第16回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

(2019/07/06〜07) C

 

 


 

【いよいよゴール】

ゴール 天候は小雨・気温9.3℃

ゴールエリアでは事前の応援バスで駆け付けた観客が選手の到着を待っています。9時の畳平の天候は9.3℃、この時期の気温としては若干低め。

 

2014年の第11回大会からゴール位置が400メートル手前に

本大会は2014年の第11回大会より乗鞍スカイライン全面通行止での開催となりました。しかし、長野県側から畳平への進入経路を確保する必要があり、ゴールを従来の畳平入口から、長野県側T字交差点より山麓側に変更され、これまでより全長が400メートルほど短くなりました。

 

若松 達人選手(チャンピオン優勝、1時間02分05秒)

トップでゴールにやって来たのは、若松 達人選手(チャンピオンクラス)。到着時刻は9時17分05秒でタイムは1時間02分05秒。5km付近で矢部選手を抜き、そのまま独走体制を貫いてのゴール。また、前回大会5位だった自己タイムを更新されました。

 

矢部 周作選手(チャンピンクラス2位、1時間03分51秒) 奥 隆三郎選手(チャンピオンクラス3位、1時間04分17秒)

そして、2番手は矢部 周作選手(チャンピンクラス2位、1時間03分51秒)、3番手は奥 隆三郎選手(チャンピオンクラス3位、1時間04分17秒)。

4番目は池田 隆人選手(男子C) チャンピオンクラストップとの差は2分53秒!

4番手に到着は池田 隆人選手(男子C)、到着時刻は9時19分58秒、チャンピオンクラストップでゴールした若松選手との差は2分53秒!

 

「ん〜?」 − スタートが3分遅くて2分53秒差? 池田選手がチャンピオンクラスを抑えて総合優勝!
タイムは1時間01分58秒

「ん〜?」...ゴールで記録を取る計測を担当する方々が画面上の計測結果を再確認します。男子Cはチャンピオンクラスより3分遅れでの出走のため、チャンピオンクラスのトップ選手から3分以内でゴールした場合は、チャンピオンクラスを上回る結果となります。

池田選手のタイムは1時間01分58秒となり、その後のクラスでも池田選手を上回る選手はなく、チャンピオンクラスを抑えて総合優勝を果たしました。

 

 大森 慶太(男子E優勝 1時間03分37秒) 和田 樹(男子B優勝  1時間05分52秒) 三嶋 陸斗(男子A優勝 1時間06分00秒)

 

太田 重光(男子D優勝 1時間06分32秒) 浦上 雅弘(男子F優勝 1時間06分17秒)

そして、各クラスのトップ選手が続々とゴール。 男子Eトップの大森 慶太選手はチャンピオンクラスの若松 達人選手に続いて総合3位。男子Bトップの和田 樹選手はクラス三連勝で、その前年の男子Aも含めて四連勝を果たしています。また、男子Aトップの三嶋 陸斗選手は昨年21位から大きく躍進。

 

ゴール直前はフラットコース − 最後の力を振り絞ってスプリント

桔梗ヶ原からゴールまでの約1kmほどは、これまでの急勾配から解放され、特にゴール直前の数百メートルは完全なフラットコースになるため、最後の力を振り絞ってスプリントレースさながらの激しいバトルが繰り広げられます。

 

濃霧の中でのレース

今回は半数ほどが初参加の選手で、中には一度も乗鞍スカイラインを走ったことのない方もいらっしゃったようです。濃霧でゴールが全く見えない中でのレースは、精神的にツラいものがあったかと思います。

 

e-BIKEトップは山内 良典選手
1時間07分02秒で総合10位

さて、今回テストレースとして設けられたe-BIKE。そのトップでゴールしたのは山内 良典選手。タイムは1時間07分02秒で総合10位の記録でした。

 

【リザルト − 総合1位〜10位】

順位 クラス 選手氏名 タイム トップ差
1 男子C 池田 隆人 1:01:58.688  
2 チャンピオン 若松 達人 1:02:05.621 00:06
3 男子E 大森 慶太 1:03:37.937 01:39
4 チャンピオン 矢部 周作 1:03:51.843 01:53
5 チャンピオン 奥 隆三郎 1:04:17.753 02:19
6 男子B 和田 樹 1:05:52.320 03:53
7 男子A 三嶋 陸斗 1:06:00.536 04:01
8 男子F 浦上 雅弘 1:06:17.323 04:18
9 男子D 太田 重光 1:06:32.331 04:33
10 e-BIKE 山内 良典 1:07:02.037 05:03

