【速報バックナンバー 2024年5月分】

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◎ 5月  
■2024年5月29日(水)       ■2024年5月25日(土)       ■2024年5月23日(木)       ■2024年5月18日(土)       ■2024年5月11日(土)       ■2024年5月3日(金)      

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■2024年5月29日(水)     

※ 乗鞍岳春山バスの最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

春山バス、大雪渓延伸運行に向けた試運転実施
延伸開始は当初予定の6/1から前倒して、5/31(金)から実施
@ 2024/05/29 11:15
乗鞍岳春山バス − 大雪渓延伸運行試運転
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2024/05/29 11:25
360度 絶景が広がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ)

B 2024/05/29 11:55
雪壁は高さ最大10m − 例年並み
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下4号カーブ)

C 2024/05/29 11:50
穂高をバックに進む春山バス
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下4号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 県道乗鞍岳線の除雪が大雪渓まで完了したことから、現在、位ヶ原山荘まで運行されている乗鞍岳春山バスを、大雪渓まで延長運行するにあたり、本日、位ヶ原山荘〜大雪渓の約3.5km区間の試運転が実施されました。運行開始日は当初の予定日6月1日(木)より1日前倒して、5月31日(土)より、大雪渓まで運行されることが正式に決定されました。

昨日は、台風や高気圧辺縁の湿った空気に刺激された前線を伴う低気圧が、日本列島を沿うように移動し、各地で大雨をもたらし、乗鞍周辺でも国道158号線をはじめ、県道乗鞍岳線・県道上高地公園線・県道白骨温泉線など主要道路が雨量規制通行止めとなりました。ただ、低気圧の通過とともに急速に天候は回復し、今朝は綺麗な青空が広がる天候となり、通行止めは早朝に解除され、春山バスは始発便から通常運行が開始されました。

試運転は関係機関や報道の方などを乗せて、通常運行の春山バスに合わせたダイヤで実施されました。新緑がまぶしい乗鞍高原を抜けて、位ヶ原山荘に到着すると、ほどなくして森林限界を超えて、残雪が残る見事な山岳風景が車窓いっぱいに広がります。

試運転は除雪状況が安全運行に支障がないかどうかなどの確認のために実施されますが、除雪作業は4月中下旬に位ヶ原山荘まで完了した後、ゴールデンウィーク前後から再び大雪渓に向けて開始されました。5月中下旬にはもっとも雪壁が高い大雪渓下の4号カーブに到達後、大雪渓まで完了しました。現在は難所の富士見沢を抜けて県境まで完了し、肩の小屋方面へと進んでいます。

今日は雲一つない快晴の中での試運転となり、青い空・白い残雪・緑のハイマツが織りなす「春山の三原色」が、全方位パノラマ写真のごとく広がっています。乗鞍の山頂はもちろんのこと、穂高などの近隣の山並みもはっきり見られ、最も雪壁の高い4号カーブの雪壁の谷間からは穂高が眺められるベストショットが撮影できました。この4号カーブの雪壁は最大約10メートルで、ほぼ例年並みの状況です。

春山バスの大雪渓延伸は、6月1日頃を目安に実施されますが、除雪の進み具合や残雪状況等により、その年の状況に応じて検討され、地元からは「沿道の雪壁は最大の観光資源で、できるだけ高い状態の雪壁をご覧頂きたい。そのために1日でも早く大雪渓延伸をお願いしたい」という声もあり、今年は1日前倒しの5月31日(金)からの延伸開始が決まりました。

大雪渓、及び、稜線付近の積雪状況は、このページの下にある毎週土曜日掲載の速報でご確認いただけますが、昨日の大雨の影響で雪解けが早まり、大雪渓付近は昨年より1週間程度遅い雪解け状況が昨年とほぼ同じとなり、稜線付近でも雪解けが進んでいます。ただ、山頂までは全面積雪のため、必ずアイゼン(軽アイゼンではなく冬用アイゼン)を持参してください。(2024/05/29 18:40更新)

 

5月29日(水)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2024年5月25日(土)     

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今日も快晴 − 5月の週末はすべて快晴でした 
@ 2024/05/25 08:15
乗鞍高原は山の残雪と新緑がまぶしい季節
(観光センター前)
A 2024/05/25 09:20
快晴11℃ − 爽やかな空気がスキーヤーを誘う
(位ヶ原山荘前)

B 2024/05/25 13:30
見飽きることのない絶景
(朝日岳直下)

