ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.9(2008/07/12〜13) A
【雪渓下部 T】
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ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えいたします。
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バーン下端付近から岩の頭が |
雪渓下部はこれまで岩の頭を見かけることができませんでしたが、ご覧のようにバーンの途中から雪解けが進み始めます。
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大雪渓入口付近 − 昨年とほぼ同じ状況 |
大雪渓入口付近は先週と同様、昨年とほぼ同じ状況を見せています。右の画像のように排水溝に続く小川の北側付近でも雪解けが始まっています。先週の段階では左の画像付近にあった雪渓下端から車道まで20メートルでしたが、今週はこれより上部に雪解けエリアが広がりましたので、測定することは不可能となっています。しかし、右の画像の位置から車道までは20メートルで、昨年の段階では30メートルほどありましたので、この箇所に関してはやや雪解けが遅れているように見えます。
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雪渓下端部分で岩の頭 − 昨年と同じ状況 |
先ほど申し上げたように、これまで雪渓下部エリアではモーグルコースの岩と石碑の岩の二つ以外は完全に雪に覆われていましたが、雪渓下端から20メートルほど上部でご覧のように岩の頭が出始めています。こちらに関しても昨年とほぼ同じ状況です。
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登山道入口・車道との間は2メートル − 昨年とほぼ同じ |
こちらは大雪渓入口から50メートルほど北にある肩の小屋へ向かう登山道。先週は入口付近に積雪がありましたがそれもなくなり、昨年とほぼ同じ状況です。また、この付近の雪渓下端と車道との間は先週の1メートルから雪解けが進んで2メートルです。こちらに関しても昨年とほぼ同じ状況です。
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雪渓と登山道との高低差は1メートルほど |
先週は登山道と雪渓がほぼ同じ高さでしたが、ご覧のように1メートル近い高低差が見られるようになって来ました。
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登山道入口から30メートルほど進むと登山道は積雪に覆われるようになります。
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登山道からモーグルコースの岩まで50メートルほど − やや斜度のある雪の上を歩く |
この先は今週になって設置されたロープと支柱に沿ってモーグルコースの岩の南側(左側)に進んで行きます。左の画像からモーグルコースの岩までは約50メートル。肩の小屋までのルートの中で最も斜度のある区間ですので、慎重に歩行する必要があります。
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その先も大半が雪の上 |
この先も所々で登山道が見え隠れしますが大半が雪の上を肩の小屋まで歩くことになります。
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モーグルコースの岩 − 昨年よりやや早い雪解け |
こちらは雪渓下部の北側上部にあるモーグルコースの岩。先週は1メートル以上の雪解けをみせましたが、今週は70〜80センチ程度と少し雪解けが収まっていますが、先週と同様、昨年よりもやや早い状況を見せています。
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ここから雪渓下端まで115メートル | 角の立つスプーンカット |
モーグルコースの岩の下端から雪渓下端までの距離は先週は15メートルも短くなりましたが、5メートルとこれまでと同じペースに戻って115メートルです(車道まで118メートル)。
今日は冷え込んでいるせいもあって、スプーンカットは角の立つ形状になっています。整備しないとやや滑りにくい状況です。
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それでは雪渓下部のモーグルコースについてお伝えします
【雪渓下部 U − モーグルコース】
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こちらはモーグルバーン。
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今日も数珠繋ぎ |
今日も多くの方がお越しになり、ラインの横を登るモーグラーやボーダーの方々で数珠繋ぎとなっています。おそらく40〜50名程度の方々が絶えずこのエリアにいらっしゃったと思います。
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レーシングジュニア − 今日はコブに挑戦 | まだまだ来ちゃいました |
そんな中にいつもはショートポールでトレーニングに励むジュニアの姿があります。いろんな体験をしながら体の動かし方を身に着けるのが必要でしょう。そして「もうそろそろノリクラはシーズンオフかな?」とおっしゃっていたこちらの方の姿もお見かけします。どうやらバックカントリーと呼ばれる冬のノリクラだけでなく、シーズン通してお見掛けすることになりそうですね。
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「いつも参考にさせてもらってます」 |
「いつもWebSite楽しく拝見させてもらっています。大変参考になります。」とおっしゃってくださったテレマーカーの方。ご愛読ありがとうございます。年々、情報量が多くなっていますがいろんなジャンルの方に有益な情報をお伝えしようとこのような形になっています。
本来なら分類しながらお伝えすべきでしょうが、毎週の編集作業の中で精一杯といったところがあります。御見苦しい点もあるかと思いますが、これからもお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
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24コブ、105メートル − やや縦形状に |
今日のラインは24コブ、105メートルです。少しばかり縦形状になっています。
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今日もたくさんのモーグラーがお越しになっています |
しかし、今回は気温が低くて掘れにくいこともあって、多くの方が滑走される割にはまずまずの形状が保たれていると思います。
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コブ整備 − 定期的にデラ掛け |
先週もお伝えしようにコブ管理人は週末にはお越しになりませんので、ある程度、コブが深くなった時点で自主的にデラ掛けを行ってバーン形状の維持を行います。
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バーン形状維持にはいろんなジャンルの方の滑走が欠かせません |
また、バーン形状維持にはいろんなジャンルの方々が滑走することも大きなポイントとなってきます。今回もモーグラーの方だけでなく、テレマークやボードの方も多くお見かけすることができました。
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ラインそばには岩があります | ライン上にも岩の頭がではじめました |
ただ、このラインも左の画像のようにすぐ脇に岩の頭が出始めています。そして、13日(日)午後になると、右の画像のようにライン内でも岩の頭が見えてきました。(→ Next)
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