ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2008/10/18〜19) B
【紅葉情報−三本滝〜魔利支天付近】
★カラマツは見頃に近くなってきました(昨年より1週間早い)★
![]() |
かもしかゲレンデから |
三本滝ゲートを過ぎてかもしかゲレンデから乗鞍高原方面を一望できるビューポイント。休暇村から続く画像中央付近のカラマツ林が色濃くなって来ていることがわかります。そして、白骨温泉に続く見晴峠方面や奈川につづく白樺峠方面など周辺の山肌も染まり始めている様子がうかがえます。
![]() |
⇒ | ![]() |
先週の三本滝レストハウス付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2008/10/11〜12) F |
今週の三本滝レストハウス付近 |
カラマツの色づきが全体的に広がり、さらに色濃くなっている様子が先週の画像と比較すると良くわかります。
![]() |
![]() |
![]() |
三本滝ゲート上部(上)、かもしかゲレンデ上部(左)、ツアーコース入口付近(右) − この付近が見頃の上限 |
ダケカンバなど落葉樹の紅葉は、三本滝ゲート上や、かもしかゲレンデ上部・ツアーコース入口付近が上限といえます。先週よりも落葉が目立つもののまずまずの状態です。
![]() |
⇒ | ![]() |
先週の三本滝上部 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2008/10/11〜12) F |
先週の三本滝上部 ほぼ完全に終了 |
先週の段階で落葉が進んだ三本滝上部はご覧のようにほぼ完全に終了しました。そして、これより上部は同じような状態です。
![]() |
沿道で休憩 |
紅葉が終了し、散策する方がめっきり少なくなりました。そんな中、車道の脇では自転車から降りて休憩されている方に出会います。
![]() |
![]() |
畳平まで挑戦! |
ここは魔利支天の少し手前。三本滝ゲートを出発してまだ2kmほどの場所ですが何とかたどり着いたといった様相。地元出身なのにノリクラには訪れたことがなく、テレビで自転車で登れることを知ってやってきました。
べダルをまわしている時間よりもこのように休んでいたり、自転車を押して歩く時間のほうが長いようです。畳平まではまだ10kmはあります。ここまでやってきたことを少しばかり後悔した様子が顔ににじんでいますが、この先をさらに進み、畳平にたどり着けなくとも日が翳りはじめる15時前には下山を開始したほうが良いでしょうとお伝えします。
![]() |
押して歩く時間のほうが長い − たどり着けるのでしょうか? |
そして、魔利支天のバス停を通過して一つ目のカーブ。時刻は11時30分。このペースで15時までに畳平にたどり着けるのでしょうか?
【このエリアのまとめ】 昨年より1週間早く、一昨年とほぼ同じ状況で平年並みの推移です。
【紅葉情報−魔利支天〜冷泉小屋】
★終了しました★
![]() |
![]() |
冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) − 完全に終了 |
魔利支天バス停と冷泉小屋の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近は、先々週、一気にピークを迎え、先週からかなり葉を落とし始め、今週はご覧のように完全に終了しました。
![]() |
![]() |
![]() |
冷泉小屋付近 − 完全に終了 |
冷泉小屋付近も先週は何とかきれいな葉が残っている状態で、今週は完全に落葉しています。
【このエリアのまとめ】 昨年より1週間早く、一昨年とほぼ同じ状況で平年並みの推移です。
【位ヶ原山荘では】
![]() |
冷泉小屋からさらに登って、こちらは位ヶ原山荘。
![]() |
![]() |
この付近は先週の段階で完全に紅葉が完了しています。
![]() |
ヒルクライム |
前述の通り、紅葉が完了したこともあって、散策されている方はまばら。それでもヒルクライムされる方はこの晴天でちらほらと見かけることができます。
![]() |
![]() |
ノリクラ初めて、ヒルクライムも初めて |
自転車を始めて2〜3年。でも普段は平地ばかりのサイクリングでヒルクライムはやったことがないとのこと。もちろんノリクラは初めてです。途中で休みながらですが、三本滝から1時間でここまでやってきました。今日は気温は低いものの、ペダルを回し続けると汗ばむほどの陽気。それでも夏場のように塩を吹くほどではありませんので、今日のような日はヒルクライムには最適かもしれません。
![]() |
![]() |
小春日和 −背に受ける日差しの温かさが時間を忘れさせる |
そんな小春日和の今日は背中に陽の暖かさを受けながら、のんびりとした「位ヶ原時間」を楽しむのがここでの正しい過ごし方。
![]() |
ここは時間の流れ方が違います |
ここにやってきて一ヶ月が経ちました。ノリクラの感想をお聞きした所、「ここは都会とは時間の流れ方が全く異なりますね。」と、まず最初に答えてくれました。大雪渓エリアで雪渓の傍らに座ってお昼をのんびりと過ごすのとはまた異なるもので、ノリクラの中でもここだけはまた違った雰囲気があります。ちょうど森林限界の位置にある位ヶ原山荘は、山麓の雰囲気と上部エリアの雰囲気の両者の良さを併せ持っているように感じ、ある意味、特別な場所なのかもしれません。
![]() |
創意工夫しながらいつも厨房に... |
昨年の秋から位ヶ原山荘のスタッフとして働き始め、今年の厳冬期の営業を支えて来てくれたのは、この方の尽力がかなり大きかったのではないかと思います。厳冬期には凍ってしまう野菜をどのように戻したらよいか色々苦労され、そんな中でも、献立にひと手間も二手間もかけながら、厨房でいつも創意工夫を重ねる姿が忘れられません。
![]() |
ノリクラとは今週でお別れ...お疲れ様でした |
色々な想い出を自分の胸にしまいこみ、ノリクラとも今週でお別れです。また、お会いできる日を楽しみにしています。是非...(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |