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■ 【更新情報】 【2024/12/30】 2024年グリーンシーズン 各種データーまとめ を掲載しました 【2024/10/31】 乗鞍スカイライン、県道乗鞍岳線は11月1日より冬季閉鎖に入りました(山頂方面への交通手段はありません) 【2024/10/23】 2024紅葉情報を掲載しました → 10月26日現在の紅葉状況 (ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.8)
【2024/10/23】 2024紅葉情報を掲載しました → 10月19日現在の紅葉状況 (ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.7)
【2024/10/19】 Mt.乗鞍の現状を聞く〜スキー場運営協議会 代表 山口謙さん(支援金・今後の運営など)
【2024/10/17】 2024紅葉情報を掲載しました → 10月12〜13日現在の紅葉状況 (ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.6)
【2024/10/07】 2024紅葉情報を掲載しました → 10月5日現在の紅葉状況 (ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.5)
【2024/10/01】 2024紅葉情報を掲載しました → 9月28日現在の紅葉状況 (ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版Vol.4)
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■2025年3月22日(土)
※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。
森林限界までは穏やかな天候だが、山頂方面は厳冬期に逆戻りの荒れた天候 |
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@ 2025/03/22 09:20 朝一番の段階で40名程が入山 (ツアーコース入口) |
A 2025/03/22 09:50 ボソボソ・ベタベタした感じ湿雪に覆われる (ツアーコース − 入口急斜面) |
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B 2025/03/22 10:20 |
C 2025/03/22 13:00 強風・濃霧に襲われ、体感温度は真冬並み (位ヶ原) |
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
今週は南岸低気圧が通過後に西高東低の冬型となり、その後、春から夏に見られる南高北低型と言われる気温が上昇しやすい気圧配置まで、目まぐるしい天候変化を見せた
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空が広がる朝を迎えます。気温はプラス2℃で寒さは緩み、春の訪れを感じさせます。山頂方面は雪煙が沸き上がっていて風が強い状況を想像させ、まだまだ冬が続いている様子をうかがわせます。県道・国道はほぼ完全に乾燥路で、冬用タイヤはほぼ不要な状況ですが、
降雪は4月上旬まで見られますので、夏タイヤへの交換はもう少し待ったほうが良いかと思われます。今日の乗鞍高原の最低気温はプラス1.5℃で終日プラスの気温となり、最高気温は11℃に達して今年一番高い気温となりました。
Mt.乗鞍は、今日も通常営業が始まります。今週は降雪があったため、バーン状況は先週よりも改善されています。日中になっても緩みすぎることがなく、快適な
<ツアーコース・積雪状況>
9時のツアーコース入口の天候は、晴・気温プラス6℃。山麓では無風に近い状態でしたが、やや強めの風が吹いています。しっかりと日差しが差すものの、空気に冷たさがあって、プラス
水分を含んだやや重たさを感じる湿雪は、ツアーコース全区間で見られ、場所によってボソボソした感触で、時々、シールに張り付く感触すら見られます。ツアーコース内は良い天候が続くものの、山頂方面は10時30分過ぎあたりから激しく雲が流れるようになり、あっという間に山頂が雲に飲み込まれるようになってきます。
