ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2010/05/14〜15) C
【5月15日(土)、乗鞍スカイライン開通 − 乗鞍シャトルバス出発式】
翌日の5月15日(土)です。早朝6時のほおのき平駐車場は快晴の朝を迎えました。
毎年、5月15日は岐阜県側の乗鞍スカイラインは冬季閉鎖が解除され、平湯峠から畳平まで全線開通します。そして、乗鞍スカイラインのシャトルバスの乗り換え駐車場となっているほおのき平駐車場でも、シャトルバスの運行前に停留所の標識の設置など準備が進められます。
こちらはシャトルバスの券売所。
乗鞍スカイラインのシャトルバスは天候によって二つの運行ダイヤが設定されています。今日のような天候の良いときはAダイヤ、そして、降雨のときは、運行本数の少ないBダイヤとなります。運行ダイヤについては 2010シーズン 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 の 岐阜県側(乗鞍スカイライン)のシャトルバス をご覧ください。
シャトルバス始発便の出発する6時55分が近づくにつれて、スキーヤー・ボーダーの方々などが集まってきます。
今回お越しになった方の中に、初めてやってきたというボーダーがいらっしゃいました。どこで滑走したらよいか分からないという方は、畳平から数百メートルのところにある鶴ヶ池雪渓をお勧めします。また、畳平から山頂・大雪渓方面へ向う際はアイゼンなどの装備が必須となります。
畳平以外の部分は、まだ、雪に閉ざされているため、夏場であれば山頂登山に行くものの、今日は畳平周辺の魔王岳などから遠景を楽しむ程度にとどめるとおっしゃる方もいらっしゃいました。
そして、平湯温泉を出発した今シーズン最初のシャトルバスが到着します。
スキー・ボードなどの荷物はトランクに預けてバスに乗車します。
始発便は1台で42名の乗客を乗せて畳平へ出発します。今回は1台のみの運行ですが、今後、ハイシーズンを迎えて乗客数が多くなってくると、複数台のバスで運行されます。
始発のシャトルバスの出発した後、ほおのき平駐車場では毎年恒例の乗鞍シャトルバス出発式の準備が始まります。
乗鞍シャトルバス出発式に出席する来賓・関係者などが参加し、花輪で飾られた濃飛乗合自動車株式会社(濃飛バス)、松本電気鉄道株式会社(松本電鉄)の車両を前に、テープカットが行われました。その後、3台のシャトルバスは来賓・関係者を乗せて畳平に向かい、安全祈願の神事など乗鞍岳山開き祭が執り行われるスケジュールとなっています。
また、天候不順で乗鞍スカイラインが通行止めとなった場合は、畳平で予定される神事などは、シャトルバス出発式に引き続き、ほおのき平駐車場で行われます。
早朝の畳平の気温はマイナス6℃と冷え込んだものの、乗鞍スカイラインの通行や畳平の状況は問題なく、予定通り、来賓・関係者の方々を乗せたシャトルバスは、ほおのき平を後にします。(→ Next)
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