ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.7(2008/06/28〜29) D

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(Update:2008/07/03)

 

【稜線へ】

それでは稜線に向けて出発します。

 

今回(2008/06/28)の登山道(全体の2分の1付近) 先回(2008/06/23)の登山道(全体の2分の1付近)

こちらは肩の小屋から稜線までの登山道を半分ほど進んだあたり。先週の段階でもうほとんど雪解けが終わっていますが、今週はその先に続く登山道上の積雪がかなり細くなっていることがわかります。

積雪は先ほどの箇所から100メートルほど進んだ所から始まります。

 

朝日岳直下までほぼ雪解けが完了

しかし、それもほとんど残っていない状態で、雪解けが朝日岳直下に出るまでの登山道はほぼ雪解けが完了したといっても良いでしょう。

 

今回の登山道上の大岩(2008/06/28) 回の登山道上の大岩(2008/06/23)

さらに先に進むと登山道上に大岩がありますが、ご覧通り先週から比べて1メートル以上の雪解けであることが分かります。この箇所だけを取れば、昨年よりも1週間ほど早い状況ですが、登山道全体を見れはほぼ昨年並みといえます。

 

魔利支天岳 −昨年とほぼ同じかやや多い

こちらは登山道のルートを振り返って望んだ魔利支天岳。積雪が多く残っているエリアに関してはほとんど変化を見せない状態です。ただ、それ以外の箇所はほとんど雪はありません。積雪は大雪渓への滑り込みの箇所が中心ですが、その付近に関しては昨年よりもやや多い状況です。

  

 

【稜線】

蚕玉岳〜朝日岳稜線

こちらは蚕玉岳〜朝日岳の稜線。先週の段階でほとんど雪解けが完了しています。昨年とほぼ同じ状況といえます。

 

朝日岳直下から大雪渓のバーン

こちら稜線のすぐ北側の朝日岳直下から大雪渓への滑り込みのバーン。

 

大雪渓まで途切れていません − 昨年よりも多い状況

昨年はこの時期すでに途切れてしまった大雪渓に差し掛かるエリアも今年はまだ残っています。

 

今日は多くのスキーヤーがここから大雪渓へ最後の滑り込みを楽しむ

今日は多くのスキーヤーがここから大雪渓への最後の滑り込みを楽しんでいらっしゃいました。おそらく来週あたりは先ほどの細くなった箇所が途切れてしまいます。

蚕玉岳〜朝日岳稜線

こちらは朝日岳側から蚕玉岳方面を見た稜線。先週の段階では昨年とほぼ同じ状況でしたが、昨年は画像左に長く伸びる雪渓がなくなりましたので、今週は昨年よりもやや雪解けが遅い状況を見せています。

それでも稜線直下にごくわずかに残された雪渓は稜線からかなり離れ、来週あたりにはほとんどなくなることと思います。

 

権現ヶ池 朝日岳 − 積雪面積は変わらないが薄くなってきている

昨年は濃霧で同じ箇所の画像を撮影することができませんでしたが、稜線の西側にある権現ヶ池は先週とあまり大きな変化を見せていません。また、朝日岳に関しても稜線直下の雪解けは目立つものの、その奥にある大雪渓に続くエリアに関しては先週と比べて大きな変をを見せていません。先ほど申し上げたように大雪渓に差し掛かる付近のバーンが細くなる箇所が途切れなければまだ朝日岳からの滑走も可能かもしれませんが、全体的に積雪量がなくなってきていますので、ある時点から一気に岩の頭が出始めることと思います。 Next

 

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