正午の位ヶ原急斜面の気温はプラス6℃。ボソボソとした感触の新雪(湿雪)が15センチほど積もり、下山滑走では足を取られながらの滑走となります。
<位ヶ原> 天候が悪いため、多くの方は肩の小屋、もしくは、大雪渓トイレ小屋で引き返して来られた状況。肩の小屋に向かった登山者によると、大雪渓より先は、パックの下は膝下あたりまで踏みぬく新雪となっていて非常に歩きにくい状況で、同じく肩の小屋に向かったスキーヤーは、シュカブラと硬いバーンがあちこちに広がる状況で、滑走が困難な状況だったとのことでした。 <ツアーコース積雪状況> 【この1週間の天候状況(3月16日(日)〜21日(金)】 次回速報は3月29日(土)の予定です。(2025/03/22
21:50更新)
ツアーコースを超えた先の位ヶ原は、激しく雲が流れ、強風と濃霧に見舞われる悪天候。気温はマイナス2℃まで低下します。ただ、厳冬期ならマイナス2℃は寒いほうではありませんが、今日は体感的には厳冬期並みの寒さを感じる状況。位ヶ原の雪質もツアーコースと大きく変わりなく、風が通り抜けるところでは大きなシュカブラが見られます。
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで先週より増加し、5番標識は今期一番の積雪量となっています。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪150センチ。(先週より15センチ増加。昨年より5センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪140センチ。(先週より25センチ増加。昨年より20センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪255センチ。(先週より30センチ増加。昨年より35センチ多い。)
●3月16日(日)は、本州の南岸から三陸沖に進み、次第に冬型の気圧配置に。朝の天候は雪・マイナス3°Cで、昨日からの降雪でやや重たい雪が10センチほど積る状況。午後から雨となる。かもしかゲレンデなどではパウダー。
松本市内でも10センチほどの降雪となり、サンプロ・アルウィンで開始予定だった松本山雅(サッカーJリーグ)の試合はスタジアム積雪のため中止となった。(乗鞍高原:最低:マイナス1.0℃・最高:プラス2.5℃)
●3月17日(月)は、低気圧が日本の東から千島近海に移動して、西高東低の冬型が強まる。朝の天候は雪・マイナス6°Cで、昨日からの降雪で重たい雪が20センチほど積り、その上に軽い雪が降り積もりつつある状態。位ヶ原山荘でも、朝3時頃から降雪が始まり、朝までに30センチの乾いた雪が降り積もる。 ただ、その下は重たい雪と間に氷の層ができ、雪の状態が良くない。高山市に発令中のなだれ注意報は継続中。
また、乗鞍高原と白骨温泉を結ぶ乗鞍上高地スーパー林道B線では、積雪が20センチほどに達し、大型車が通行できる状態ではなかったため、乗鞍高原を経由して白骨温泉に向かう路線バスは、乗鞍高原止まりとなった。 (乗鞍高原:最低:マイナス2.5℃・最高:プラス0.5℃)
●3月18日(火)は、低気圧が抜け、東海地方や関東甲地方は広く高気圧に覆われて快晴の朝を迎える。午後になって雲がわき始まるものの、終日良い天気の一日。高山市に発令中のなだれ注意報は継続。天気は良いものの今後大雪が予想され、16時40分に乗鞍上高地地域と松本市など長野県中部南部に大雪注意報が発令された。(乗鞍高原:最低:マイナス10.5℃・最高:プラス4.0℃)
●3月19日(水)は、上空の気圧の谷に対応して四国沖に発生した南岸低気圧が、発達しながら関東沖から日本の東へに移動。この南岸低気圧の影響により、関東では降雪となり、東京都心で積雪1センチ、虎ノ門で直径9ミリの雹を観測。乗鞍では朝の天候は雪・マイナス6°Cで、昨晩から始まった降雪で水分を含む雪が10センチ弱程度降り積もる。雪は次第におさまり、11時前には日差しがさし始め、11時33分に松本市・乗鞍上高地地域の大雪注意報が解除された。(乗鞍高原:最低:マイナス4.5℃・最高:プラス0.5℃)
●3月20日(木)は、昨日都心に降雪をもたらした南岸低気圧が抜けて、東シナ海から高気圧が張り出し、一部を除いて全国的に晴天に恵まれる。乗鞍も朝から快晴が続く。高山市の雪崩注意報は継続。 (乗鞍高原:最低:マイナス11℃・最高:プラス3.0℃)
●3月21日(金)は、昨日に引き続き、東シナ海から日本の南に高気圧が張り出しよく晴れる
