ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.2(2010/04/03) A
【ツアーコース入口】
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ツアーコース入口 |
リフトを乗り継ぎ、かもしかゲレンデ最上部から始まるツアーコース入口。今日も出発の準備のスキーヤーの方々の姿があります。
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入口付近でのいつもと変わらぬ準備風景も今回で最後 |
シールを貼ったり、ビーコンのチェックをしたり、いつもと変わらない光景です。ただ、ツアーコース入口でこのような出発の準備をするのも今シーズンは今回で最後です。
スキー場のリフト営業が4月4日(日)に終了するため、次回からは休暇村ゲレンデから出発となります。そのため、これまでよりも早めの出発が必要となります。装備や体力などによって異なりますが、休暇村ゲレンデからツアーコース入口までは1時間30分から2時間程度は必要かと思います。
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これからの季節は日焼け止めも忘れずに |
そして、この時期ともなれば、少しずつ紫外線の強くなってきます。日焼け止めも出発準備に欠かせません。
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みんなそろって出発! |
今日は状況がよければ摩利支天岳を目指します。それではツアーコースを出発です。
【ツアーコース T】
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表面が凍り、シールの効きにくいコンディション |
昨日の降雨が深夜の冷え込みで凍り、バーン表面はご覧のように固めの状態。シールの効きにくいコンディションであることは一目で分かります。
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入口急斜面 |
入口付近の緩斜面では問題はないものの、その先の入口急斜面に差し掛かると、表面の凍ったコンディションだと、シールでは歯が立たない状態となります。スキー板を食い込ませ一歩一歩 板を雪面に打ち付けるように歩み、さらに踵からテールにかけてのグリップを保持するようなコツが必要です。
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ツボ足でも蹴けりこまないといけないほど |
今日のバーンはツボ足でもブーツのつま先でけりこみながら進まないといけないような状況です。この時期は上空から降ってくるものが雪だったり雨だったりして、バーンコンディションを大きく変化させ、さらに寒暖の差があって、雨の後で夜間の冷え込みが激しい場合には、歯が立たないほどのバーンコンディションとなってしまうのです。
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シールでは歯が立たない − 木につかまって何とか這い上がる |
特に日陰の箇所ではかなり滑りやすく、起き上がることすら困難な状況。周囲の木につかまりながらようやく這い上がります。
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なんとかクリアー! |
なんとかこの急場をクリアして安堵の表情...このように滑りやすいバーンではエッジを食い込ませながらトラバースして行く必要があるものの、そのエッジはシール以上に滑りやすく、しっかりとエッジを食い込ませたつもりでも、油断をすると一気に滑って転倒してしまうのです。
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ここからは緩斜面 − 気を取り直して! |
入口急斜面を登りきれば、しばらくはなだらかな緩斜面が続きます。気を取り直して再出発です。(→ Next)
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