C 2024/05/25 14:55
4号カーブの雪壁は圧巻
(4号カーブ − 春山バス大雪渓延伸は6月から)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日も快晴の一日。これで5月の週末は全て快晴で、2001年より掲載を開始して以来、初めての記録となりました。


観光センター前駐車場・春山バス>
朝7時の観光センター前駐車場の天候は、快晴・気温12℃。明け方は雲が多い状態でしたが、日差しがしっかり差し始めると急に雲が抜けて、真っ青な快晴の朝となりました。今日はいつも以上にひんやりとした空気に包まれています。7時の時点での30台ほどの来場者で、先週までの賑わいがひと段落した感じで、春山バスは観光センターから2台、三本滝から1台でした。

乗鞍高原の新緑はさらに輝きが増し、その中に白い花を見つけることができます。あたり一面に咲き誇るのはズミの花。鮮やかな新緑に交じって咲き、このほか、ウワミズザクラも特徴的な花を見せます。また、レンゲツツジの鮮やかなオレンジ色もあちらこちらに見られるようになり、乗鞍高原は花の季節を迎え始めています。

春山バスが行く沿道の雪はかなり少なくなり、終点の位ヶ原山荘に到着する付近でようやく見られる程度。ただ、来週には位ヶ原山荘から3.5km先の大雪渓まで延伸される予定で、高さ10メートル近い雪壁を楽しむことができるようになります。

始発便が到着した、9時過ぎの位ヶ原山荘の天候は、快晴・気温11℃。いつもなら、日差しの暑さが体にこたえるところですが、今日は暑くもなく寒くもないちょうどよいコンディションとなっています

<位ヶ原・大雪渓・道路の除雪>
入山口の屋根板の積雪も少なくなり、木々が行く手を阻むようになってきました。屋根板の入山口は2ヶ所あり、いつもお伝えしているのは山荘寄りの箇所ですが、その奥に登山道沿いの入山口があり、下山滑走の出口として利用することもあります。

登山道沿いの入山口はもともと沢になっていて、雪解けとともに、雪の下を沢が流れるようになってきました。数か所ぱっくりと割れ目が見え始めいますので、踏みぬいて雪の下の沢に流されると、かなり危険な状態となります。したがって、可能な限り、手前にある山荘寄りの入山口から登り始めることをお勧めします。なお、下山滑走においても十分注意が必要です。

道路の除雪は大雪渓を過ぎて、富士見沢を貫通しています。したがって、すべり台や富士見沢上部からの滑走はできませんのでご注意下さい。、11時の大雪渓の気温は10℃、今日は完全に汗しらずの一日で、日差しの暖かさを心地よく感じるほどです。バーンは緩んでいますが、屋根板上部や大雪渓より山頂方面は急斜面となっていますので、12本爪の冬用のアイゼンを装着することをお勧めします。この時期は春山という感覚から、軽アイゼンやチェーンのアイゼンを持参される方がいらっしゃいますが、ほとんど役に立ちません。特に下りは踏み跡がないと身動きできない状態となりますので、装備には十分注意が必要です。

大雪渓の積雪は、入口付近・モーグル岩・石碑の岩ともに、昨年より1週間ほど遅い雪解けとなっています。

<山頂方面(下山ルート)>

山頂方面への登山ルートと、山頂方面からの下山ルート

@ 青ルートでお願いします

A ハイマツ保護ロープの先はハイマツが出ています

B 山頂方面ら位ヶ原山荘への下山ルート C 屋根板入口(登山道沿い)は沢が流れ始めました

画像・記事の転載・引用・リンクについて

山頂方面の積雪は、ほぼ昨年並みの状況。朝日岳直下・蚕玉岳は最上部から滑走可能ですが、剣ヶ峰直下は一部積雪が途切れています。

13時の稜線の気温は10℃、遠方の山々に若干雲がかかるものの、今日も快晴の一日で、2本〜3本も登り返すスキーヤーの姿も見られました。蚕玉岳の稜線は一部で下地が出てきましたが、途中で滑走エリアを分断する岩場があるものの、そちらはまだ見えていませんので、もうしばらく滑走は可能と思われます。

次回速報は6月1日(土)の予定です。(2024/05/25 22:40更新)

 

5月25日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 

 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了し、それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月12日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜4月12(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月12日(金)11時〜28日(日)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(月)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(日)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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■2024年5月23日(木)  

 

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【ご注意】三本滝ゲート〜県境間は6月末まで自転車進入禁止です
春山バスに虚偽の申告の上 自転車を持ち込み、下山走行したと思われる事案がありました
@ 三本滝ゲート
6月末までは自転車通行禁止です
A 違反の場合は懲役3ヶ月または5万円以下の罰金
今年からゲートに掲示されています

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日、Twetterにも掲載いたしましたが、県道乗鞍岳線の三本滝ゲート以降は6月末まで自転車通行禁止となっています。

毎年、数件の違反事例がありますが、今年はほぼ皆無で、自転車の方々のマナー向上が図られたものと思っていました。しかし、非常に悪質な事案が昨日発生いたしましたので、絶対になさらないよう重ねてお願い申しあげます。

違反した場合は道路交通法に抵触し、懲役3ヶ月または5万円以下の罰金が課せられ、自動車のような反則金制度(青切符)はなく、いきなり刑事処分となりますのでご注意ください。

【昨日5月22日(水)の春山バスへの自転車持ち込み事案について】

昨日、折り畳み自転車を手荷物として持参した乗客が、春山バスに乗車しようとしました。バス係員からは自転車の持ち込みはできないと説明を受けたものの、「絶対に乗らないから」と申告して春山バスに乗車した模様。

終点の位ヶ原山荘は自転車通行禁止区域内にありますが、当該者たちは茂みに自転車を隠し、春山バス下り最終便が出発した後、周辺が暗くなってから訪れ、自転車を組み立てて下山し、「(自転車禁止は)知らなかった」とか「バスの人は認めてくれた」とか言い訳をしていた模様です。

非常に身勝手な行動と言わざるを得ない事案であり、絶対にこのようなことがないようお願いいたします。


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■2024年5月18日(土)     

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本日もほぼ終日快晴 − 昨日の新雪が10〜15センチ積もり、柔らかなターンを楽しめる 
@ 2024/05/18 09:20
始発便は5台運行 − 今日はスキーヤー・ボーダーが多い
(位ヶ原山荘前)
A 2024/05/18 11:40
山頂方面は昨日の新雪で綺麗に雪化粧
(大雪渓入口付近)

B 2024/05/18 14:40
新雪10〜15センチ − 湿雪なのに滑りやすい
(蚕玉岳)

C 2024/05/18 14:00
乾いた爽やかな空気に包まれ、終日快晴が続く
(蚕玉岳)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先週に引き続き、今日もほぼ終日快晴で、しかもそよ吹く風がひんやりとした心地よい空気感があり、昨日の新雪が降り積もる中、最高の春山スキー・ボードを楽しむことができた一日でした。


観光センター前駐車場・春山バス>
朝7時の観光センター前駐車場の天候は、快晴・気温13℃。ひんやりとした空気に包まれ、爽やかな朝を迎えます。7時の時点での70台ほどの来場者が見られましたが、その後はあまり増加せず、春山バス始発便は観光センターからの出発が4台、三本滝からの出発が1台の5台で、先週より1台少ない状況。ただ、今日はスキーヤー・ボーダーの方々の割合が多く、ゴールデンウィーク以降も営業されていたスキー場が営業終了を迎えたことが要因だった模様です。

乗鞍高原は、新緑が日に日に濃くなっていきます。例年だとスモモが見頃の季節ですが、今年はすっかり終わってしまい、今後はミズやレンゲツツジの季節へと移り変わります。季節の移り変わりと同時に、春山バスが行く沿道の積雪もどんどん少なくなり、現在は、冷泉小屋を過ぎたあたりからようやく見られるようになります。現在、位ヶ原山荘が終点となっていますが、6月より大雪渓まで延伸されると、高さ10メートルにも及ぶ雪の壁を楽しむことができるようになりますので、ぜひとも、6月になったらお越しになることをお勧めします。

始発便が到着した、9時過ぎの位ヶ原山荘の天候は、快晴・気温14℃。昨日は天候が悪く、未明に降った降雪で春山バスは1・2便が運休になりましたが、残雪は全くなく、日差しの強さを感じます。

<位ヶ原・大雪渓・道路の除雪・軽装登山は厳禁>
入山口の屋根板では富士見岳が真っ青の快晴の空に浮かんでいます。雪面は表面は柔らかい状態ですが下地に硬さを感じ、屋根板の斜面の急な所ではシールのグリップが効かず、滑落するスキーヤーが結構いらっしゃいました。