。日本の北に低気圧が進み、日本の南の高気圧との間で風が強く、全国的に4月上旬から中旬並みの気温となった。高山市の雪崩注意報は継続。(乗鞍高原:最低:マイナス7.5℃・最高:プラス7.0℃)
●3月22日(土)。(乗鞍高原:最低:プラス1.5℃・最高:プラス11.0℃)
※
気温は測定場所の局地的な測定結果であり、その地域の代表値ではありません。
■2025年3月15日(土)
B 2025/03/15 12:50
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍> 早朝7時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス4℃で、先ほどまで隠れていた山頂付近はしっかりと確認できるようになってきました。乗鞍高原周辺の道路は、スキー場方面も含めてほぼ乾燥状態。もうそろそろ、冬用タイヤは不要かと思われますが、午後から始まった降雪で、道路は一気に真っ白になりました。スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンはまだまだ必要です。 Mt.乗鞍は、12日(水)の雨の影響と、日中の陽気と夜間の冷え込みで、やや硬めのゲレンデコンディション。ただ、エッジが効かないほどのアイスバーンはなく、かもしかゲレンデでは圧雪整備されたエリアではエッジを食い込ませて高速ターンで滑り降りるスキーヤーの様子を見ることができました。午後には降雪によりうっすらと新雪が降り積もる状況が見られ、バーン状況改善に期待したいところです。
<ツアーコース・積雪状況> その先のツアーコースのバーン状況も同様で、斜度が強くなるとシールが効きにくい状況となります。今日は午後から降雪となる天気予報が出ていましたが、11時30分頃から小雪が降り始め、13時ごろからは吹雪に近い状態となってきました。 正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス2℃。雪が降りだす前はプラス2℃で、降雪と同時に気温が急激に低下しました。先ほどの入口急斜面と同様に位ヶ原急斜面でもシールのグリップが効きにくく、転倒されるスキーヤーの姿が見られました。 その先の位ヶ原は、さらに気温が低くなり、マイナス6℃。午後になって山頂方面の視界がなくなると同時に、雪の降り方が強くなって来ました。ものの1〜2時間で2〜3センチも積もる状況で、今後のバーンコンディションの改善を期待したいところですが、降り始めから乾いた雪質だったため、硬いアイスバーンへの着雪性は良くないものと考えられ、せっかくの降雪が吹き飛ばされてバーン改善に結びつかない可能性もあります。また、降雪量が多かった場合は、なだれの危険性が高くなりますので今後は注意が必要です
<ツアーコース積雪状況> 【この1週間の天候状況(3月10日(月)〜14日(金)】 次回速報は3月22日(土)の予定です。(2025/03/15
21:30更新)
■2025年3月8日(土)
B 2025/03/08 13:35
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、どんよりとした曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス6℃、風もなく山頂方面の視界は良好で、東の空には太陽の輪郭があって、天候がそれほど悪化する雰囲気はあまり感じられません。昨晩からの降雪はなく、観光センターより山麓側の県道は乾燥路で積雪凍結はありません。5日(水)にひどい湿雪が降ったため、道路わきの除雪の雪山が先週よりも大きくなっています。
すでにツイッターでお伝えした通り、Mt.乗鞍は、やまぼうし駐車場(旧第三駐車場)の土日祝の夜間駐車を禁止する措置を取り、本日より開始されました。駐車場は昨日夕方に一旦閉鎖され、本日7時30
今週の湿雪と降雨の影響により、ゲレンデはやや硬めのコンディション。また、ゲレンデクローズの措置が取られていたかもしかゲレンデは、ひどいパック状態となったため、ほぼ全面で圧雪整備が施され、一部残される未圧雪部分は雨水が流れた縦溝がそのまま凍り付いていました。
<ツアーコース・積雪状況> スキーヤーはシール(クライミングスキン)で入山しますが、入口急斜面上端に差し掛かると、シールのグリップがほとんどなくなり、スリップ・転倒者が続出。その時点でツボ足に切り替えざるを得ない状況となりますが、シールのグリップが完全になくなる場所では、スキー板を外すことすらできませんので、斜面の斜度が強くなる前にツボ足(アイゼン装着)を強くお勧めします。