総合1位〜10位までの上位選手はご覧のとおり。今回は一般クラスの健闘が目立っています。

なお、全選手のリザルトはこちらをご覧下さい(外部リンク)→ https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=190707_norikurahc

 

【出走者数・完走率】
エントリー数 出走数(A) 完走数(B) リタイア(A−B) 完走率(B/A)
732名 627名 613名 14名 97.8%

今回のレースは627名が出走し、完走613名・リタイア14名で完走率:97.8%で、完走率は前回大会と変わりありませんでした。(2017年前回大会出走率:97.8%)。

 

【ゴール後のひととき】

そのまま走行して畳平へ 今日は寒くて風があってタイムが延びなかった〜

ゴール後はそのまま400メートルほど走行して、待機場所の畳平に向かいます。「いや〜今日はちょっと寒くて風が結構あってタイムが延びなかったですよ。年々きつくなりますよ〜(笑)」と、

 

畳平 − 国内自動車道最高標高地点(標高2702m)

待機場所 今朝預けた荷物はここで受け取ります

こちらが国内自動車道最高標高地点の畳平(標高2702m)。今朝、スタート前に預けた荷物はこちらで受け取ります。レース途中で受け取ることはできないため、体力に自信のない方は天候急変に備えた最低限の装備を持参してレースに臨まれたほうがよいと思われます。

 

総合1位となった池田 隆人選手

こちらは総合1位となった池田 隆人選手。総合1位についてお聞きしても飄々とされた表情。もしかすると想定内だったのでしょうか〜(笑)。今回は一般クラスでの初出場ですが、各大会でも上位に食い込んでいて、チャンピオンクラスに出場してもおかしくない実力の持ち主...

 

途中までは良かったけど寒かった〜 篠島 瑠樹選手 − 男子Aで2位でした〜

何人かの選手にお聴きすると、「途中まで日が出ていてよかったけど寒かった。残り6km位からちょっと向かい風でした。」とのことで、前回大会と比べて全体的にタイムが伸び悩んだ様子。そして、右は男子Aの篠島 瑠樹選手「男子Aで2位でした〜。次はベルギー頑張ってきます!」と、ちょっと悔しそう。それでも前回の7位から大きく躍進です。

 

日吉 愛華選手 − 女子3位に入賞、現在13歳、本大会2番目に若い選手

こちらは女子3位の日吉 愛華選手。「3〜4年くらい前から自転車始めました。レースはきつかったけど楽しかった。試走もしたことなく、霧で周りも見えず、どこだろう?どこだろう?と思っているうちにゴールしてしまいました。」とのこと。現在13歳で本大会で2番目に若い選手、これからの活躍が期待されます。そして、一緒に参加したお父様は、「 結構いろんなところに連れて行っているけど、ここはきつかった〜富士山とはちがう。」と、おっしゃっていました。

 

下山を指揮する後藤さん − 「また来年も開催したいんで怪我のないように〜」

10時の畳平の気温は9.5℃。7月とは思えない寒さです。そして、下山準備のできた選手から下山が開始されます。登りと異なり、ある程度のスピードのなかでの走行となりますので、ウインドブレーカーやレインウェアなどの防寒着は必須です。

「下山準備できた人はこちらに並んでください。かなり風が強くなってきましたが、先導が停まりましたら止まってください。皆さんお願いします〜怪我をしないように!また来年も開催したいんでよろしくお願いしますね〜。」

長年大会役員を務める後藤さん、「また来年も開催したいんで...」 この言葉に大会への思いが詰まっています。

 

下山開始 達成感でいっぱい

そして、10時過ぎに下山開始。こんな天気にも関わらず、みなさん達成感でいっぱいです。

 

笑顔の矢部選手 宮下選手

「終わった〜...」その一言に尽きますが、下山も結構長いんです..

下山は風景を眺めながら − この風景を脳裏に焼き付けて...

レース中は景色など眺める余裕がなかった選手も多いと思いますが、途中からは雲の切れ間に遠景の様子も眺めることができました。大会の想い出にこの風景を脳裏に焼き付けてくだされば幸いです。

 

■ Next>>  Page5 【表彰式】 ■

 


 

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  Next>>