また、春山シーズンがある程度経過すると、装備が軽装な方の入山が目立つようになります。今日はボードとソフトブーツだけでお越しになったボーダーの方が見えましたが、急斜面では先行者のトレース(踏み跡)を頼りに登ることしかできず、ソフトブーツでは引き返せないので、登り切るしか手段がない非常に危険な状態でした。

「みんなが山頂に行ってるから、自分も行きたい・行ける...」という考えではなく、もし、雪面がこれ以上硬くなって、滑落したら自身がケガをするだけでなく、他人を巻き込んだり、また、両手に持つボードを手放してしまったらどうなるかなどを想定した行動をとってもらいたいものです。(軽装な方を見かけたら、皆様もぜひとも、お声がけして引き留めるようお願いいたします)

位ヶ原に到達すると、それまでの暑さを和らげる爽やかなが風が吹き抜けます。12時の大雪渓の気温は12℃、昨日の新雪は深いところで20センチほど降り積もる状況。、入口付近の雪解けは、昨年より1〜2週間ほど遅く、一昨年並みの状況。石碑の岩は、昨年より1〜2週間ほど遅く、一昨年より2週間早い状況。モーグル岩は、昨年より1〜2週間遅く、一昨年より3週間早い状況で、全体的に先週よりも雪解けペースが遅くなっています。

県道乗鞍岳線の除雪は、大雪渓に到達しました。大雪渓の手前にある4号カーブは最も雪壁が高い箇所ですが、現在12メートル近くまであって圧巻です。春山バスの大雪渓延伸は6月ですが、その時期になっても、まだ、高い雪壁が残っていると思われます。

<山頂方面(下山ルート)>

山頂方面への登山ルートと、山頂方面からの下山ルート

@ 山頂方面積雪状況

A 青ルートでお願いいたします

B 山頂方面ら位ヶ原山荘への下山ルート

画像・記事の転載・引用・リンクについて

山頂方面の積雪は、昨年よりもやや少なく一昨年並みの状況。昨日の新雪が10〜15センチほど降り積もっています。通常、この時期の新雪はストップスノーで滑りにくいものですが、今日は湿雪ではあるものの、滑走性はよく、滑りやすい雪質でした。

朝日岳方面から大雪渓に下山滑走した場合は、そのまま、位ヶ原山荘へ滑り降りることができますが、剣ヶ峰・蚕玉岳方面から下山滑走した場合は、道路に達した後、大雪渓に戻ってから、位ヶ原山荘へ下山してください。

14時の稜線の気温は12℃、15時近くになって、西の空から曇ってきたものの、今日はほぼ終日快晴の一日を楽しむことができました。

次回速報は5月25日(土)の予定です。(2024/05/18 22:30更新)

 

5月18日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了し、それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月12日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜4月12(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月12日(金)11時〜28日(日)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(月)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(日)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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■2024年5月11日(土)     

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終日快晴無風、爽やかな空気に包まれ、澄んだ空気に包まれた絶好の一日 
@ 2024/05/11 09:20
始発便は6台運行 − 大型連休並みの賑わい
(位ヶ原山荘前)
A 2024/05/11 10:50
除雪作業が急ピッチに進む
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原5号カーブ)

B 2024/05/11 10:55
雲一つない青空
(位ヶ原)

C 2024/05/11 14:45
乾いた爽やかな空気に包まれ、終日快晴が続く
(蚕玉岳)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はほんとに雲一つない快晴となり、この晴天で全国的に30℃以上の真夏日を観測した地点もあったようですが、山頂方面は爽やかな空気に包まれ、非常に過ごしやすい一日を送ることができました。


観光センター前駐車場・春山バス>
朝7時の観光センター前駐車場の天候は、快晴・気温12℃。ひんやりとした空気に包まれているものの、日差しに暑さを感じる状況です。7時の時点での70台ほどの来場者が見られ、そのほとんどが春山バス始発便に乗車される登山者やスキーヤー・ボーダーの方々です。8時過ぎには100台以上まで増え、春山バス始発便は観光センターからの出発が5台、三本滝からの出発が1台の6台での運行となりました。ゴールデンウィークが終わったばかりですが、ゴールデンウィーク並みの賑わいです。