天候は次第に悪化傾向を示し、 正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス4℃。上空の雲が低くなってきて、乗鞍の峰々はもちろんこと、隣の鉢盛山の山頂すら確認できなくなり、さらに天候が悪くなってきました。このバーン状況は位ヶ原以降も続いているため、今後、山頂方面に向かう方は、アイスバーン・滑落に十分ご注意ください。 <ツアーコース積雪状況> 【この1週間の天候状況(3月3日(月)〜7日(金)】 次回速報は3月15日(土)の予定です。(2025/03/08
22:00更新)
■2025年3月7日(金)
<ツアーコースはアイスバーン状態のため滑落注意>
雨が流れた縦溝がひどいため、シールが効きにくい状態となっています。登山者のみならず、スキーヤー・ボーダーの方もアイゼンの携行をお願い致します。(2025/03/07
06:00更新)
■2025年3月1日(土)
B 2025/03/01 12:40
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍> 早朝7時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の朝を迎えます。気温はマイナス5℃、良く晴れている朝は冷え込みが厳しいのですが、今朝は冷え込みが緩い朝です。昨晩からの降雪はなく、県道乗鞍岳線は観光センター付近まではほぼ乾燥路です。しかし、観光センターより上部のスキー場方面や県道からの脇道には、積雪がまだまだ残っていますので、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンが必要です。 くっきりと晴れ上がった快晴が続く中、今日もMt.乗鞍は通常通りの営業が始まります。26日の降雪はやや湿った感じのもので、その後も気温が高かったため、バーンはやや硬めの状態で、エッジを効かせた高速ターン向きのコンディションになっています。 ツイッターでお伝えしたように、Mt.乗鞍スノーリゾートにご支援を頂いた皆様へ。進捗報告と支援金による支援者(希望者)の公開について
(のりくら観光協会HP)が公表されました。支援へのお礼に続き、スキー場の現状報告などが記載されています。支援者は929名にのぼり、サイト内で支援者名簿(公表希望者)が掲載されています。また、運営企業(株式会社Blue Resort 乗鞍)の株式が、地元のスキー場運営協議会(Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会)へ譲渡されたことも報告され、今後は一緒に運営する企業を見つけ、M&A(企業買収・提携)を行う予定とのことです。
<ツアーコース・積雪状況> 正午の位ヶ原急斜面の気温はプラス8℃。新雪部分(パウダーではありません)は10〜20センチほど。モソモソした感触は下部のツアーコースとあまり変わりないものの、新雪部分がほとんどないところではゲレンデのような感触のバーン状態で、滑走しやすい状態です。今日も鉢盛山や遠景の南アルプスなどの山並みはくっきりと映え、この景色を楽しむだけで十分なほどのロケーションです。 <位ヶ原> ツアーコース内は昨年よりも積雪量の多い状態が続いていますが、位ヶ原は昨年とほぼ同じ積雪量となっています。明日から西日本から東日本にかけて前線が伸び始めて天候は下り坂傾向で、明後日3月3日(月)は、前線の北側に当たる東日本の山沿いを中心に、平地でも降雪が予測されています。急に暖かくなったあとでの降雪で、その後は気温も低下する見込みで、雪面状態は良くない方向へ進みますので、雪崩・アイスバーンに十分ご注意下さい。 <ツアーコース積雪状況> 次回速報は3月1日(土)の予定です。(2025/03/01
22:10更新)
●これより過去の速報はバックナンバーに格納しております
→ 速報バックナンバー2025年2月分、速報バックナンバー目次(2025年1月以前の速報) |
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※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。
先週に引き続きシールの効かないアイスバーン
午後から吹雪 − バーン状況改善に期待。同時に雪崩に細心の注意を!
