ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2005/05/14) B
【道路がありません...】
大雪渓付近は除雪が進んでいませんので、ご覧のようにどこが道路なのか、分からないくらいです。
左右方向が道路 | 左下から右上方向が道路 |
いつもの年だと、この付近は除雪が進んでいますので、大雪渓から直接滑り降りることができませんが、ご覧のようにどちらに滑り降りていってもまったく構わない状態です。位ヶ原山荘に向かって、14時58分の下りバスに乗車するのなら、そのまま下に(道路と直角に)滑って降りていけばよいでしょう。ツアーコースを滑って三本滝付近までおりていくのなら、道をを右方面にむかって行くことになります。ただし、ツアーコースは随所に看板がありますが、通常のスキー場内のコースとは異なりますので、悪天候で看板が見えないことも考慮した準備・行動が必要でしょう。
【雪渓下部】
今回は時間の都合から大雪渓には足を踏み入れておりませんので、雪渓下部より撮影した画像でお伝えいたします。こちらはいつもお伝えしている大雪渓入口です。昨年は右側の看板付近の地面まで見えていましたので、積雪に大きな差があることが分かります。また、一昨年の2003シーズンは積雪が多かった年ですが、この箇所に関しては2003シーズンの方が多いものの、雪渓全体を見たときは明らかに今年のほうが多いようです。
トイレ付近 |
大雪渓下のトイレ付近も昨年より多いことは間違いありません。2003シーズンはすでに除雪が進んでいましたので、単純に比較することは難しいですが、ひいき目にみても今年のほうがやや多いようです。
昨年はガードレールの足はもちろんのこと、それよりもさらに下まで雪解けし、道路よりも低くなっていました。2003シーズンよりもやや多い感じです。
日が傾く前に下山の準備 | 斜陽に浮かび上がる新雪のシュプール |
大雪渓に到着し、撮影を始めたのはすでに14時30分を回っていました。すでに多くのスキーヤー・ボーダーは下山を始めていますので、大雪渓に残されたのは、ご覧のようなシュプールの跡だけ。でも、こんなにきれいにしかもたくさんのシュプールが残るのは、新雪がある程度まとまって降った後でないとないわけで、傾きかけた日差しにくっきりと浮かび上がります。
こちらの方はこの時期は毎年欠かさずノリクラにお越しになっていらっしゃるそうです。なるべく人に入っていないところを狙って、場所を変えながら、バージンスノーを楽しんでいらっしゃったそうです。でも、新雪の積もった部分はかなり重たい雪質でそれなりに苦労するようで、さらにその下の春雪の部分に板が入り込むと、板が走ったり・つんのめったりと、かなりシビアな雪質だったそうです。実際、剣ヶ峰〜蚕玉岳の間を稜線から降りてきているスキーの方で、だいぶ苦労されている方々もいらっしゃったようです。
遠くに穂高連邦 |
15時を過ぎるとほとんどのスキーヤーボーダーの方の姿がなくなります。この日は、夕方近くになっても天気が良く、除雪した道路の谷間からでも穂高連邦をくっきりと拝むことができました。
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