乗鞍高原一帯は、新緑がきれいな季節を迎え、春山バス始発便は位ヶ原山荘へと向かいます。この新緑も三本滝付近までで、それ以降は冷泉小屋付近から沿道に積雪が見られるようになってきました。なお、春山バスは、例年5月下旬〜6月上旬には、位ヶ原山荘から3.5km先の大雪渓まで延伸される予定で、高さ10メートル近い雪壁を楽しむことができるようになります。

始発便が到着した、9時過ぎの位ヶ原山荘の天候は、快晴・気温14℃。日差しの暑さを覚える中、山頂方面に向けて出発します。

<位ヶ原・大雪渓・道路の除雪>
入山口の屋根板では富士見岳が真っ青の快晴の空に浮かんでいます。雪面はすでに緩んでいますが、山頂方面に向かう方は、12本爪の冬山用のアイゼン装着をお願いいたします。季節的には春山ですが、山頂方面は雪の硬い時があり、また、柔らかくても下山には爪のしっかりした冬山用アイゼンが必要です。

屋根板から位ヶ原に出るまでは、風もほとんどなく、暑さにバテる状況が見られましたが、位ヶ原に到達した途端、空気がひんやりしたものに入れ替わり、ほんとに過ごしやすい気候に包まれます。そして、遠くから聞こえる重機の音の先では、県道乗鞍岳線の除雪が進められていました。現在は、位ヶ原5号カーブの除雪が進められていて、ロータリー除雪車が除雪した雪をアーチ状に勢いよく巻き上げる様子は圧巻。5号カーブの雪壁は最も高いところで10メートルに達する程ですから、雪の上から車道への転落には十分注意してください。除雪はこの先、5月下旬〜6月上旬に春山バスが延伸される大雪渓に向けて急ピッチに進められます。

11時の大雪渓の気温は14℃、心地よいそよ風が吹き抜け、山頂方面への足取りが軽くなります。入口付近の雪解けは、昨年よりやや遅く、例年よりもやや早い状況。石碑の岩は昨年よりやや遅く、一昨年より2週間早い状況。モーグル岩は昨年よりやや遅く、一昨年よりも1ヶ月近く早い状況です。

<山頂方面(下山ルート)>

山頂方面への登山ルートと、山頂方面からの下山ルート

@ 青ルートでお願いします

A ハイマツ保護ロープの先はハイマツが出ています

B 山頂方面ら位ヶ原山荘への下山ルート

画像・記事の転載・引用・リンクについて

山頂方面の積雪は、昨年よりもやや多く一昨年並みの状況。また、朝日岳方面からの位ヶ原山荘方面への下山は大雪渓に流入した後、5号カーブの手前を屋根板方面に滑り降りることができます。ただ、剣ヶ峰・蚕玉岳方面からの下山では、車道まで滑り降りてしまうと、その後のルート取りをうまくいかないため、滑走エリアの途中から大雪渓方面に流入されることをお勧めします(または、車道に到達後、車道沿いに大雪渓へ)。

13時の稜線の気温は12℃、今日は厳冬期並みの澄んだ空気に包まれ、遠景の山並みが手に取れるかと錯覚するほどの透明感にあふれ、厳冬期並みの澄み切った青空が続いた一日でした。

次回速報は5月18日(土)の予定です。(2024/05/11 23:45更新)

 

5月11日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了し、それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月12日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜4月12(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月12日(金)11時〜28日(日)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(月)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(日)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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■2024年5月3日(金)     

大型連休後半が始まる − 連なる高気圧に包まれて良い天気の一日 
@ 2024/05/03 09:35
始発便は6台運行、200名以上の方がやってくる
(屋根板 − 山頂方面への入山口)
A 2024/05/03 11:10
綺麗な青空が山頂へといざなう
(位ヶ原)

B 2024/05/03 13:50
今日は最高!!
(蚕玉岳山頂)

C 2024/05/03 14:25
北アルプスの屏風の中をドロップイン
(蚕玉岳山頂)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日から大型連休後半が始まりました。前半は芳しくない日が見られたものの、後半は高気圧がいくつも連なり、良い天気に恵まれる予想が出ていて、今日は多くの方がお越しになりました。

<三本滝駐車場、春山バス>
朝7時の三本滝駐車場の天候は快晴・気温2℃。周辺では霜柱が立っていて、早朝は氷点下の冷え込みだった模様です。この時点で三本滝駐車場は30台程で、連休初日としてはかなり少ない状況。舗装部分は7時30分頃に満車になったものの、未舗装部分は春山バス始発便の時間が近づいても10〜20台程度しか埋まっていない状況。