@ 2025/03/15 09:20
天候悪化傾向ですが20名以上が入山
(ツアーコース入口)
A 2025/03/15 10:15
シールが全く効かないアイスバーン
(ツアーコース − 入口急斜面)
気温マイナス6℃
− 降雪開始と同時に気温低下
(位ヶ原)
C 2025/03/15 13:15
午後から吹雪に
− 降り始めから乾いた新雪
(ツアーコース −
入口急斜面上)
今週は太平洋側を南岸低気圧が通過して雨や雪となったのち、大陸からの高気圧が張り出して春のような陽気になり、冬と春が混在する状況でした。一日の寒暖差も激しく、ゲレンデやツアーコースは日中緩んで、夜間冷え込んで硬くなる状況が目立つようになってきました。この1週間の天候変化を末尾に掲載しておりますので、参考になさってください。(→【この1週間の天候状況(3月10日(月)〜14日(金)】)
9時のツアーコース入口の天候は、曇・気温プラス4℃。すでに天気予報で天候悪化が示されていて、入山者は少ないものと予想していたものの、朝一番の段階で20〜30名ほどが
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りです。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪135センチ。(先週より5センチ減少。昨年より30センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪115センチ。(先週より同じ。昨年より5センチ少ない。)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪225センチ。(先週より5センチ減少。昨年より30センチ多い。)
●3月10日(月)は、本州を日本海から太平洋側に横断する高気圧に覆われて、終日晴天の一日。11時05分に高山市を含む岐阜県下になだれ注意報発令。(乗鞍高原:最低:マイナス10℃・最高:プラス8℃)
●3月11日(火)は、高気圧が日本の東に遠ざかり、昨日15時に東シナ海に発生した低気圧の影響で朝から雪。午後には雨となるが夕方にはやむ。昨日から発令されている高山市を含む岐阜県下のなだれ注意報は継続中。(乗鞍高原:最低:マイナス0.5℃・最高:プラス4℃)
●3月12日(水)は、早朝はきれいに晴れ上がって気温は0°Cと高め。日本の東に遠ざかった高気圧の辺縁流と四国沖から東海道沖まで進んできた低気圧周りの暖湿気の影響により、お昼ごろから雲り空となり14時頃から雨。04時09分に乗鞍上高地地域を含む長野県下になだれ注意報が発令される。高山市のなだれ注意報は継続中
。(乗鞍高原:最低:マイナス2℃・最高:プラス11.5℃)
●3月13日(木)は、昨日雨をもたらした東海道沖の低気圧が抜け、早朝はきれいに晴れ上がって気温はすでに3°Cまで上昇。しかし、低気圧が抜けた後も気圧の谷が残り、お昼前頃から雲が多くなり、午後にはほぼり空となったものの山頂方面の視界はほぼ良好。正午の気温は7°Cまで上昇し、ゲレンデは昨日の雨の影響もあってグサグサ状態。なだれ注意報は高山市は継続。乗鞍上高地地域は19時46分に解除。東京では20°Cまで気温が上昇し、5月上旬並みの陽気。花粉飛散はピークを迎え、一部で黄砂が飛び始める。
(乗鞍高原:最低:プラス0.5℃・最高:プラス9℃)
●3月14日(金)は、日本海から高気圧が張り出して朝から晴天。午前中は若干雲の多い状態でしたが、午後はしっかりと高気圧圏内に入り晴れが続く。気温も上昇し春本番の陽気に。高山市に発令中のなだれ注意報は継続中。(乗鞍高原:最低:マイナス2℃・最高:プラス8.5℃)
※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。
ツアーコースは全面アイスバーン−転倒・滑落続出
@ 2025/03/08 10:55
シールを諦めてツボ足−それでも踏ん張りがきかない
(ツアーコース
− 入口急斜面)
A 2025/03/08 11:50
スリップ注意 ―
不意に足元をさらわれる
(ツアーコース − 4番標識付近)
雨水が流れた縦溝がそのまま凍る
(ツアーコース − 6番標識付近)
C 2025/03/08 12:40
午後からさらに天候悪化
− 鉛色の空に包まれる
(ツアーコース −
位ヶ原急斜面下)
冬から春へと移り変わるこの時期は天候変化が激しく、この1週間の天候により、ツアーコースはひどいアイスバーンとなってしまいました。
この1週間の天候変化を末尾に掲載しておりますので、参考になさってください。(→【この1週間の天候状況(3月3日(月)〜7日(金)】)
