ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2002/10/19) B
【雪渓上部 T】
先週から比べると白い部分がかなり増えています。
2〜3日前に降った雪が残っています。今年は冷え込みはあまり厳しくないものの、初雪などは例年とさほど変わりないように思います。
もちろん雪渓の上にも真新しい雪が所々のっています。
ご覧のように新雪と雪渓の部分ではこれだけ雪の色が異なっています。いつもお伝えしておりますが、雪渓の下端部分は日中の日差しと夜の冷え込みにより雪融け・再氷結を繰り返すため、非常に硬くなっています。しかし、ご覧のように下端部分にたくさん新雪が残っていますので、雪渓に上がるのに苦労することはなくなりました。
地面から雪渓に上がるのに苦労することはなくなったのですが、滑走するバーンには新雪は残っていませんので、先週もお伝えしたように硬いバーンであることには変わりありません。もう少し正確に言うと表面は少しやわらかいのですが、それはほんの2〜3センチのことで、その下はかなりカチカチの状態です。ですからブーツで引っかかる部分を作ろうとしても登っていくことはできないのです。ですから、ご覧のように板を履いたまま、横歩きして、登っていくわけです。
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