8時過ぎには乗車券の販売が始まり、大半の方は往復券を買い求めていました。ツアーコースはすでに滑走できない状況のため、春山バスでの下山が必須です。始発便は三本滝からの乗車が1台、観光センターからの乗車が5台の計4台で、200名以上の方が位ヶ原山荘に向けて出発しました。この時期はまだ三本滝からの乗車が多いものの、ツアーコースでの下山滑走ができないことと、三本滝駐車場があふれた場合に路上駐車ができないことが、観光センターからの乗車が増えた要因と思われます。

沿道の積雪は荒田沢橋付近から見られ、冷泉小屋付近より急激に増えて行きます。ただ、雪解けで雪壁が緩んで崩れる恐れがありますので十分注意が必要です。

春山バスが到着した9時過ぎtの位ヶ原山荘の天候は快晴・気温11℃、大半の方が山頂方面に向かうため、山荘から100〜200m程先にある屋根板の入山口へと向かいます。

<位ヶ原・大雪渓>
入山口の屋根板では富士見岳が真っ青の快晴の空に浮かんでいます。雪面はすでに緩んでいますが、山頂方面に向かう方は、12本爪の冬山用のアイゼン装着をお願いいたします。季節的には春山ですが、山頂方面は雪の硬い時があり、また、柔らかくても下山には爪のしっかりした冬山用アイゼンが必要です。

気温はどんどん上昇し、アウターなしでも全く問題ない状態。積雪は例年より若干少なめで、ルート上にハイマツが見られる場合がありますので、立ち入らないようお願いいたします。なお、誤って進入するケースが多い3箇所については、目印となるようロープが張ってあります。ハイマツが出てきたところでは雷鳥が営巣する可能性があります

11時の大雪渓の気温は20℃、入口付近の積雪は昨年とほぼ同じ状況。昨年は一昨年よりも2週間早い雪解けでしたので、今年は例年よりも積雪が少ない状況であることは間違いありません。このほか、モーグルコースの岩は厳冬期に一度も隠れることがなく、石碑の岩もすでに頭を出していて、これらは昨年より1週間ほど遅く、、例年よりも2〜3週間早い状況です。

<山頂方面>

山頂方面へのルート(ハイマツ保護にご協力を)

B 青ルートでお願いします

B ハイマツ保護ロープの先はハイマツが出ています

画像・記事の転載・引用・リンクについて

昨日は若干降雪があった模様で、雪面の白さが増していて、雪面は日差しの影響もあって、十分柔らかい状態です。また、新雪の影響でシールに張り付く感覚もあって、シールが効きやすい状況でもありました。ただ、下山で計アイゼンの方は足元に不安を覚える方が散見していて、12本爪の冬用のアイゼンを強くお勧めします。

13時の稜線付近の気温は12℃、午後から少し雲が出てきたものの、綺麗な青空は続き、遠方の山々もクリアに広がっていて、申し分ない一日です。稜線からの滑走も、滑りやすい春雪で、昨晩の降雪による影響(ストップスノー)はほとんどないといって良い状態です。、

稜線付近の積雪は、昨年とほぼ同じで、例年より2〜3週間程度早い雪解け状況です。

<ツアーコースの積雪状況>

ツアーコース積雪状況−1番標識から雪がありません
必ず春山バスで下山を! 
@ ツアーコース2番標識付近 A ツアーコース1番標識下

B ツアーコース入口急斜面上端

C ツアーコース入口急斜面

画像・記事の転載・引用・リンクについて

ツアーコースでの下山滑走の可否を左右するのは、入口急斜面上端部分ですが、それよりも上部の2番標識付近で積雪が途切れ、1番標識より下部はアイゼンを装着しても下山となります。

入口急斜面上端は完全に積雪はなく、その隣の樹林帯から下りますが、先週よりも幅が狭くなり滑走はできません。かなりの急斜面のため、アイゼンなしでの下山は不可能です。また、その先の入口急斜面はクマザサが生い茂っていて、ツボ足だと滑るため、アイゼンが必須です。

このような状況のため、ツアーコースでの下山はお勧めしません。位ヶ原山荘から春山バスにて下山してください。

次回速報は5月11日(土)の予定です。(2024/05/03 21:45更新)

 

5月3日(金)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月31日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了し、それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。4月1日(月)〜4月12日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月31日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月1日(月)〜4月12(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月12日(金)11時〜28日(日)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(月)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(日)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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