇所があります。

来週はもう7月に入ります。既に肩の小屋周辺などは雪融けが終了していることから、この調子で推移すると雪渓下部や例年より雪融けのスピードが極端に早い箇所は7月下旬を待たずに雪がなくなってしまう可能性があります。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2003/06/29

昨年の肩の小屋は今年と比べかなり積雪が多く、エリアによってばらつきが多いことがわかります。

 

 

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