9時のツアーコース入口の天候は、曇・気温マイナス2℃。昨日は若干降雪があった3月に入ると入山者が多くなりますが、今日は朝一番の段階で30〜40名程が
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで、これまで昨年より
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪140センチ。(先週より15センチ減少。昨年より50センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪115センチ。(先週より5センチ減少。昨年より25センチ少ない。)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪220センチ。(先週より25センチ減少。昨年より5センチ少ない。)
●3月3日(月)は、前線が西日本から関東南岸へと伸びて活動が活発になり、乗鞍では朝から雨で、Mt.乗鞍は終日全面クローズ。気温が徐々に低下して雨は次第に雪へ変わり、雪の影響は各地でみられた。アルピコ交通上高地線(電車)は、架線が凍結して運休。また、乗鞍と白骨を結ぶ上高地乗鞍スーパー林道B線では、15時頃、法面から雪崩が発生し、30メートルにわたって道路が全幅埋まり、この区間を通る路線バスは5日(水)までの間、区間連休となりました。
●3月4日(火)は、四国沖で前線上に低気圧が発生。乗鞍では朝は雨でしたが午後から雪となり、10時19分に長野県全域で大雪着雪注意報発令され、16時05分には松本地域など長野県各地で大雪警報に切り替えられました。 そして、東京では雪が降り始め、首都高などでは15時30分より予防的通行止に。
●3月5日(水)は、 前線を伴った低気圧は関東の南から三陸沖へと通過するものの乗鞍では雨が続き、昨日からの降雪は10〜20センチの湿雪で、Mt.乗鞍ではコンディション悪化のため
かもしかゲレンデをクローズ。 また、大規模山林火災の続く岩手県大船渡市では38日ぶりの雨となりました。
●3月6日(木)は、夕方にかけて冬型の気圧配置となり、乗鞍では天候は回復傾向を見せますが気温低下の影響で、Mt.乗鞍
かもしかゲレンデは表面がパック状態となったためクローズとなりました 。また、その先のツアーコースは全面アイスパーンとなってしまいました。
●3月7日(金)は、冬型が続くものの低気圧が東に抜けて、大陸からの高気圧の勢力におおわれて、乗鞍は終日晴天。ただ、気温は低めでした。
※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。
一昨日までの雨が冷え込んで、ツアーコースは全面アイスバーン
滑落注意〜アイゼン携行を
@ 2025/03/06
全面で縦溝と凍結がひどい
(ツアーコース入口急斜面)
A 2025/03/06
全面で縦溝と凍結がひどい
(ツアーコース−6番標識上)
一昨日までの雨が冷え込んで、ツアーコースは全面アイスバーン状態です。画像は昨日3月6日(木)のツアーコース下部の入口急斜面と、ツアーコース上部の6番標識先のものです。雨が流れてできた縦溝がそのまま凍結しています。週末は冬型が緩む予想のため、日中はアイスバーンが解消する可能性がありますが、気温が低い状態が継続したり、早朝など早い時間帯は滑落には十分注意が必要です。また、ツアーコースより上部の山頂方面はさらに注意が必要です。
※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。
まるで春スキーを思わせる陽気に包まれた快晴の一日
@ 2025/03/01 09:35
気温はすでにプラス10℃まで上昇
(ツアーコース入口)
A 2025/03/01 10:25
今日はツアー日和
(ツアーコース − 1番標識付近)
強い日差しで雪はグサグサに緩む
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
C 2025/03/01 13:20
別世界の絶景に身を置く
(位ヶ原)
三連休前半を襲った寒波が抜けた24日(月)・25日(火)は良い天気に恵まれたものの、26日(水)は北海道付近を通過した低気圧からの前線が通過して、乗鞍では終日にわたって降雪となりました。26日(水)を境に冷え込みが緩みますが、
9時のツアーコース入口の天候は、快晴・気温プラス10℃。これまで氷点下の気温ばかりでしたので
