ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25(2007/10/27〜28) @
【大雪渓】
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季節外れの台風20号の影響で27日(土)は前日から引き続き雨となり、明け方はまだ降ったりやんだりだったものの、台風が接近するにつれてまとまった降り方を見せるようになって来ました。そのため、シャトルバスに乗車するため、観光センター駐車場にお越しになる人はほとんどなく、むしろ善五郎の滝など、乗鞍高原内の散策スポットのほうが多かったくらいです。
先週、初雪・初冠雪を迎え、県道乗鞍岳線は積雪のため、三本滝ゲートより上部は通行止めでしたが、この一週間の間、晴天が続いたことから融雪が進んで、25日(木)から位ヶ原山荘まで部分開通し、本日(27日)の9時から大雪渓駐車場まで延長されました。しかし、雨脚はさらに強くなり、台風が東にぬけるにつれて、大雪渓付近では雨から霙(みぞれ)へと変わり、シャトルバスは再び位ヶ原山荘までの運行となりました。
翌日の28日(日)はきれいに晴れ上がった雲ひとつない晴天の一日。シャトルバスは位ヶ原山荘までの折り返し運行ですが、大雪渓方面に向かってのんびり車道を歩く観光客もいらっしゃるほど穏やかな陽気の一日となりました。
大雪渓は27日(土)の昼からの降雪で再び雪化粧となりました。ただ、先週のように気温が下がらなかったため重たい湿雪となり、滑走にはちょっと苦労する状態でした。それでも、ノリクラシーズン最後の新雪スキーをそれなりに楽しむことができたようです。
それでは、今シーズン最後のノリクラ雪渓カレンダーをお届けいたします。
【10月27日(土)、観光センター】
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雨の観光センター前駐車場 |
昨晩は一旦小雨になった乗鞍高原は、夜が明けて再び断続的に雨が降り出します。
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紅葉した木々に取り囲まれる |
観光センターはご覧のように紅葉した木々に取り囲まれ、一番の見頃を迎えています。
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訪れる車はほとんどなく、落葉に埋め尽くされます |
県道乗鞍岳線が先週から通行止めが続き、さらに台風20号が接近することから週末の天気予報も芳しくないことも影響し、観光センター駐車場は皆無に近い状態です。紅葉シーズンの真っ只中だった10月上旬は朝から満車状態が続いたものの、今日は紅葉した木々から落ちた落葉が駐車場を埋め尽くしています。
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山頂方面は全く見えません | 自然保護センターの桜もようやく紅葉 |
この天候ですから、山頂方面を望むことは全くできません。先週あたりから紅葉を始めた自然保護センター横の桜の木。ノリクラ雪渓カレンダー最終号になってようやくきれいな色合いを見せてくれます。
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5月
自然保護センターの満開の桜
− それから5ヶ月以上が経過します |
例年、ノリクラ雪渓カレンダーの初回号の頃、この桜の木は満開を迎えます。今年は例年より少し開花が1週間ほど遅れました。その桜の開花からすでに5ヶ月以上が経過し、花のはじめから紅葉までこの桜のワンシーズンを見届けることができました。
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シャトルバスを待つ乗客は皆無 |
訪れる車がほとんどありませんので、シャトルバス停留所にお越しになる方も皆無。
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位ヶ原山荘までの折り返し運行 |
シャトルバスは、積雪のため19日(金)から運休が続きましたが、25日(木)から位ヶ原山荘までの折り返し運行を開始し、位ヶ原山荘前までの運行となっています。
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始発の7時便 |
こちらは始発の7時便。シャトルバスは到着したものの乗車される方はゼロ。雨が降りしきる中、定刻が来るのを待ちます。
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今シーズンの運行もあと少し... |
そんな寂しげな雰囲気の中でも、笑顔でバスを運行される運転手さんと車掌さん。今シーズンの運行もあと少し...
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厚い雲に覆われてまだ薄暗さが残る中、シャトルバスは位ヶ原山荘に向けて出発です。
■ご注意■
今回の記事の中には初めてノリクラにお越しになる方を対象としてないものが含まれています。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。大雪渓は新雪が降っても急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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