【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い】
(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)
本格的にヒルクライムシーズンが始まり、晴れていれば下りでも全く寒さを感じない状態となってきました。しかし、天候状況によっては防寒着が必要となることが多く、軽量化のために荷物を減らしたとしても、レインウェアなどの装備は必ず持参して下さい。
8月から9月にかけて、熊の出没が頻繁になる時期を迎えます。熊は森林の中だけでなく、道路上にも出没します。そのため、自動車のような走行音のしないヒルクライムは鉢合わせする危険性がありますので、熊鈴を鳴らしながら走行することをオススメします。
熊だけでなく、野生の猿も確認されています。
気温が低くても、熱中症には十分注意してください。特に水分補給が十分でない場合は途中で補給するようにしてください。
長野県側 県道乗鞍岳線(観光センター〜畳平) |
場所(観光センターからの距離、標高) |
バス停 |
飲料水 |
売店(スポーツドリンクなど) |
コインロッカー |
トイレ |
観光センター(0km地点、標高1430m) | ○ | ○ | ○ (自販機・売店) | ○(営業時間内) | ○ (公衆トイレ) |
三本滝レストハウス(7km地点、標高1800m) | ○ | ○ (営業時間内) | ○ (自販機) | × | ○ (公衆トイレ) |
位ヶ原山荘(15km地点、標高2350m) | ○ | ○ | ○ (営業時間内) | × | ○ (営業時間内) |
大雪渓(18km地点、標高2600m) | ○ | △ (沢水) | × | × | ○ (公衆トイレ) |
終点畳平(20km地点、標高2702m) | ○ | ○ (営業時間内) | ○ (営業時間内) | ○(営業時間内) | ○ (公衆トイレ) |
岐阜県側 乗鞍スカイライン(ほおのき平〜畳平) |
場所(ほおのき平からの距離、標高) |
バス停 |
飲料水 |
売店(スポーツドリンクなど) |
コインロッカー |
トイレ |
ほおのき平(0km地点、標高1230m) 平湯温泉バスターミナル() |
○ ○ |
○ ○ |
○ (自販機・売店) ○ (自販機・売店) |
× |
○ (公衆トイレ) ○ (公衆トイレ) |
平湯峠(6.3km地点、標高1684m) | × | × | × | × | × |
夫婦松駐車場(9.3km地点、標高1950m) | × | × | × | × | ○ (公衆トイレ) |
終点畳平(20.7km地点、標高2702m) | ○ | ○ (営業時間内) | ○ (営業時間内) | ○(営業時間内) | ○ (公衆トイレ) |
持参したボトルがいつも以上に少なくなったときは、安全のため、上記の場所で水分補給をして下さい。特に岐阜県側 乗鞍スカイライン周辺では、多くの方がスタート地点とする平湯峠は駐車場以外の設備はなく、乗鞍スカイライン上にはバス停すらない状態ですので、十分注意してください。上記の場所については、ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線カーブ番号版(参照画像) を参照して下さい。
めまい、失神、早い脈、筋肉の痙攣など、体調不良を感じたらムリに下山せず、周囲の走行者、バス・タクシーなどに救助を求めて下さい。(下山走行中に体調悪化して転倒事故の可能性あり。)
<前を良く見て走行してください。(特に登り走行時)>
ヒルクライムで、下を向いたままべダルをこぐ様子が良く見られます。その場合、対向車の存在に気付くことが遅れて、正面衝突する危険性があります。必ず前を見て走行してください。
<並走禁止(横並び走行)>
横に並んだ並走走行は道路交通法でも規制されています。友人同士でおしゃべりしながら並んで走行するのは楽しいものですが、県道乗鞍岳線は狭小区間が多く、後ろから来た自動車が追い抜くことができません。また、対向する車両との接触の危険性もありますので、絶対に並走しないようお願いたします。
<下山時はスピードを落として、カーブミラーもしっかりと確認>
過去の事故の中で最も多いのは、下山中の転倒事故です。
スピードを乗せたダウンヒルは楽しいものです。しかし、マイカー規制とはいえどもシャトルバス・タクシーなど通行があり、特にシャトルバス・観光バスーなどの大型車両は対向車線まで使わないとカーブを曲がることができません。大型バスは対向車線にはみ出すものだという認識を持っていたほうがよいでしょう。そのため、カーブミラーでヘアピンカーブの先の状況もよく確認してください。カーブミラーの確認をすると姿勢が不安定になるという方もいらっしゃるかと思いますが、すでにその状態がスピードを出しすぎている証拠です。しっかりとカーブミラーが確認できる速度までスピードダウンしてください。
<防衛運転に徹すること>
他の車両との事故の場合、過失の問題が生じますが、いずれにしても、ダメージが大きいのは自転車の方です。必ず防衛運転に徹するようお願いいたします。
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