午後になって、青空を薄い雲が覆うようになるものの、風もほとんどなく穏やかな晴天が続きます。それでも森林限界以降は空気が冷たくなり、13時の位ヶ原で気温プラス4℃。バーンに緩んだ感触はなくなり、所々にシュカブラがある点を除けばゲレンデような状態。山頂に向かった登山者の話では、頂上付近でやや硬いところがある以外は雪は比較的柔らかい状態。ただ、肩の小屋以降はアイゼンが必要とのことでした。また、山頂付近から滑走したスキーヤーの話では、まだ稜線付近など雪着きが悪い部分があって、快適な滑走はもう少し先になりそう(頂上付近は3月以降に積雪が増加します)。また、すべり台方面はゲレンデを滑走するような快適な状態だったとのことでした。
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りです。先週から5〜15センチ減少し、乗鞍上高地地域と高山市には、なだれ注意報が発令されていますのでご注意下さい。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪155センチ。(先週より5センチ減少。昨年より110センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪120センチ。(先週より15センチ減少。昨年より10センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪245センチ。(先週より15センチ減少。昨年より60センチ多い。)
◎目次
★速報バックナンバー★
■これまでの現地速報■
これまでトップページに載せていました現地からの速報のバックナンバーです。マイカー規制前の県道乗鞍岳線のはげしい渋滞の様子など今後絶対にみることのできない貴重な(?)画像も掲載しています。★2022シーズン
ノリクラ雪渓カレンダー(正式版)★
2020シーズンより紅葉版のみ掲載しております(それ以外の時期は速報バックナンバーをご覧下さい)
■通常版は5月中旬より開始■
乗鞍大雪渓の雪渓の状態、高山植物の様子をお伝えします。夏スキー・登山・紅葉で乗鞍岳にお越しの方はぜひご覧ください。
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乗鞍岳へのアクセス方法をご紹介しながら、当WebSiteの歩き方をご案内します。
初めてノリクラにお越しになる方、初めて当WebSiteをご覧になる方は、是非、お立ち寄りください。★ノリクラ ヒルクライム・マラソン大会関連★
■全日本マウンテンサイクリング(自転車) − 自動車道最高標高地点をめざすヒルクライム自転車レースの模様■
標高1400メートルの乗鞍高原から標高2700メートルの自動車道最高標高地点の畳平まで標高差1300メートル、距離約22kmのヒルクライムレースが、毎年8月下旬に県道乗鞍岳線を舞台に開催されます。3000名近くの選手が参加され、受付開始からあっという間に定員になってしまうほど人気の自転車レースです。
■乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(自転車) − 自動車道最高標高地点をめざすヒルクライム自転車レースの模様■
長野県側の県道乗鞍岳線で開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に対し、こちらは岐阜県側の乗鞍スカイラインで開催されるヒルクライムレース。標高1600メートルの平湯峠から標高2700メートルの自動車道最高標高地点の畳平まで標高差1100メートル、距離約14kmと全日本マウンテンサイクリングin乗鞍よりもやや規模は小さいものの、勾配が急でこちらもかなりキツそうな大会です。マイカー規制開始の翌年の2004年から開催された新しい大会です。
■乗鞍天空マラソン(マラソン) − 冬季閉鎖中の県道乗鞍岳線で雪の壁の中を走るマラソン大会■
冬季閉鎖中の県道乗鞍岳線で雪の壁の中を走るマラソン大会。自転車のヒルクライムとは異なり、大雪渓駐車場で折り返して下りもレースの一部です。雨に見舞われることの多い時期ですが、年々参加者が増えています。★乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報★
■県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインマイカー規制・シャトルバスに関する情報■
長野県側の県道乗鞍岳線、岐阜県側の乗鞍スカイラインのマイカー規制、乗り換え駐車場、シャトルバスの情報を掲載しております。