ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.3(2007/03/24) @
【大雪渓】
今回は天候に恵まれなかったというレベルを超えて、荒れた二日間となりました。現地に向かうべき天候ではありませんでしたので、今回は大雪渓に向かうことは断念し、視界の効いた位ヶ原下までの行程といたしました。
上記の画像は24日(土)の早朝の乗鞍高原から望んだ乗鞍の峰々。おそらく東に抜けた高気圧の影響がまだ残っていて、時折、薄日の差す天候です。しかし、その後は速報でもお伝えしたように、昼前から雪がちらつく天候となり、位ヶ原山荘では夕方近くから吹雪となりました。低気圧が二つ並んで、猛烈な荒天をもたらす「二つ玉低気圧」が日本海に進んできたためのようです。その後は、前線を持つ低気圧の接近と伴い、25日(日)未明には雪から雨に変わり、日中になっても、この低気圧から長く伸びる寒冷前線が、お昼過ぎまでとどまって、位ヶ原・大雪渓付近の天候回復は15時近くになってからでした。
したがって、今回は大雪渓・位ヶ原の様子をお伝えすることができません。また、今回は荒天でも何らかの取材を行いましたが、これ以上の荒天では取材そのものを断念することがありますので、プレリリース版は不定期版としてお伝えしていく予定です。ご了承のほどよろしくお願いいたします。
【ツアーコース入口】
ツアーコース入口 |
こちらはかもしか平にあるツアーコース入口。今回は少し時間が遅くて10時近くになっているせいもありますが、この天候の影響で人影はまばら。それでも影ができる程度の薄日がさして気温は8℃。風はありません。
この天候でも出発する人はよく知っている人だけ | 今シーズン4〜5回ほど来ています |
この天候でも登っていこうとする方々はノリクラの状況をよく知っているようで、こちらの方も今シーズンすでに4〜5回登っていらっしゃるとのこと。2月は風の強い日が多く、バーンが硬いときが多かったが、降雪などの関係から、3月に入ってからのほうがバーン状態はよいとのこと。
今日の予定についてお聞きすると、やはり天候が悪化することを予測されていて、午前中に戻ってくるつもりで行動するとのことでした。
このほかにも何人かの方が位ヶ原をめざしてすすみます。
つぼ足でも十分歩ける硬さ | 所々にブッシュ(登り始めの急斜面) |
水曜日に降雪がありましたが、一部残っている新雪部分は10センチ程度。最初の急斜面に向かう所は、たくさんの人が出入りしているため、つぼ足で歩いても全く問題がないほどです。
また、右の画像のように急斜面の所々に、ご覧のようなブッシュが見えています。降雪時にはこのブッシュは完全に消えてしまい、その時々の状況によって見え隠れしています。
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