ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2005/08/27) D

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(Update:2005/09/01)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側

全体的には、先週と同様、右側部分の雪解けが大きくなっています。ただ、滑走するラインのスタート付近とゴール付近だけはそれほど大きな変化はなく、ラインを滑る上ではそれほど問題はない状況です。

いつも申し上げましたが、雪渓上部左側は他のエリア比べ急斜面ですから、雪渓での滑走に慣れていないスキーヤー・ボーダーはここでの滑走は危険を伴います。また、隣の雪渓上部右側が滑走できない状態になってしまいましたので、これからの時期はノリクラでの滑走をされたことのない方は絶対に滑走なさらないようお願いいたします。

 

雪渓上部左側 下端

下端部分は先週から比べて、5〜10メートルほど上昇(後退)しています。ただ、先ほども申し上げましたが、滑走ラインにはそれほど大きな影響はありません。

 

今日はライン1本

先週はかろうじて2本あったコブラインも今日は1本になっています。

 

コブラインスタート付近

こちらはコブライン。先週はまだ2本ラインがありましたが、今週は下からみて右側のラインはほとんどその形状をとどめていません。

 

かなり浅めのライン

また、今回滑走しているご覧のラインも、コブのピッチは先週と同じものですが、雪解けでかなり浅いものになっており、コブを滑っているのか整地を滑っているのか、区別がつかないほどです。

 

コブラインスタート上端

コブライン上端付近は高さで50センチ〜1メートルほどの雪解けがすすみ、上端部分は3〜5メートルほど下に移動しています。

 

浅くて細かいライン

雪解けにより、コブの深さがなくなり、フラットなバーンに細かなピッチが残っているといった感じです。バーン表面はやわらかくエッジのよく効くじょうたいです。

 

氷の角を削ります

しかし、柔らかな表面のその下には氷の塊がところどころあり、コブとコブとをつなぐ部分などでは突起状に氷の角が出ているため、角にスキーが引っかかると、不意に足をとられてバランスを崩します。あまりにひどいところはスキー板で削ります。

 

やっぱり管理人がバーンを整備し始めます。

でも、氷の角は板で削るくらいではなかなか取れません。やはり、管理人が氷を削りだします。また、それと同時に少しコブの溝を掘って、コブらしい形に仕上げていきます。スコップを振るいながら、「やっぱりコブじゃないと...」っていう独り言が聞こえてきそうです。

 

少し削ってコブらしくなったバーンを夕方まで滑ります。

 

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