ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2009/07/18〜19) @
【大雪渓】
月曜日の海の日と合わせて、三連休を楽しみにノリクラにお越しになった方も多かったとは思いますが、週末の二日間は、悪天候のため、終日に渡ってシャトルバスが運休の生憎の状態でした。
18日(土)は、夜明け前から激しい雨が降り始め、土砂降りの朝を迎えます。そのため、乗鞍スカイラインは雨量規制により通行止め。乗鞍スカイラインを通行する岐阜県側のシャトルバスが運休になることはもちろんのこと、終点の畳平が閉鎖されることから、長野県側の乗鞍高原を出発するシャトルバスも運休。午後になって、ほぼ、雨はやむものの、完全な回復はなく、シャトルバスの終日運休で何もできない方々が、翌日の運行に期待しながら一日が終わって行きました。
そして、翌日の19日(日)も、前日と同じく、夜明け前から激しい雨が降って、乗鞍スカイラインは通行止めが続きます。シャトルバスはもちろん運休で、完全に二日間を棒に振ってしまった週末となりました。
大雪渓エリアは降雨で雪解けのスピードが早くなり、ほぼ、全エリアで昨年よりも一週間早い雪解け状況です。また、今回はひどい濃霧で、撮影が困難な状況だったため、詳細にお伝えすることができませんので、ご了承ください。
【7月18日(土)、観光センター】
観光センター前駐車場 |
早朝6時の観光センター前駐車場。気温は17℃。夜明け前から降り始めた雨が、まとまった降り方を見せています。
雲は低く垂れ込め、山頂方面はもちろんのこと、鳥居尾根すら見えない状況。
乗鞍スカイライン雨量規制通行止めに連動して、乗鞍高原のシャトルバスも運休 − 8時便まで運休が決まる |
関東甲信地方は、平年より6日早い7月14日に梅雨明けしましたが、梅雨末期に見られる激しい降り方が続き、岐阜県側の乗鞍スカイラインは雨量規制のため、昨日15時30分から通行止めの措置が取られ、今日も通行止めが引き続き継続されています。
長野県側の県道乗鞍岳線は、通行止めではないものの、終点の畳平に乗り入れることができないため、乗鞍高原を出発する長野県側のシャトルバスも、連動して運休の措置が取られました。
冬季閉鎖中のため、元々、畳平に乗り入れることができなかった6月でも、畳平の手前の大雪渓駐車場にある肩の小屋口バス停まで、春スキーバスが運行されましたので、シャトルバスも、肩の小屋口までの折り返し運行ができないわけではありませんが、今回はバス会社の判断に基づき、運休とされたようです。
現在の時刻は7時前。この時点で、8時便の運休が決まり、運休した便を示す掲示に「8:00」の文字が追記されます。
乗車券販売所 − 状況を尋ねる方が絶えません | 観光センター内ロビー − 今日の予定を思案する姿が... |
シャトルバスの乗車券販売所には、運行開始の目処を尋ねる方々の姿が絶えずあり、バスなどで乗鞍高原までやってきた方は、立ち寄る先もなく、観光センター内のロビーで周辺地図を広げて、乗鞍高原を散策するか、上高地、もしくは、松本市内観光に出かけようかと思案する姿もあります。
8時を過ぎる頃になると、雨は小降りになりますが、雲行きは全く変わらず...
運行開始を待つものの、缶ビールを傾けて時間を潰す |
この三連休も夏スキーにやってきた方々も、運行開始の目処の立たない状況に、車の傍らにテーブルと椅子を並べて、缶ビールなどで一杯始めなければ、時間を潰す為の術が他にはありません...
こちらは観光センター駐車場内のタクシー乗り場。
タクシーは通常通りの営業 − 山頂へ向かう登山グループが次々に乗り込む |
県道乗鞍岳線そのものは通行止めではありませんので、畳平への乗り入れはできなくても、その手前の大雪渓駐車場付近までなら、タクシーなど許可された車両は、通常通り、通行することができます。
そのため、山頂方面へ登山に向かうグループの方は、続々とタクシー乗り場へと向かう姿もありました。
小降りになって自転車の方も出発! |
さらに小降りになってきて、自転車の方も出発されます。今日の県道乗鞍岳線は、忙しそうに乗客をピストン輸送するタクシーと、8月末に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで一ヶ月近くとなり、トレーニングにやってきたヒルクライマーなど姿だけで静かな様子となりました。
そして、時刻は10時過ぎても、運休はさらに続き、乗車券販売所のホワイトボードは...
さらに運休便は増え、最終的に終日運休 |
午前中の便は全て運休が決まり、午後については未定とされていましたが、最終的には終日運休となりました。(→ Next)
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