ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2005/08/27) E
【雪渓上部 U 続き】
雪渓上部左側上端付近 |
上端付近の右端は先週と比べて、5メートルほど左へ移動しています。積雪も高さで1メートル近く雪解けしています。
上端部分の位置は先週より2〜3メートルほど下がっています。右の画像でお分かりのとおり、積雪量は1メートル程度です。この付近に関しては2004年と比べて1ヶ月近く雪解けの遅い状況です。
ノリクラシーズンもあと2ヶ月となり、いよいよ滑走できるバーンも雪渓上部左側だけになってしまいました。少しずつ人影が少なくなり、静かな秋をむかえることでしょう。大雪渓エリアでも、雪渓上部左側はもっともロケーションのよい場所でもあります。晴れた日は遠く穂高連邦を眺めながらのスキーを楽しむことができます。特にこれからの時期は空気が澄んでくるため、それを眺めているだけでもよいでしょう。また、9月中〜下旬になると紅葉の時期を迎えますが、ハイマツ帯を流れる沢沿いにはウラジロナナカマドが自生しており、ちょうど緑のハイマツ帯を縁取るかのように黄色〜オレンジ色の紅葉を見せてくれます。
高山植物のコーナーでも申し上げましたが、今年の紅葉はおそらく昨年ほど早くはないように思います。また、キレイな紅葉を迎えることができるのかどうか、今の段階ではわかりません。特に大雪渓エリアは霜で一気にウラジロナナカマドが枯れてしまうので、紅葉の時期の気候にだいぶ左右されます。さて、今年の紅葉はどのようになるのか、これから楽しみです。
【昨年の今ごろは?】
昨年はマウンテンサイクリング大会の前日はよい天気でしたが、大会当日はあいにくの雨模様でした。
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